11月のおはなし会は、2回、当番で読んできました。
1冊は、『まちのねずみといなかのねずみ』。
これはいろいろな本が出版されていますね。
図書館にあった数冊の中から、絵がきれいでいいなぁと思った一冊を選びました。
商品検索してみましたが、同じものは見つけられなくて・・・(大分古かったからかな)。
今、手元に出版社などの控えもなくて・・・調べて後日追記しておきます。
こういう定番の童話も、今どきの子ども達は意外と知らないんじゃないかな、
と思って読みました。
現に、我が娘も、私が読んであげたことがなかったので、
知らなかったみたいでした。
クラスの子ども達も、「おはなし知ってるけど、この本じゃない!」と言ってくれる子とか、
全然知らないなあ、という顔していることか・・・
読んで損はないということですよね
2回目は、『イエぺはぼうしがだいすき』。(今回はどちらも写真無しです)
これもよく「お薦めの本」などで紹介されているのでご存じの方も多いでしょう。
私はタイトルだけ知っていたけど、今回初めて読んでみました。
子ども達は、知らない子がほとんどみたいでした。
デンマークに実際にいる3才の男の子、イエペくんを
日本の写真家が撮った写真で綴られた絵本。
保育園に通うイエぺはぼうしが好きで、お気に入りの茶色のソフト帽を
いつもかぶっている。
保育園に着いてから、お部屋で遊んでいる時も。
お弁当を食べる時も。
でね、私が読んでいて「いいなぁ・・・」と感心したのは、
そんなイエペくんのことを、お父さんもお母さんも、おじいちゃんも兄弟も、
保育園の先生達も、ちゃーんと認めて、好きなようにさせてあげていること。
日本だとなかなかこうは行かないだろうなぁ・・・。
保育園に着いたらまずは帽子、脱ごうね、って、なるよね。
お外に出る時は、みんなお揃いの帽子に替えてね。
お弁当の時は脱ぎなさい。お行儀悪いよ。・・・
でも、イエペくんの周りではそれがないみたい。
だからイエペは、自分にきっと自信を持ちながら大きくなるよ。
きっと自分のこと、大好き。って思いながら成長するよ。
そして、周りの人達それぞれの「好き」や「大切な思い」を
認めて、受け容れてあげられる 大きくて優しい人になるよ。
それが素敵だなぁ・・・って思った。
そんな思いをわが子達にも、伝えてあげられる子育てが 私にも
出来たらいいなぁ、したいなぁと、改めて思いました
今、改めて本の後付を見てみたら、
この本、1978年に初版が出てました。
ということは・・・ざっと計算しても、このイエペくん、今頃30代半ば
ちょうど若いパパ世代に成長しているようですね。
どんな素敵な男性になったんだろう。
きっとイエペくんのようなかわいい息子たちを、
きっと自分がしてもらったように温かい目で見守りながら
育てているんじゃないかな・・・と想像します。