3,900円で送料無料。
米アマゾンは、年会費3,900円を払えば、商品の配送料が無料になる新サービスを日本で始めた。従来1,500円以上の買い物が無料の条件だったが、少額の漫画本1冊でも配送料を気にせず何度でも購入できる「使い放題」だ。ネット通販の巨人の新サービスは、ライバルにとって新たな脅威となりそうだ。これは画期的!3,900円という金額を算出したところに脱帽。確かに最近は価格競争と共に、送料無料競争がおきている。いくら以上お買い上げで送料無料、こんなサービスも、5万円、3万円と標準化、最近は1万円以上送料無料のネット店舗も多い。通常メール便より大きいサイズになると小荷物でも平均的に300円前後の送料がかかる。大型商品ともなれば数千円はかかる。3,900円は単行本なら数十回分の送料だけど、1回の買い物でそれ以上の送料がかかるケースもあるはずだ。利益で言えば300円と言えども10,000円商品では実に3%。3%と言えば、ネット店舗の平均的な粗利率だ。1万円以上送料無料では商売にならない。なんかのデーターだと、1ユーザーがと特定のネットショップで年間に購入する回数は、平均2.6回。当面は長期的にはメリットを考慮した先行投資だと思うけど、営業ベースの買い物点数と平均単価など、考えに考え抜かれた3,900円だ。