カテゴリ:カテゴリ未分類
高野山は言うまでもなく、空海が開いたお寺ですね。 そして毎日朝5:30と10:30に、空海が入寂した御廟にお食事が 運ばれます。(先日のブラタモリで、精進料理だけど、今風のパスタ 類やカレーもお供えされると言っていましたね。空海がパスタ(≧▽≦))
でも、文献上、空海は荼毘にふされた、つまり遺体は焼かれているん ですよね。 淳和上皇が荼毘にふすよう「院宣」を出されたと。 院宣は重い物ですし、実際空海の弟子であった桓武天皇の孫高岳親王は 焼かれた遺体の埋葬に立ちあっています。
でも・・・。 空海は56億何千年か後、弥勒菩薩がこの世に現れた時に一緒に現れる と言い残していますし、亡くなった後100年程経った後と、もうちょっ と経ってからの2度、空海の入寂姿を見た高僧達が空海の爪や髭が伸び ているのを整えたという記録が残っています。
そして、あの藤原道長。 空海の姿は公開していないのは当時も同じだと思いますが、権力者だし、 恐らく相当の寄進もしていたのでしょう、空海の姿を覗き見ています。
「ご入定の様を覗き見たてまつらせ給へば、御髪青やかにて、奉りたる 御衣、いささかも黄ばみ煤けず、鮮やかに見えたり。・・・ただ眠り給へ ると見ゆ。」 と、「栄花物語」 の中にあります。
やはり空海は高野山の奥の院の後廟で修行を続けているのでしょう。 司馬遼太郎は、「空海がいるのか、木像などを代わりにしているのか、 それともその空間を神聖な物として扱っているのかはわからない」と 言ったような事を書き残しています。
空海は所謂「即身仏」(ミイラ)ではなく入定したので、今でも修行を 続けているとされています。
私は空海が荼毘に付されたと聞いた時、すんごく驚きましたが、本人が 入定すると言って亡くなった物を、いくら院宣が出ても高野山側が荼毘に 付すことは無いかなと思います。 だって、荼毘に付してしまったら、56億年後に現れて衆生を救う事が出来 なくなりますものね。
道長や他の僧たちも実際見たり、数珠の綻びを直したりしているので、 やっぱり空海は今も修行中なのでしょう。
今でも髭や髪は伸びているのかな? いつも応援ありがとうございます
にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 1, 2017 02:20:13 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|