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カテゴリ:趣味
誰にでも秘密はあると思うんだけど
とっても有名、泉鏡花の外科室 子供も居る伯爵夫人が胸を患いOPが必要なんだけど 伯爵夫人は 実は担当の高峰医師を想っており麻酔にあたって 「否、このくらい思っていれば、きっと謂いますに違いありません」 と、麻酔無しで開胸術を受けるという物語 今はフリーで拾えます その声、その呼吸《いき》、その姿、その声、その呼吸、その姿。 伯爵夫人はうれしげに、いとあどけなき微笑《えみ》を含みて 高峰の手より手をはなし、ばったり、枕に伏すとぞ見えし、 脣《くちびる》の色変わりたり。 そのときの二人が状《さま》、あたかも二人の身辺には、 天なく、地なく、社会なく、全く人なきがごとくなりし。 と、表現美しく、最期はこんな感じなんだけども・・・ 何かこれを読んだのが中学だったか高校だったか忘れた そして、何て無茶苦茶な!そんな無理が通るのか?とか思うけど でも、実際私も、もちろん秘密はある訳で、 うわごとでも言いたくない事って結構あるわぁ・・・とか思って 全く知らない人達に、既にもう看取られモードなら 正直何話しても良いとは思うけど、普通のOPとかでうっかり 「先生、浮気してんの知ってる」とか言ってしまったら 「先生、それってズラ!」とか知らんうちに言ったら な~んて愉快な事を考えてしまうのだけども・・・ 実際は、OPに際して、ってのはザックリ言うと無い。 有ったとしても、それは私の秘密だよ・・・ ナイチンゲール誓詞 というのがあって、 われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん。 わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、悪しき薬を用いることなく、 また知りつつこれをすすめざるべし われはわが力の限り、わが任務の標準を高くせんことをつとむべし わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、 わが知りえたる一家の内事のすべて、われはヒトにもらさざるべし われは心より医師をたすけ、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん ・・・ほら、懐かしく思う人もチラホラ居るでしょ~ 私の時はこれを戴帽式ってやつの時に暗記させられて、言わされる (あ~表現悪いけど、実際こんな気持ちだったのよね) 神にってのが日本向けじゃないし、心より医師を助け、ってのは 時代に合って無いと当時から思っていたが、 また生涯を清く過ごすかどうか、ってのもナイチンゲールの時代とは ちょっと意味合いが違うと思うんだけど、な~んてのが頭を巡るけど わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、 わが知りえたる一家の内事のすべて、われはヒトにもらさざるべし これはすごい何か身についてる気がする 職業意識恐るべし! な~んか朝から泉鏡花ばっかり読んでてなんか疲れた・・・ 私達の学校の校歌には クリミアの野に~ってな歌詞があったけど 看護論者は ナイチンゲールじゃない、個人の自由という不思議があった ナイチンゲールさんです ・・・こんな服で働けたら良かったのになぁ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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