庭近くにいられない姫様たち
アップしたはずの「光る君へ」あれこれ、がアップされていず、途方に暮れるみことですさて、今日の「光る君へ」ですが、中宮定子や帝自らが雪の庭に降りて行く・・・ということは、当時ありませんでした。雪遊び、と言うと、女の童(めのわらわ)が庭で遊ぶのを見る、です。自分が雪で遊ぶのではなくて。まぁ、奥さんも、当時長袴のままで庭に下りはしないだろうと思いますよね。実際ドラマでも、定子が地面に下りる前に次の場面に移っています。以前書きましたが、高貴な女性は「端近(はしぢか)」にはいません。人に見られないことが普通だったので、高貴な女性ほど屋敷の奥の方にいて、端近にいることははしたないとされていたからです。「源氏物語」の中で、女三宮が蹴鞠をする貴公子達を見る為に、御簾近くにいた為、猫が御簾に絡んで御簾がめくれ上がり、姿が見えてしまいます。それを、柏木が見て恋をしてしまう訳ですが、夕霧は、女三宮がそんな端近にいたことを心中で非難しています。ですから、前の回で定子が外廊で一条帝の笛を聞いているのも、不吉だからと月光を浴びることを忌んだ風習もあったこともあり、二重に”あり得ない”です。ただ、家の奥の方ばかりでは画面が暗くなり、特に夜の場面では、当時を想像出来るようにか、かなり暗くしていますよね。で、月光で演出しているのかと。 (C)NHKそう言えば、月はまひろと道長にとって、お互いを想う時に写りますね。満月だったのが、半月になっているのは何故か・・・とまで読んでいる方もいるようで、私の様なぼんくらははぁー、感心するばかりです。いつもポチっと応援ありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村