カテゴリ:着物 着付け
今日は、着付け教室の「おしゃれ教室」でした。
日本最初のお饅頭を、日本最古のお饅頭を作ったお店に復元してもらい、それをいただきながら、そのお饅頭のお話を聞く。 そして多くの新しい反物もまた合わせて楽しむ。 という会。 来ていた協賛店は市田さん。 お饅頭や着物の柄の説明をしてくれたのは、松田先生です。 さて、ではお饅頭のお話を紹介しましょう。 これが日本最古のお饅頭です。 写真はおみやげでもらって帰ってきたもの。 その場ではこれとは別に1ついただきました。 特別に作ってもらったものだそうで、一般には作っていないのだそうです。 お饅頭は、古代中国から日本に入ってきました。 1000年前に遡ります。 中国では小豆はつかわず、今の肉まんのようなものだったのだそうです。 それが日本にわたり、肉の変わりに小豆を包むようになりました。 これは、当時の日本人には肉を食べるという習慣がなかったからだろうと言われているそうです。 このお饅頭の真ん中に、十字模様があります。 これにもちゃんと意味があります。 中国では四方には、それぞれを司る神がいる、と言われていました。 それは日本に入り、日本でも取り入れられています。 四方とは東西南北。東に青龍、西に白虎、南に朱雀、北に玄武。 聞いたことがあるでしょう? そしてその真ん中に、天皇やその時代の最有力者が住んだんです。 四方の神に守られるように、との願いがこめられているのだそうです。 今でも残っているのは相撲をやる国技館の土俵。その上の大きな房です。 東には青い房、西には白い房、南には赤い房、北には黒い房。 これは、激しいスポーツである相撲の最中、怪我をしないように、との願いがこめられているのだそうです。 このお饅頭の食べ方は、この十字の模様にそって4つに割り、1つずついただく。というのが正式な食べ方なんだそうです。 餡は小豆なんですがちょっと塩味も感じました。 おいしかったです。 こういうお話を知るだけでも、ひとつ勉強できて嬉しい。 世界が広がったような気がします。 あ、そうそう。 この場で出たお茶は、一保堂さんの緑茶でした。 ここのほうじ茶を飲んでいた私は、すごく嬉しかった!! 60度で飲めるように丁寧に入れられたお茶は、そんなに高くない茶葉なのに、最高においしかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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