|
カテゴリ:観劇
![]() 東京セレソンデラックス公演「流れ星」 劇場に入ると昭和の香りがするセット。 客入れに流れているのは藤圭子、ちあきなおみと昭和歌謡。 席に着くとちあきなおみの「4つのお願い」の曲が終わり芝居がはじまった。 いまでは時代遅れであろう下宿が舞台。 そこを経営している冷え切ってしまった夫婦。 ある日夫婦の会話を交わさないまま出先で帰らぬ人となってしまう夫。 初七日を済ました時、妻の前に現れたのは4つのお願いを聞いてくれる魔法使いに妻は一つ目のお願いと結婚前に好きだった彼氏と結ばれるためにタイムスリップをお願いした・・・。 昭和45年1970年にタイムスリップした二人。 妻の夏子役のうつみ宮土理さんと魔法使い役の山田まりやさんの掛け合いもテンポがあって小気味よい。 笑って ![]() ![]() ![]() ![]() 脚本・演出・出演をしている宅間孝行さんも今NHKで放送中の「つばさ」に出演しているので知った役者さんですがこんなに優しく緻密な脚本で脱帽です。 芝居好きドラマ好きなpink appleですが宅間孝行さんがドラマの「歌姫」や今、放送中の「スマイル」の脚本を手がけているのを知らなかったのは勉強不足でした。 ともすると、つじつまが合わなくて突っ込みたくなる舞台があったりしますがこの「流れ星」はルービックキューブが6面揃ったように全てがきれいにかみ合っています。 客入れ曲も舞台の序奏でしたし・・・終演後の坂本九の「上を向いて歩こう」もまだこのお話の余韻を感じさせる選曲。 そのほかの下宿に住んでいる登場人物もとても個性豊かに描かれています。 まだ・・東京公演も続いてますし、名古屋、大阪公演とありますのでこれ以上詳しくは書けませんが、妻の思い・・・夫の思い・・・夫の真実の愛・・・ちょっぴりファンタジーの要素もあり心が温まる話になっています。 東京セレソンデラックス今後も見たい劇団の一つになってしまいました ![]() いやはや芝居の世界も奥が深いです。 この芝居の肝になっている4つのお願い。 もし・・・4つのお願いを叶えてくれるとしたら何をお願いするだろう・・・。 もし・・・どこかの時代に戻って人生をやりなおせるとしたらいつに戻りたいのか・・・。 なんて考えちゃいました。 戻るとしたら中学生の頃か20代後半の頃。 これで2つの願いを使ってしまうからあと2つの願いをどう考えるかですよね ![]() う~ん悩むなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/05/30 10:35:01 AM
[観劇] カテゴリの最新記事
|