長男・NARUTO。中学校二年生。
入学直後より陸上部に入部。
でも、先日、退部しました
もちろん簡単にスパッと辞めたわけではありません。
本人なりに長い期間、悩み、葛藤していました。
親子でもいろいろ話し合いました。
やっと自分の気持ちに正直になれ、今はスッキリしていることでしょう
1学期から、部活どうしよう、部活ヤだな、の気持ちは大きくなっていました。
1学期末の三者面談で、担任の先生(部活顧問の先生ではない)に
相談したこともありました。
担任の先生は、話のわかる方で、息子の話を聞いて、
「自分自身は体育系の部活をずっとしてきた経験があるし、楽しかったから
続けられるなら、そりゃあ続けた方がいいと思う。
でも、自分が先生だからと、おまえに『辞めるな』と言う権利はない。
決めるのは自分だから。
他にやりたいことがあるならそれでいい。
よく考えて決めたらいい。」
と話してくださったんです。
息子も多分安心したでしょう。
で、その後、夏休みは「休部」したいと、顧問の先生に息子自ら申し出ました。
(このとき、私はてっきり「退部したい」と申し出るのかと思っていたけど・・・。)
顧問の先生には(当然)寝耳に水だったらしく、後日改めて私からも
お話しに伺いました。
夏休みは大きなストレスから解放されて、楽だっただろうと思います。
2学期になり。
彼なりに考えて・・・部活は(細ぼそ)続けていました。
でも、やっぱり楽しめなかったんでしょうね。
後半は本人も「辞めたい」と自覚できるようになってきて。
また(!)三者面談の際に担任の先生に話しました。
というかこの時は、「顧問の先生宛の手紙」を用意し、
担任の先生から渡してもらおうと、息子は考えたのです。
担任の先生は中身に目を通し、「これは私が受け取ることは出来ないよ。」と。
自分で渡しな、って返してくれました。
そこからが本人の次なる葛藤でしたが。
渡すタイミングをあれこれ頭の中で考えて・・・(考えすぎるのが
彼のよくないクセなんだけど)なかなか渡せずにいましたよ。
社会科を教わっている先生だから、渡した後顔を合わせるのは「気まずい」からって。
週末、金曜日に渡そうとたくらみつつ、結果タイミングが合わず
渡せないで帰ってきたり・・・。
でもようやっと先週末渡すことが出来ました。
本当によかったね。よくできました、という感じかな。
大きなストレスに振り回される生活に、自分で線を引くことが出来て
よかったなと思います。
手紙を渡したときの顧問の先生の言葉。
「よく考えたの?
あと半年頑張れば、3年間一つの部活をやったということで、
内申書にもそう書けるけど。それも考えた?」って・・・。
こちらにしたらもちろん”想定内”ではあったけど。
本人が知らずにマイナスになるようなことをしようとしているなら
先生は知識として教える必要が、もちろんあるでしょうけど。
でも私としてはやはり、ちょっと残念だったな。
内申書を気にして自分の本心を後回しにするような選択肢を提示することが。
”今の彼の気持ち””悩みながらも、そう選択したこと”に寄り添うコメントが
私としては欲しかったな、と。
中学生の一生徒に、この時の先生の言葉は残るのに・・・。
一度会社員を経験してから先生になった、まだ20代後半の若い顧問の先生。
部活の様子を息子から聞きながら、実は疑問に感じることもこれまで多くありました。
いつも部活に出て一緒に走ったりする活動的な方で、
先生自身もアマチュア現役。外の大会に個人的に参加するような方です。
練習ではいつも先頭にいて、足の速い子、記録のいい子達しか見ていないようでした。
練習がきつくて、後ろの方で付いていくのが精一杯だった生徒達(息子)のことは、
多分あまり見えていない・・・。
その先生、今年初めてクラス担任を持ったのですが(息子のいる2年生で)、
その際も、陸上部で成績トップの生徒複数がクラスに含まれていました。
偶然?かもしれないけど、なんだかスッキリしないものを感じました。
どちらにしてもNARUTOが自分で考えて、自分で出した答え。
自分の気持ちを大事に出来てよかったと、そう思います。
これからどうするのか、本人は考え中のようですが。
気の合う仲間達としょっちゅう遊び回っていますが。
やりたいこともたくさんあるみたいなので、今の時間を存分に使って
過ごしてくれるといいなと思います。