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2013年02月17日
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カテゴリ:お出かけ日記

会期終了間近の2月はじめ、悟空を連れて個展を観に行ってきました。

 

『坂口恭平 新政府展』  ワタリウム美術館にて。

2013-02-16 06:21:01

 

「『0円生活圏』で考える社会」という見出しが目にとまり、
ある日の新聞記事を切り抜いて、手帳に挟んで持ち歩いていました。

坂口恭平という30代の若い建築家の名前は、その時初めて知りました。
「建てない建築家」。そう呼ばれて有名な人らしい。



彼は、隅田川で暮らす路上生活者の”鈴木さん”と、大学生時代に運命的な出会いを果たし、
彼の家を調べ、他の多くの路上生活者たちにインタビューし、観察、研究。
自ら使われなくなった貯水タンクに住み着き、レポートを仕上げます。 

以後、不動産は不要だという考えのもと、移動できる「モバイルハウス」を制作していきます。



この個展では、0円でできるそのモバイルハウスも展示され、
実際に中に入り、見て触ることができました。

すべて廃材で出来ています。
主に板と、(拾い集めたであろう)窓でできていて、
開放感あり、明るく、3畳位の小ささなのに、結構広く感じられます。

車がついていて移動できるんです。 
屋根にはちゃんと雨どいが付けてあり、降った雨は集めて
生活用水として使える仕組みになっていました。

(これには悟空が気づく。吹き抜け部分に置かれていたモバイルハウスを、
上の階からちゃんと見下ろして、いつの間にか観察していました。)



彼の原点となった 子ども時代、家の学習机の中(下)に作った「自分の秘密基地」。
それも再現されていて見ることができました。

どうしてもこの個展に行きたいと思った理由の一つがこれでした。


実はうちの悟空も、以前、自主的休校?!期間中、家でのんびりしていた頃、
これと同じことをしていたんですよね。

彼は机ではなく、テレビの前の棚の下段・・・特等席!!に、
ダイニングのイスと、毛布や布団を持ち込んで、狭い狭い空間なんだけど、
彼にとってはおそらく、ものすごく落ち着けるスペースを自ら作って
こもったり、昼寝したり、時にはそこで食事したりしていたんです。

そんな姿と、坂口氏の子ども時代が重なって見えて。

実際目にした悟空は、大して珍しくもない様子で、
机の秘密基地はさーっと流し見。

それはそうだよね、自分で似たようなもの、簡単に作れちゃうんだから。

私は、何かもう懐かしいものに再会できたくらいの嬉しさで
しばらくその前から離れられなかったんだけど。 



展示はそのほか、路上生活者の人たちの観察記録画
(彼のイラストと小さな丁寧な字で書かれた説明コメントがたくさん)等、
たくさんのドローイング作品。

精密画。

 

そして強く印象に残ったのが、彼の新政府樹立に当たっての
首相方針演説ビデオ。

彼はとても真面目な人なのだ。


3.11以後、ヨウ素とセシウムが検出されたにも拘らず、
それを国民に告げない今の日本政府はもはや政府として機能していない、
つまり現状は無政府状態として、2011年5月に新しい政府を設立し、
初代内閣総理大臣に就任します。

熊本に築80年の一戸建てを有する200平米の土地を3万円で借り、
首相官邸とし、「ゼロセンター」という名の避難所にして、
被災者を100人以上受け入れたそうです。

彼はまた、自分の携帯番号を公開し、『いのちの電話』
(現在は「草餅の電話」(?))として死に急ぐ人たちと話しているようです。

 



「新政府」というタイトルに最初は意味がわからなかったし、
わかってみてもちょっと飛躍しすぎ?!ちょっと過激だなぁショックと思えなくもないけれど、
彼の、常識の枠では収まらない エネルギーと行動力には圧倒されます。 

大人の世界の煩わしいものに囚われず、自由で生き生きした感性を開放すると、
こんなものが生み出されるのだ、と驚かされます。
普段、世の中ってどうして・・・と、歯がゆい思いばかりさせられることの多い私たちですが、
余計なものをとことん削ぎ落としていくと、本当に大事なことだけが残るのだと、
それを坂口氏は体現しているんだなと、ちょっと感動、です。

実際、彼が「新政府の国民」と呼ぶのは、彼をツイッターでフォローしている
現在3万8000人弱の人たち。

たくさんの写真とともに、とても良くわかるレポートもありました。
興味ある方はそちらも見てみてください。
http://www.infoseek.co.jp/SRedirect?svx=100600&qt=http%3A%2F%2Fwww.axisjiku.com%2Fjp%2F2013%2F01%2F15%2F&col=search&enc=utf-8






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Last updated  2013年02月18日 15時15分25秒
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