メールじゃなくてファックスで。
何か資料をメールでお送りしますとか、PDFで添付するとかいうと、「メールじゃなくてファックスで。」というお客さん、取引先は少なくない。某記事によると、世界ではいまだにファクスの需要は根強いらしく、今も世界中で4300万台といわれる機器が現役で使われているそうだ。米IT系調査会社のIDCによれば、2017年に実施したグローバル企業200社への調査で、43%はファクスの利用が前年よりも増えたとすら答えているとか。毎年新たに購入する人たちも多く、その数は年に数百万台規模になるという。国別で見ると、最もファクスを購入しているのは米国で、その後は、日本、ドイツ、フランス、英国と続く。そして年間170億枚の文書がファクスでやりとりされている計算になるらしい。電気量販店やオンラインでも新しいファクス付き電話などが販売されているのは、需要があるからなんだよね。データベースのシステムが統一されていないお役所関係も、みんなが同じように使えるファクスに統一した方がスムーズだなんて言うしね。ただ今や電子機器にも精通したスマホ世代、今の子供たちとの世代交代とともに消えていく運命なんだろう。