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カテゴリ:恋の話
未來が好きになった人たち。 今はもう逢えなくなってしまった人、今でもときどきメールや電話をしたり、たまに食事をする。 未來が今までしてきた恋愛ってどうだったんだろ。最近、そんなことを振り返っている。 初恋はいつだったんだろ。 小さい頃好きだったのは近所のハーフのお兄ちゃん。10歳以上も年上だった。 未來が3つぐらいの頃の記憶。 キスを教えてくれた相手。 子供にそんなこと教えて何をたくらんでいたんだろう・・・。 小学校の頃なんて特に何か恋愛をした記憶はない。 遊ぶことが毎日の楽しいことだったから。 しいて、恋をしたのかなって思うのは、先生に憧れたぐらい。 スキって感情じゃなかったかもしれないけど。 ものすごく憧れていた。未來が教員資格をとろうと思った最初のきっかけかもしれない。 学級テーマが『愛』だった。先生は未來の弟のクラスの先生とつきあってた。ときどきデートしてたり、運動会の日におそろいのジャージ着たり・・・。何も言わなかったけど未來たちに愛って言うのがどんなものなのかを考えるチャンスをくれたと思う。 中学時代は、ちょっと悪っぽい子に憧れた。ありがちなパターン。 でも、素直になれずちょっと話したり、キライじゃないけど3番目ぐらいに好きな子としか付き合わなかった。付き合ったって言っても、大恋愛をしたわけでもない。 男の子の気持ちなんて分からなくって、学校帰りにお家の近くまで送ってもらうのが精一杯。 いじわる言ったりすることでしか、自分を出せなかった気がする。 高校のとき。勉強することで精一杯。 先輩に憧れて、でも思いを伝えることなく撃沈した。お祭りの日に浴衣を着て先輩の姿を見たから「H先輩」って声をかけたのに、普段ボーイッシュなあたしが女の子っぽかったせいと暗がりだったせいと、先輩がド近眼だったせいか、未來って気づいてもらえなかった。 数年後に先輩とあって未來だったと伝えたけれど。そのとき「ごめんな」って言われたっけ。 最期の学園祭の時に、隣のクラスの男の子を好きになった。一緒に生徒会をやっていた仲間。悪もいっしょにやった。でも、後輩の女の子が先に告白しちゃってあたしは身を引いた。 今も変ってないけど、変なプライドだけはたかく、素直になれなかったな。 それからは、学校じゃなくって外で出会った人に憧れたなぁ。 レスキューをやってる背の高い彼。未來は自分が小さいので背の高い人が好き。 お店に行って普段は届かなくって見るのを諦めてたもの何でも取ってくれた。 でも、未來に叶わないものがあった。 彼は鰥夫だった。未來みたいに体の小さいほっておけないかわいい奥さんがいた。そして彼女の残した忘れ形見。未來は奥さんを忘れさせてあげることも、奥さんを失った悲しみから開放してあげることもできなかった。ただ二人でいるときは楽しかったけれど。 どこかで奥さんを未來に重ねていたのがわかったから寂しくて、未來から姿を消した。大好きだったのに。でも「未來はきっといい先生になれるよ」って言葉、大学に行って挫折しそうになったときすごく助けられた。レスキューの人たちを見かけるたびに彼のその言葉を思い出しては。 18の頃未來は9つ年上の人と遠距離恋愛をしていた。 毎日逢えない分、いろんな話を電話でしてくれた。わがままばかりで何も知らない未來が納得するまでいろんなことを話してくれた。「今はわからなくってもいいから、きっと大人になったらわかるよ」って言いながら。。。その頃は全くといっていいほどわかってなかった。「なんでこんなことで文句いわれなきゃならないの」って反発ばかり。「未來はまだ荒削りだけど磨けばもっと光るいいものをもっているんだよ」と言ってくれたことがある。当時、その言葉の意味なんて全くわからなかった。ちっぽけな石ころだと言われたような気がしてムクレた記憶がある。 遠く離れていることや普段あえないことが辛く、最終電車が出発するギリギリまでわがままを言いつづけたこともある。「今日は帰れ」と言われて嫌われたと勘違いもした。今でこそ愛情があっての言葉だと理解できるけど、何もわかっていなかったと反省する今日この頃。 その後もたくさんの人と出会った。 みんな、台風や嵐のように未來の前を通り過ぎていった。 付き合った人、付き合うことはなかったけど未來が憧れた人。 一番辛いのは、決して未來のものにはならない人たちとの出会い。 きっと生まれてくるタイミングと出会うタイミングが悪かったんだね。 前世で生き別れた兄弟だったのか家族だったのか、夫婦だったのか。 どんな人との出会いも未來は魂が関係してると思ってる。 魂が呼び寄せた出会いのときは、「やっと会えたね」と心がそう言う。 であった人にそれを伝えたことはないけれど。 未來は奪い取ろうとも奪い取られようとも思わない。 叶わない、結ばれない人との出会いはどんなにつらくても一線は越えないようにしてきた。 その人がどんなに未來を好きだと言ってくれても「ヤダヨ」って言いつづけてきた。 コレが最善なのかはわからないけど・・・。そうするしかなかった。 だからいつも心の中はぽっかり穴がいていた。 未來が我慢すれば全てうまくいくんだ。これがベスト。そう思って一人でいっぱい泣いた。 相変わらず恋愛なんて攻略できないし、男の人の気持ちなんてわからない。 自分がどうしたいのかも見失いそうになる。 恋に恋焦がれていたときもあった。愛がなんだかもわからず、ただがむしゃらに付き合ったときもあった。意地だけで続けた恋もあった。 全て間違い?全て正解? きっと最期がくるまで分からない。 叶わない恋だとわかっていても素直になることは大切だと知った。 周りの友達や、ここのブログの人たちとの出会いで。 自分の気持ちに向き合わずストップかけるのやめようと思った。 「好きな人には何も隠さず、全て自分の口から言わなきゃだめだ」彼に言われた言葉。 「もっと素直になれよ」 「追い詰められてから言うんじゃなく、言いたいことがあったらこうなったらどうしようとか考える前に言え」そう、未來は人に何かを言う前に余計なことまで考えてしまう。 完璧を求めるダメな正確だから。「これいったら傷つけちゃう。嫌われちゃうかな」って気持ちばかりが先行して・・・・。いつまでたっても素直になれない。 叶わなくとも「毎日逢いたいし、そばにいたい」そういう気持ちは伝えるべきだと思った。 でないといつまでたっても真剣な恋愛には巡り会えないと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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