名寄が位置する上川地方は、北は、稚内にほど近い中川町から、南は日高地方に接する占冠村まで、約300kmに及ぶ廣い地域で有り、本州、九州の人には想像出来ないでしょう。名寄は上川北部地域の中心都市として繁栄し、地形的には四周を山に囲まれた盆地なるが故に、夏は30℃と暑く(然し湿度が低いので暑く感じません)冬は(-)30℃を記録することも珍しく無く、又、夏に於ける昼夜の温度差も大きく、この天の恵みを受けた農産物も、グリーンアスパラガスを始めとして、カボチャ、ジャガイモ等々が有名であり、かの有名な伊勢神宮の赤福餅は、名寄産の糯米で作られて居ります。 この様な名寄の冬のシンボルサンピラーは、快晴無風、気温(ー)15℃前後の気象条件の中で、空気中のダイヤモンドダストに太陽光が反射された光の柱です。名寄の自然豊かな背景の中に、それぞれ個性豊かに輝いて居ります。 続いての写真樹氷(モンスター)は、標高約1000m(内地では2000mの山に匹敵)のピヤシリ山頂に、その威容を誇って居り、東北の蔵王の樹氷に負けず劣らずの景観を見せてくれます!!晴天の日には、ピヤシリ山頂から東にオホーツクの海が、そして西には日本海が遠望出来ます。それに此処ピヤシリには「ダケカンバ」が多く繁茂しており、癌の妙薬「カバノアナタケ」も採れる所で有名で有り、3月にはアナタケを求めて多くの人が訪れます。サンピラー、樹氷の写真はページ一覧でご覧下さい。 名寄の花として親しまれている、ユリ科の花「オオハナエンレイソウ」です。4月から5月頃に北海道の原野や、広葉樹林の下に咲く多年草で、凛としたした一本の茎に大きな三枚にの葉と、白色で気品の高い花が特徴です。開拓当時より住民に親しまれ、北大の校花でもあり、種子からの開花は10年ほどの年月を要し、勤勉な名寄市民を象徴するに相応しい最適な花です。 名寄市の鳥アカゲラです。キツツキ科の留鳥で夏期は主として山地に棲み、冬季には、エサを求めて市街地にも現れ、人家付近の樹木に巣を作る事も多く、白、黒、赤の美しい配色でバ-ドテ-ブルにも、ちょいちょい可憐な姿を見せてくれます。 市内の山野に廣く自生し「森の貴公子」といわれ美しい林を作ります。明るい場所を好み、樹液は人工甘味料「キシリトール」の原料にも成ります。最近は採取した樹液をそのまま利用することがブームに成って居ります。開拓以来地域の歴史を物語り、「シラカバ」の名が付いた施設、祭り、物産も多く見受けられます。 "> 名寄の真冬の細氷象徴サンピラ-です。今年は元旦の朝日の中に現出いい年になる吉兆では!の期待を持たせました。 名寄にはもう一つの顔が有ります。それは釣りです!!地域的に、オホーツク海、そして日本海と比較的に近く、春のカレイ、秋の鮭、鱒、冬はチカ等が楽しめます。湖沼釣りでは近くの「朱鞠内湖」で春夏秋冬の釣りが出来て、「いとう」「鮒鯉」特に冬に於いては「ワカサギ」の氷上釣りが家族連れの太公望で賑っております。渓流のヤマメ釣りでは、ここ名寄近郊の河川全てで魚影が濃く、釣りキチを喜ばせて居ります。ヤマメ釣りについては、その都度、フリーページで紹介をしておりますので乞うご期待です。 オホーツク海側の代表的な河川、徳志別川の源流にある自然溢れる瀧の姿です。 釣行1時間の釣果です。岩魚が一匹混じって居りますが、上記の瀧の上流は手つかずの岩魚の宝庫です。熊さんも頑張って居りますよ!! 平 成 X 年 度 Y 作 戦 計 画 1.状況 (1)敵(山女魚※1) 深山幽谷の清流に隠棲し、優雅な姿態と猛烈なるファイトを有する。特に奥地の源流地域に有っては山おやじ(※2)の庇護を受け尺を超える事も希ではない。 (2)我が関係部隊 同行する親愛なる息子、親友と言えども渓流に於いては、全ての釣り人が良きライバルであり、その釣技を競う。 (3)配属等 天上天下唯我独尊、頼りは 健脚と釣技のみ!! 2.構想 (1)方針 〇〇は、道北名寄周辺に於ける全ての渓流を踏破征服、人跡未踏の?