というわけで、昨日のエントリーが先週木曜日の話題でしたが、翌日の金曜日も演奏会に行ってきました。大阪フィルさんの定期演奏会です。曲目等は以下のとおりです。
大阪フィルハーモニー交響楽団 第575回定期演奏会
曲目 J.シュトラウス2世 ポルカ「クラップフェンの森で」
ショスタコーヴィチ ステージ・オーケストラのための組曲より(抜粋)
ショスタコーヴィチ 交響曲第13番変ロ短調 作品113「バビ・ヤール」
指揮 井上道義
このブログを長く読んでくださっている方や、この手の話題についてきていただいている方ならばほぼご存知でしょうが、井上道義さん、今年いっぱいでの現役引退を表明されています。なので、何かと「最後の」がついてしまうのですが、大フィルさんの定期演奏会はその「最後の」になりました。なので、この回はやはり特別な思いを持って聴きに行ったのですが、相当印象に残るものになりました。その理由の多くは後半の曲によるものですが、この話題は次回にしっかりとさせていただきます。
て、前半の2曲ですが、1曲目のシュトラウスのポルカを大フィルさんの定期演奏会で、というのは逆に新鮮でした。そして、どちらかというとがっちりした演奏、という印象のポルカになっていましたが、それだけに新年一発目に聴くあのウィーンフィルのニューイヤーコンサートでのポルカはやはり別格なのね、と痛感したところです。
そして、2曲目ですが、サックスが4本入るなど、かなりユニークな曲でしたが、この後の曲が相当重たい曲であることを知っているがゆえに明るくて軽い曲想が余計に引き立つ演奏になりました。この日の選曲はマエストロがされたのでしょうが、なかなか効果的なプログラムだなあ、と感心しきりでした。実際演奏も素晴らしかったですけれど、ですが、それだけにこの日のメインを迎えるのが余計楽しみとなったのですが、ここから先は改めまして。