きんららな日々

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• 皆がダウン

  先週末から息子が風邪でダウン。 高熱、鼻水ズルズル、咳のフルコースで ミルクしか飲んでくれず、痩せてしまった。 ただでさえ小さいのに・・・・ 具合が悪いせいか甘えん坊になってしまい、 抱っこしてと泣いてばっかりだった。 息子が少し元気になったら、今度は私がダウン。 昨日まで久々の高熱を出し半分死んでいた。 しかし今日は魔の火曜日。 朝６時起きで仕事に行く日だ。 パートなのでMCはないし、週２回ゆえに 休むとちょっとヒンシュクだろうし・・・・ 根性で出掛けた。 しかし、帰って来た今は熱もすっかり下がって 元気になっている。 外の暑さで、汗をかいたのが良かったのか？？ やっぱ丈夫なんだなぁ、としみじみ思った。 私の次にダウンしたのがPCだった。 ３日前からウィルスにやられて動かなかったらしい。 私が知らない間に夫が直しておいてくれたそうだ。 さて今朝から夫は、“頭が痛い、熱っぽい。”　と言っている。 次は夫の番だろう。 皆が順番にダウンしていく。 最近風邪が流行っているんだなぁ。 暑いせい？雨が降らないせい？

  2005/06/28

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• 懐かしの卒論

  ごちゃごちゃに保管してあったフロッピーの整理をしたら、 私の卒論が入っているフロッピーが出てきた。 懐かしい！！ フロッピーがある事すら忘れてしまっていた。 整理の手を止め読み返してみる。 専攻は日本語・日本文化だったのだが、 ゼミで、“東南アジア文化研究”　を取っていた為、 そのまま卒論を書いたのだ。 テーマは、“マレーシアにおける華僑・華人の 文化とアイデンティティ”。 この頃は既に旦那と付き合っており、 これは使える！書き易そう！　という安易な動機で 決めたのだ。 実際参考文献はあまり利用せず、華人本人の インタビュー（ってこれはもちろん旦那だ！）、 新聞の華人紙（旦那は漢字が読めないので、 旦那の友達に翻訳して送ってもらった）等で ページ数を稼ぎ書き終えた。 １０日足らずで書き終えたのだからかなりのスピードだった。 こんなかなりふざけた論文（とは言えない代物かもしれない・・・） にも関わらず、担当教授はＡＡの評価をくれたのだから凄い。 しかし、これは彼の奥さんもマレーシアのチャイニーズ だからという私的な感情がかなり入っていると思う。 タイトルだけで中身を読んでないという可能性もおおいに 有り得る。 今読み返しても、稚拙な文章に恥ずかしくなってしまう。 結論部分なんて、私の私的感情、意見が入りまくりで、 “おいおい、お前の意見なんて聞いてねーよ！”　と 自分で突っ込みを入れたくなる位だ。 こんなの絶対論文じゃない。有り得ない。 しかし今思うと、この頃は思想、行動の全てが “マレーシア”に強く傾いていたなぁ。 大学を決めるときも、“将来マレーシアで使えるものって 何だろう？”　とか考えて日本語教員養成課程のある 大学を選んだし、 車の免許を取る時は、“マレーシアはまだマニュアル車 がメインだからマニュアルで取ろう！”　と思って、 自分の運転能力にはかなり無理があったマニュアルで取った。 もう時間が掛かったの何のって！！ しかも今は結局オートマしか乗れない。 クラッチの踏み方、切り方？？ギアって？？、てなもんだ。 すっかり忘れている。 唯一覚えているのは、マニュアル車を停める時は、 “ＮＨＫは１チャンネル”　と憶えろ、と教官に言われた事位だ。 ギアをニュートラル、ハンドブレーキ、キーをＯＦＦにする、 そして最後にギアを１に入れておく、ということらしい。 話が反れてしまった。 とにかくあの“将来マレーシアに行く！”　という情熱は 何だったのだろう。 今から考えると不思議でたまらない。 恐るべし恋愛だ。 しかし、その時私の両親はどんな気持ちでいたのだろう。 もし将来私の息子が、異国の女に恋をして、その国に行く為に、 自分の選択すべてを決めていたら。 きっと心の狭い私は、 “アンタ！！冗談じゃないわよっ！！オンナの為に自分の 人生決めるなんて情けない！！ その為の学費なんて一切出さないからねっっ！！” 位の事は言ってしまいそうな気がする。 私の両親よ、結婚こそは反対されたが、学費は出してくれて ありがとう・・・・ そう言えば教習所の料金、全額払うからと言っておきながら、 思いっ切り踏み倒してしまった、 ごめんなさい。 でも返せません、時効ということで水に流して下さいませ。