秘境に華麗なるファイター渓流魚の女王と称する「ヤマメ」を探求捕捉し、頑健なる身体と不撓不屈の精神を涵養する。 釣魚に当たっては周密にして機敏、剛胆にして沈着「兆候必釣」の信念に徹し、前年度の釣果を大幅に拡張する。 尚、本釣行により名寄に於ける生活を大いにエンジョイし、〇〇家における動物タンパク源の確保に当たる。 (2)指導要領 ア、機動 車両運行に有っては整備、点検の確行と道交法の遵守により、無事故無違反に徹する。尚、帰路に有っては疲労の蓄積が大で有り、居眠り運転防止に留意する。 イ、安全管理 (ア)釣行全期間を通じ極力単独行を避け、2名以上の組み行動を原則とする (イ)山親父の兆候有る渓流においては、特に慎重な行動を取ると共に爆竹、ホイッスル等で山親父に我が所在を確認させ安全を期する。 (ウ)3.4月の雪代ヤマメ(※2)の時期においては、融雪雪崩、及び不意急襲する増水などに深く注意する。 (エ)入林許可を必要とする地域に入る場合は、森林管理者の許可を得て入林する。 ウ、密漁 密漁は絶対にこれを許さない!!これが為普段より禁漁河川、禁漁期間の熟知掌握に努める。 エ、釣魚期間 (ア)早春期(3月下旬から4月) 春とはいえ道北地方に於ける4月は、名残の雪もまだ多く、残雪数丈を見ることも希では無い!スキー、ガンジキ等の携行が必須事項で有る。 敵(雪代ヤマメ)は、湧水等の有る源流域の落ち込み等を棲家とするも、時として陽の当たる浅瀬に出ていることもある。夏期に見られる貪欲なまでの食欲は見られず、又俊敏な動きも無い!釣果は天候気象水温等に左右されるも、経験と釣技が大きくものを言う。 雪代ヤマメ釣りの風景(H20年3月22日) 雪をかぶった本流の流れ 雪の壁での釣行になります!! 魚体は昨秋のサビ(婚姻色)が取れておりません。約1.5hの釣果です。 ◎ 3月下旬 名寄周辺に於ける源流域の細流 ◎ 4月 主として宗谷、北見管内の源流域の細流と成るも。この 時期は禁漁河川(※4)でも釣魚可能な河川有り!! (イ)初夏期(6月~7月) 6月1日待ちに待ったる解禁日で有る、然し道北の源流域においてはまだまだ残雪多く、雪渓があちこちに見られ融雪水(雪代水)による増水、低水温により食いも悪く、渓流の選定に苦慮する6月上旬の釣りとなる。主として本流を避け南側斜面の残雪少なく穏やかな流れが対象となる。この時期には、北海道特有のタケノコも山中には芽を出して居り、水温上昇を待つ間のタケノコ採りも有る。この様な状況は6月下旬まで続く。7月上旬以降においては、水も落ち着き水温も適温となり、本流主体の釣りとなり。夏尚、冷涼なる渓谷に健脚を駆使して、幅広ヤマメ(※5巾びろ)を追っての釣行となる。幅広ヤマメの特徴は鮭科独特のファイトむき出しのアタリであり、豪快そのもので有る。鮮やかな銀鱗、陽光に映えるパーマーク、これを掌中にして魚籠に収める心底は、その人のみぞ知るもので有り、大物数匹を上げ底の見えない魚籠を二度三のぞき込む心境は我一人では有るまい!!この時期においては、蕗、独活、行者ニンニク等の山菜も多く見られ、川の幸、山の幸と幸ずくめである。 (ウ)盛夏期(7月中旬~8月中旬) 昨年秋に誕生を見た新子達も10cm前後に成長、ヤマメ釣りも最盛期を迎える。灼熱炎天の下秘境成る渓谷において緑陰に涼をとり、新子ヤマメに挑戦、ポイントは主として落ち込み、瀬ガしら、チャラ瀬となる。チャラ瀬での釣りはやや釣技を必要とするも、これをマスターすればヤマメ釣りの真髄に触れる事となる。 釣果は、水量、水温、釣技に左右されるも、運、鈍、根である。 (エ)初秋期(8月下旬~9月下旬) 8月ともなれば道北に於いては、秋の気配も濃く漂い木々も紅葉を帯びてくる。この時期は巾広等は婚姻色を帯びてやや黒みを帯び(※クロスケ)、釣り人はやや敬遠気味となる。 これに比し新子ヤマメは白銀に輝き、引きも、手応えも、釣り人を最高に楽しませて呉れる最盛期である。 