というわけで、昨日は大阪交響楽団さんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。
大阪交響楽団 第270回定期演奏会
曲目 ブラームス セレナード第1番 ニ長調 作品11
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83
指揮 山下一史
独奏 清水和音(ピアノ)
今年度最後の定期演奏会でしたが、オールブラームスプログラムというなかなか本格的なプログラムですが、メジャーなシンフォニーではない曲で組まれたプログラムもいい感じだなあ、と感じたのはすでに性格曲がってるのかも、ですが、いえいえ、趣き深くていいですよね、と思いました。
そして、1曲目のセレナード。この曲があること自体は有名ですが、存外演奏される機会は少ないように思います。実際、生でこの曲を全曲聴いたのは初めてだと思います。確かに、演奏面ではかなりの技量が要求される感じが随所に、です。超絶技巧で、ではなく、本当に緻密な音楽が続くから、というのが余計に奏者の技量を求めるなあ、とはブラームス作品ではいつも思うところですが、この曲はさらにその色が濃くて、です。プロの演奏家でもかなり神経を使うのでは、と思いましたが、どうなんでしょうね。
とはいえ、曲自体は実に聴きやすいですしそれでいてしっかりとした構成になっていて、なのはさすがブラームス、というところです。今回生で聴く機会を得たので、録音でもしっかりなじみたいな、と思う名曲でした。
メイン曲のピアノ協奏曲については改めまして。