|
|
|
May 20, 2018
カテゴリ：お気に入り
いやぁ、明智光秀の子孫である明智憲三郎さん著の「本能寺の変431年目
の真実」、読み終えると、内容がその通りと思えてしまう程、よく調べて 書いています。 どんだけ資料を見つけ出して、熟読してんねん、て感じ。 徹底的に推測で済まさず、「蓋然性」を求めています。 以前明智さんがテレビで結局本能寺の変の首謀者は秀吉でしょうね、と言 っていましたが、そういうことかな？ 私が読んだ所では、秀吉は本能寺の変の後4か月後に書かせた「惟任（光 秀の役職）退治記」で、光秀を悪者として仕立て上げ、公家衆や世間に繰 り返し読み聞かせて、反論を許さなかったということ。 一番の裏切り者は光秀が以前仕えていた細川忠興の父・藤孝ではないかと 取れます。 簡単に言うと、信長は諸大名に与える土地が無くなったので、明や朝鮮 侵攻を考えていた。それと共に、自分に立てつく四国の長曾我部氏を討 つ計略も進めていた。 また、いずれ強敵となるに間違いない家康の暗殺を密かに光秀と進めて いた。 しかし、長曾我部氏は明智家の親族であるし、明や朝鮮への出兵に光秀は 反対し、信長から足蹴にされたりしているから、元の主君である細川氏を 頼って信長暗殺を謀った。 家康の援軍の到着が遅れたことや、信長の嫡男信忠が京都にいたことを 光秀が知らなかったこと、細川氏はじめ光秀が頼った大名の誰も、本能寺 に駆けつけなかった事等で、光秀の謀反は失敗に帰した。 もう騙し合い。 ・家康を討とうとした信長。 ・信長の政策に反対する光秀の陰謀。 ・光秀の陰謀を恐らくかなり早い段階で秀吉に知らせた細川藤孝。 まだまだ中身はもっと濃～いですよ。 で、光秀は子孫を残すことが唯一の希望だったので、側室の子供達にも 城と共に討ち死にするのではなく、逃げ延びることを教えていたと。 そして実際一子相伝で、「我が家はあの明智家の末だ」と代々伝えられ た家が何軒もあって、そのうちのある家は、一族の誰かのお葬式で、 「これまでは長男にしか伝えてこなかったことだが・・・」 と、いきなりこの時代になって自分が明智光秀の子孫であることを知ら された有名人もいるとか。 その人は次男だったので、本来なら知る事は無かった身ですね。 でも、かなり広がっていますよね。 男の子が生まれればどんどん増えて行く訳ですから。 勿論「明智姓」は名乗らず来ています。 うちの実家みたいに、家系図で一代目から、更にその前の大本家までわか っていても、私の子供達はその家系図には乗りません。でも、実家の血を 引いていると言えばそう言えます。 切りがない程光秀の子孫は言い伝えを守って、現在でも立派に存在し、 しかもこのような本を書いてくれる子孫まで出て来てくれて、光秀も喜ん でいるかな  そして、この本の内容は合っているのでしょうか。 まだこれからも著者は研究を続けて行くようです。 高野山にも明智光秀の分骨のお墓がありますが、何度取り替えても墓石 に縦に亀裂が入るのだとか。 宜保愛子さんは、本能寺の変は誰かに操られていたようだけれど、それ が誰か武士なので言わないの、と言っていたけれど、それはこの本の中 身とはちょっと違うかな。 この本の通りだとするなら、細川家に裏切られた事、そしてそれを見抜 けなかった自分に対する悔しさじゃないでしょうか。 この本も宜保さんの言う事もどちらが正しいかはわかりません。 宜保さんは本当は光秀の言葉を聞いていたかもしれないけれど、歴史を 変えるような事は口にしなかった可能性も無きにしも非ず。 長い本ですが、飽きません。 この前に出した本も是非読んで欲しいと著者は言っています。 いつも応援ありがとうございます   にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
May 20, 2018 03:40:36 PM
コメント(0) | コメントを書く
[お気に入り] カテゴリの最新記事
|
|
