Miku's Diary

未來と大学のときに知り合った男の子のお話です。
人見知りの激しい未來が、なぜか彼には未來から声をかけました。

彼は、干支は一緒だけど学年は１個下。教科は違うけど学校の先生を目指してた。大学も違ったけど、休講になると一番良く遊んだなぁ
飲みに行ったり、ご飯食べたり一緒にお昼寝したり・・・。
でも、彼には彼女がいたっけ未來のよく知ってる先輩とか。だからいつも未來は不戦負。
しいて、彼女と喧嘩したとか、うまくいかないって相談にのっていたぐらいかなぁ。
未來も他の人とお付き合いもしていたし･･･。

何度となく「スキ」って言っても無愛想な彼。友だちとしてはいいやつなんだけど。。。。もう何年も告白しては放置され、言っても「冗談だろ」ってそれで終わり。
何度未來はかなわない恋にないたことだろう。


それが去年の秋、ある日突然告白された。でも、逢ったのはその半年前に一度だけ。
彼は町田に住み未來は信州に。時々、メールや電話はしているけど、何でまた急に？
逆に思った。「ジョークでしょ？いつもいつも未來が何を言っても振り向かなかったくせに」
彼曰く、未來とハルが遊んでいるときに電話をして、あまりにも未來が楽しそうにしていた時に今まで未來への気持ちがあることに気づいていなかったと。
でもねぇ・・・。信じられない。まして、半年以上も逢っていないのにそんなこと言っていいの？
嬉しいのに「はい、つきあいます」と言えなかった。
一番求めていた言葉なのに、なぜか言えなかった。「逢ってから決めてよ」なんて酷いこと言っちゃった。夏の失恋が尾を引いていたのです。失恋のことも全て知っている相手だからこそ、甘えてそんなことを言ってしまったのかもしれない。

ずっと悩んでいる。告白されてからなかなか逢えない。逢いたくないわけではない、すごく逢いたい。先週仕事で東京に行ったときも彼に連絡した。でも、時間が合わず逢えなかった。
ネガティブ思考の未來は『他に好きな子でもいるのかな・・・ほったらかしにしたから嫌われたかも』そんな風にしか思えない。ダメなヤツ。
人一倍自分が寂しがりなのに、それを好きな人にすら出せない自分。強がって見せるしか出来ない自分。どんなに頑張ってもかなわないハルにすら、強がって見せる自分。

今、彼と付き合えば遠距離になる。と言っても特急電車で２時間半もあれば逢える距離。
でも、未來は大学に入った頃遠距離で苦い想い出があってなかなかその一歩を踏み出せない。
その頃の経験を生かせば、きっとうまくやっていけるのに、なぜか一歩が踏み出せない。
どこまで素直に気持ちをぶつけたらいいのかもわからない。
未來は逢いたくても相手が仕事だったりすると「仕事だから、ムリしなくていいよ」って逢いたい気持ちを押さえてしまう。未來が我慢すればそれで済むのなら･･･。って。
１０代の頃は、「逢いたい逢いたい」ってそればかり、相手のことも考えず自分の気持ちをストレートに言っていた。結局、相手を疲れさせてしまって終わっちゃったけど。だから、なかなか逢いたい気持ちを言えない。
彼は未來をよく知っている。「未來はドライだからな」って。言われてムッとしたけど、たしかにドライ。好きな人に尽くすけど、人前ではすごくドライかもしれない。
束縛されるのが嫌いだから相手も束縛しない。でも、ほんとは愛されたいと思ってる。ある種の束縛を求めているのに。

彼からの連絡は時々、途切れる。飲食関係の仕事で昼夜逆転した生活だけど、でも連絡が取れないと未來は不安になる。
やっぱりムリかなって諦めかけると連絡が来る。遊ばれてるのかな。
きっと逢って話せばこんな悩みも解決できるのかもしれないのに、ずっと悩んでる。
はぁ・・・。どうしたらいいんだろ。