  2005/06/24

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• カメラがっ！！

  さっき息子にカメラを壊された。 タイルの床に思いっ切り落としてくれちゃったのだ。 レンズが割れ、ディスプレイもおかしくなった。 私は今もまだショックで呆然としている。 息子が生まれた時に買ったキャノンのデジタルカメラ。 当時最新のやつだったので結構高かった。 まだ１年半しか経っていない・・・・・ 安易にテーブルの上に置いておいた私が悪かった。 まさか届かないだろうと思っていたのだ。 事実ちょっと前までは手が届かなかった場所だ。 しかし、息子は成長期。（って当たり前か、１歳７ヶ月だ） 日進月歩で大きくなっている事を忘れてしまっていた。 テーブルからカメラを取り、 ついでに器用にケースからカメラを取り出し、 またまた器用に電源まで入れていて、 何枚か写真も撮ってあった。 自分の顔のドアップとか天井のライトとか。 （今まで撮った画像だけは見ることが出来た、 しかしこれ以後撮る事は出来ない） 知らず知らずのうちにこんなに大きくなっていたのね。 こういうシチュエーションじゃなかったら、ママ嬉しいっっ！！　 と絶叫して抱き締めたりするところだろう。 もう一つの私のミス。 息子が楽しげにカメラを構えている場を目撃した瞬間、 叫んでしまったことだろう。 “ちょ、ちょっと！！りゅう！！！！何してんのよ！！ カメラは駄目でしょーーーーー？？！！” 息子は私の叫び声で驚き、持っていたカメラを取り落としたのだ。 ああ、私があの時叫ばなかったら・・・・・ でも、でも、でも・・・・無意識に大声を出してしまっていたのだ。 何も考えられなかった。 ガシャンというカメラがタイル床にぶつかる鈍い音。 私の絶叫、嘆きの声、 そして驚きと恐怖で泣く息子。 さあ、ここからクライマックス！！というその時、 正に絶妙なタイミングで旦那が帰って来たのだ。 “ただいま、どうしたの？”　というのん気な声と共に。 な、何でこんな時に帰ってくる訳？？？ 今日は帰り早くない？？？ これじゃ、カメラが壊れた言い訳を考える暇もない。 やばい、非常にやばい！！！！ 神様って本当に意地悪だと心から思った。 こういう時世界で一番会いたくない人間を登場させるとは。 その後は・・・・・書かなくても分かるでしょう。 当然私が責められ、（息子は何だか被害者になってしまい、 泣きながら甘えて旦那に抱っこされていた、何だか腑に落ちない） 修理するにしろ、新しいのを買うにしろ、全額私が出すハメに。 半泣きで保証書を探す。 あった、あった。　 ガーン・・・・保証は１年だってさ・・・・・ 後の修理は実費だ。 半泣きが本泣きになった。 せめて修理費があまり高くありませんように。 今はこれだけ祈るしかない。