道北にあっては何処の渓流でも釣果が上がり、新人でさえも三桁の大台に乗ることも夢では無い!! (オ)晩秋期10月上旬~11月上旬 浜頓別のクッチャロ湖には早くも白鳥が姿を見せ、中でも気の早い白鳥は十数羽の編隊を組み南下する姿も見られる頃となる。 木々も紅葉、落葉となりヤマメが棲む奥地に有ってはその感も強く、夏の間かたくなに釣り人を拒んだ抹小の細流も、植生の枯去により流れの全貌を見せるようになり、草多き夏の渓流に変わって最良の流れとなる。ポイントは夏に準ずるも深みに、瀬尻に集まる傾向となる。水温も10℃以下と思われ、夏に見られる俊敏な動き、旺盛な食欲は見られず、引きも弱いが晩秋の釣りもまんざら捨てたものでは無い! 又、この時期はキノコも群生しており、山の幸、川の幸と一石二鳥の釣行でもある。 (カ)休釣期11月中旬~3月中旬 徒に座して食するではなく、昨シーズン釣行の分析、反省、図上偵察等々おさおさ怠ることなく実施して、来シーズンに備えてのやることはいっぱいある。 3.各人の任務 (1)指揮官 道北に於ける全ての渓流の特性を把握し、不撓不屈あらゆる困難を克服して、釣行に邁進心身の鍛練と我が家のタンパク源の確保に当たる。 (2)副官 指揮官の意図を深察し、夜討ち朝駆けになろうとも誠心のこもった弁当を持たせ、ニッコリと送り出す。 (3)その他 釣行計画=年間諸計画源であり全てに優先する!! 4.人事、兵站 (1)人事 2人以上の組行動の実施 (2)兵站 ア、携帯糧食2食以上 イ、飲料水現地調達 ウ、予備釣具(竿、長中短)等々 エ、雨具 オ、警笛及び爆竹 カ、偏光グラス キ、防虫線香 ク、運転免許証 ケ、林道ゲートキー及び解錠番号の掌握 5.指揮、通信 (1)指揮 年齢地位に関わらず経験と釣技が全てで有る。 (2)通信 副官等に対し、釣行河川(〇〇川の△△~××の間)及び予備河川及び同行者、帰宅予定時刻等の明示 6.その他 (1) ※1山女魚・・・・・・・・サクラマスの陸封されたものであり、小判 型のパーマークを有し99.99%は♂ヤマメであり、♀ヤマメは年に 1~2回程度新聞紙上を賑やかす程度である。 美しい魚体で渓流の女王と称される。関西では「アマゴ」九州(宮崎、 熊本)では「エノハ」と呼ばれている。 (2) ※2 山おやじ・・・・・北海道に於け羆の愛称 (3) ※3 雪代・・・・・・・・・春先の雪解け水・・・雪代ヤマメ (4) ※4 禁漁期間及び河川・・・上川管内以南4月~5月道東及び 留萠、北見、宗谷管内5月~6月 禁漁河川 天塩川系支流 ペンケナイ(美深)パンケナイ(中川)(1月~3月可) オコッペ川系支流 ペンケ含~本流ウツツ川合流点 (1月~4月可) 幌別川支流 ペンヶナイ(歌登)(1月~4月可) フーレップ川全域(1月~4月可) 増幌川、上下苗太路川(宗谷)全期間 幌内川(ダムより下流) (5)※5 ハバ広ヤマメシーズン当初に釣れる大型ヤマメ
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待ちに待った!!6月1日がやって来た、然し今シーズンは天候気象がままならない、気温が低くどんよりと曇り、それに冷雨も混じると云う最悪の天候気象が続く!!その様な状況の中で名寄地方の、今朝の気温は4時現在で2℃と最悪、気温水温が上がる午後まで待って、今シーズン竿おろしの川に決めていた、サンルの「ホロナイ越し川」に向かう!!川の入り口に2日~3日前の者密漁の足跡がある。とんでもないヤローだと怒りながらも、相棒の釣友モトセさんと竿を出す、気温水温の上昇を待って午後からの入渓流と成るも水温8℃は低い!それでも根気よくゆっくりとの釣行、それでもさい先良く1投目に来た!!13cmほどのヤマメがポイントの瀬じり来てくれたバンザイだ、相棒にも揚がった様だ、1.5時間ほどを釣行15匹ほどが来てくれた!!満足して帰路に付く!!
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