12番目の天使
お久しぶりです。マジ子です。大変ご無沙汰申し訳ありませんでした。結構いろいろなことにチャレンジして追います。今はちょっと中だるみです。。。。先日 日本トランスパーソナル学会関西渋というのがありましてそのときに来ていただいた先生が私のなかの宝石のような本の訳者であるということがわかり。。。。むーーーっかしにアップしたブログをもう一度リニューアルしてみました。また 近況報告させていただきますね。初めて5年生を担任したときの 忘れられない出来事ですこども達は1・2年と担任したので 気心知れまくりのこども達です初めて1年生を担任したのもこの子ども達だし2年生では初めて姫路の朗読コンクールに出て「お祭り」を群読したし「先生は魔法使いやから どんなうそもばれる」「先生もうそつかへんから やるゆうたらなにがなんでもしよる」が浸透しているし・・・3年ぶりのこども達は本当にたくましく 可愛く 優しく・・・「ひっさしぶりぃ!」ていう感じ(*^^)vその中でも ひときわ目立っているのがあおい(仮名)ちゃんあおいちゃんは誰よりも早く走り 誰よりも強く 誰よりもはきはきして野球部に所属していました体育の時間になると 女の子達はハートの目で「あおいちゃん かっこいい・・・」給食の時間に誰かが「大きいおかず(主菜)いるひと~」(つまり、おかわりいる人を探すんです)というのですが どう考えても正しい日本語ちゃいますやん・・・そこで私は「ちょっと!大きいおかずじゃないでしょ!カレーといいましょう」「はーい かれーいるひと~」よしよし… そしてそれからしばらくたって・・・・あおいちゃんが前に出てきて「おい!大きいおかず食うもん手ぇ上げ!」ただ・・・名前からわかるようにあおいちゃんはとても可愛い女の子なのですそのあおいちゃんが1学期末で転校することになりましたあおいちゃんは 転校することを絶対にクラスの友達に言わないでほしいと私に頼みました「最後まで普通に過ごしたいねん・・・ さびしがられたり、特別扱いされるの嫌やねん・・・ なあ、先生! ええやろー?」そして 朝の会の後子供たちに読み聞かせることにしたのが「12番目の天使」でした実は事前にあおいちゃんに相談して 「この物語が終わる日にクラスのみんなに言うからね」と承諾してもらってましたちょうどリトルリーグの話なのでそれぞれの名前を あおいちゃんの所属しているチームの選手の名前(つまりはクラスメート)に変えて読んでいきました ただ主人公だけはティモシー(本の名前)で・・・最後の場面は 私自身読み聞かせながら泣いちゃうので ひそかに家で何度も練習!6回音読して6回とも泣いてしまい「・・・・・こりゃダメだわ・・・・」出たとこ勝負で 何とか涙をこらえて読み終わると・・・結構みんなないてる!「実はね・・・黙っていたんだけど このクラスにもティモシーがいるんだよ」「えっ!先生誰かおらんくなるん?」「うん・・・ あおい!もうええやろ!!!ごめんなみんな 黙ってて・・・ 実は あおいが転校するねん!このクラスからいなくなっちゃうねん・・・ 本当は自然学校の前に行くはずやったけど無理言って伸ばしてもらってん みんなに内緒にしていたのはあおいから硬く口止めされとってん!どうしてもあおいがみんなと普通にしていたかったって言ったから 今まで隠してて・・・・・・・・・・ごめんな」誰も何も言わずに ただ ずーっと静かなときが流れていました沈黙を破って ファーストを守っている野球部仲間が「あおい・・・いつからいなくなるん?」「1学期の最後 終業式の日」「わかった・・・」さあ!それからです!次の日から「あおいちゃんのお別れ会を計画する会」が発足あおいを朝の会・終わりの会にのときに みんなが交代で連れ出してあおいちゃんのいない間にお別れ会の計画・準備がはじまりました「決してあおいに悟られないこと」「教室の近くまで帰ってきたら 違う話題に変えること」「連れ出した友達には その日に決まったことを必ず知らせておくこと」「絶対に秘密は守ること」これがみなさんできるのよ♪したたかなほどにうまくとぼけるの! このエネルギーちょっと違う方に使っていただけたらとどれだけ思ったことか!!!と ふと思ってしまった私でした今 あおいちゃんは高校2年生小学校では絶対にはかなかったスカートをはいて頑張っています