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カテゴリ:読書 多読 経済
「大人も知らないお金のカラクリ お金持ちになるにはどうするの?」 (かがくるBOOK) (かがくるBOOK) (単行本) という子ども向けの本を、子どもといっしょに読みました。
お金持ちになるにはどうするの? 単なる金儲けの本ではなく、お金の価値についてや、日本の借金がどれだけ多いか、政府はどういう政策をとっているかなど書かれていて、良書でした。 私が、なかでも注目したのは、これからの日本が大きい政府になるか小さい政府になるか、岐路にたっていることをわかりやすく説明している所です。 大きい政府とは、北欧の国のように消費税をあげ、高齢者福祉を充実させ、雇用も公務員を増やして安定させること、 小さい政府とは、税金は出来るだけ上げないように、自由競争の世の中で貧富の差がはげしくなる、アメリカをモデルにしたものです。 痛みをともなう改革といって、高齢者からお金をとる政策は批判をあびましたが、まさに小さい政府へと向かう物です。 でも、はたして私たちは小さい政府を望んでいるのでしょうか。 どうせ痛みをともなうならば、皆で安心して暮らせる国がいいと思っているのではないでしょうか。 最近、派遣社員がどんどん切られ、職も住むところさえなくなった彼らがどうなっていくのか、とても心配です。もちろん、私たちの生活もいつ仕事がなくなるかわからない。怖い世の中です。 そんな路頭に迷う人たちを支えようと地方自治体が動き出しました。短期の雇用をして、住居をあたえようというものです。 この不安定な世の中で、私たちが望んでいるのは、高齢者や働ける人たちが路頭に迷う小さい政府ではなく、仕事があって安心して生活できる大きい政府なのではないかと考えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月24日 09時37分47秒
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