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なかなか皇后様お一人を狙った写真が見つからない 紀子様の小袿との違い、わかりますか? 動画を静止して撮っているので、ボケててすみません。 胸元と袖口でわかった奥さんは、立派な十二単衣通 紀子様は、薄い緑と濃いめの緑の合わせの小袿に、同じ濃いめの緑の 単衣をお召しでした。 皇后様の小袿には、表(白)と裏(緑)の間に、中陪(なかべ)と いう黄色い布が挟まっています。 中陪は、1枚で2枚着ているように見えるので、華やかさを出す為にも、 何枚も袿を重ねてだぼっと見えないようにという工夫でもあります。 この黄色で、お顔が明るくなる効果があるように見えます。 大河ドラマなどは、よくこの手を使い、1枚の衣に襟元と袖口と裾に3枚 か4枚の綺麗な色目の布を付け、1枚しか纏っていないのに、4~5枚重ね て着ているようにしていたのを思い出します。 本来は小袿に用いられたようですが、そのうち袿にも用いられるように なりました。 今回は、皇嗣妃殿下は中陪を省略して、皇后陛下を立てたのではないで しょうか。 宮内庁が決めたのだと思いますが。 こちらの写真は、単衣がとても大きな衣であることがわかるかな、と 思い、載せました。 皇后陛下の袖口や裾から出ている紫の衣が、単衣です。 二重織物の紫の紋と単衣の色を合わせていらっしゃるのですね。 濃淡の違いはありますが。 そして、小袿の裏地の緑は、紫の丸紋の下に横に織られています。 地織りの上の文様が、皇后様の場合、まるで刺繍を施したように厚手 なので、ちょっとごわっとしましたね。 新調であることもあるのでしょう。 まだ糊がよく利いているようです。 十二単衣を着ても、袖口から単衣が出ているのは珍しくありません。 平安時代の絵では、必ず単衣が何枚も重ねた袿の袖や裾からはみ出てい ます。 現在の皇室は、平安時代程単衣を大きくは作っていないようですね。 髪形も、今のように横に張る髪形は、江戸時代に宮中で流行ったものが 定着したものです。 私は、 そんな事せずに、そのまま髪を後ろに伸ばして、前に左右1筋ずつの 鬢削ぎ(びんそぎ)を垂らした方が好きです。 https://www.miyabi-yuki.jp/2013/08/16/post_74/ より どんどん長くなるので、今日はこの辺で。 いつもポチっと応援ありがとうございます にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 14, 2020 09:28:36 AM
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