北斎展へ
名古屋市美術館で開かれている北斎展へ、家族で行ってきました。平日なのにすごい人! 土日はきっと絵が見えないんじゃないかな。。真正面で見たいから、列からはみ出ずゆっくり見ました。葛飾北斎というと版画が有名ですが、それは70歳を過ぎて晩年の作品。第一部は、フランスとオランダから初めて同時に里帰りしたという、肉筆画の展示でした。丁寧で細やか、人の表情に見入ってしまいました。夫は、最後まで見ても、肉筆画がよかったよかったと言っております。北斎の知らなかった一面を見れた気がしますね。それでも私はやっぱり、二階へ上がったときに感動!青と白のコントラストがカッコよすぎる~。「冨嶽三十六景」(当初36枚の予定でしたが、10枚追加して46枚に)これまで本では見てきたけど、やっぱり原画は質感を感じることができて。。それまで、なかなか動かない列にまだかな、まだかなぁ。。と思っていた私も、もっと立ち止まって見ていたい気分になりました。 「神奈川沖浪裏」これを見たドビュッシーが交響詩「海」を作曲した。またゴッホが手紙で賞賛したことでも有名です。「凱風快晴(赤富士)」は生で見なければ語れない。ものすごいパワーでした。「黒冨士」も対照的に静の力強さを感じました。ヨウはずっとパパに抱っこされていましたが、「面白い絵だね」と言っていました。ヨウの他に子どもは見渡す限りいませんでしたが、美術館の雰囲気を感じてもらえただけでもよかったかな。夫との美術館デートの思い出話をしたり、学生時代を思い出したりと(学芸員の資格を取るため、この美術館へも研修に訪れました)日常を離れた数時間でした。