  2005/06/23

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• 友達のデング熱

  私のローカルの友達がデング熱に罹ってしまった。 彼女は旦那の友達の奥さんだが、旦那と結婚する前から 仲良くしてもらっている、私の数少ないローカルの友達の 一人だ。 彼女（中国系でヨクメンさんという）は、以前にも デングにやられており、今回は何と３度目！ 今まではたいした事なかったのだが、今回は デング出血熱の可能性が大との事。 容態もかなりひどいと聞いてすごく心配している。 意識も朦朧としている状態で、白血球の数も激減しているらしい。 “どこの病院に入院してるの？！”　と旦那に問い詰めたら、 病院には入院せず、自宅で治療を受けていると言う。 は？？？そんな状態なのに何故入院しないの？？？ ものすごく驚いたが、“彼女じゃあり得る・・・・・”　と 何故か納得してしまった。 彼女は極度な病院嫌いなのだ。 彼女曰く、 “マレーシアの医学なんて絶対信じない。 今まで病院に行って良くなった例がないし、 病院は不潔だし、何もかもが信じられない。 入院なんて死んでもしない。料金が高いだけで、 大した知識もない医師が大した治療もしない。” との事。 自分の身は自分で守るとかで、毎日１０数種類の サプリメントと漢方薬のお茶を欠かさないという徹底ぶりなのだ。 因みに彼女の叔父さんは、日本の大学、大学院で医学を 学び、今は東京の大学病院で医師をやっている。 彼女自身もニュージーランドの大学で博士号まで取った 才女だ。（医学ではないが） でもそのマレーシアの医学における偏見たるや凄まじい。 私が出産した時も、 “病院に頼らず、自宅で産婆を呼んで産め”　としきりに アドバイスしてくれた。 しかし・・・・・日本の有能な助産士ならいいが、 ローカルの助産士呼んで自宅で産むなんてその方が怖い。 絶対病院の方がいいに決まっている。 そんな彼女だから、デングでかなりヤバい状態になっても 入院を頑なに拒否したらしい。 今、医師と看護婦が彼女の家に泊まり込みで治療に 当たっているらしい。 入院するとお金が掛かると言っているが、医師と看護婦 泊り込ませる方が絶対に高いよなぁ。 自宅で集中治療・・・・それも何だか嫌だ。 とりあえず明日彼女の家を訪ねる事にした。 とにかく早く元気になって欲しい。

  2005/06/21

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• 辛い早起き

  ２週間の休みが終わって今日から仕事だ。 今朝は６時に起きた。 休みの間は８時過ぎに起きていたので、 その辛さと言ったら！！ 昨夜は息子が夜中に何度も起きて寝不足だし、 まだ外は真っ暗だし、心底気持ちがブルーになった。 “ここまでして仕事に行く価値はあるのか？ 辞めてやる・・・・”　と真剣に思ってしまった。 けれど思いとは裏腹に出掛ける準備している 自分が悲しい。 小心者がゆえ結局バックレるなんて出来ないのだ。 まだ寝ている旦那と息子をおいて外に出る。 まだ寝惚けてふらふらする頭のままハンドルを握る。 しばらく走った所で、ライトを点けていない事に気が付く。 どうりで道が見えにくい訳だ。 危ない危ない。 何だかアクセル踏む元気もないので、時速６０キロ位で （ハイウェイなのでヒンシュクものだろう） トロトロ走ってしまう。 朝は本当に苦手だ。 しばらく行くとＫＬの街とツインタワーやＫＬタワーが 見えてくる。 この頃には少し空が明るくなっている。 今朝は空気が澄んでいるせいか、町並みが すごくクリアに見えた。 朝焼けに映えるツインタワー、空にはいわし雲。 フロントガラス越しでもそれは本当に綺麗だった。 “朝もまんざら捨てたものじゃないな・・・・” とゲンキンな私は思ってしまった。 さっきまで朝を呪っていたのに。 根っからの単純思考なのだ、きっと。 少し優しい気持ちになっていたのに、 学校に着く頃にはすごい渋滞。 しかも警官が必要がない所で交通整理を している。しかもやる気が無さそうに、同僚と しゃべくりながら。 渋滞を作っている元凶だ。 “おらおら、遊びじゃねーんだよ！！ さっさと道空けろよ！！” と心の中で悪態をつく。 綺麗な景色を見て、“早起きは３文の得” なんて思い掛けてた気持ちはあっという間に どこかに行ってしまった。 私は絶対に朝からさわやか人間にはなれないと 改めて確信してしまった。

  2005/06/20

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• 父の日

  今日は父の日だ。 旦那に、“今日は私がご馳走してあげる。 父の日だし。何が食べたい？”　と聞いたら、 “日本食がいい！！”　と即答したので、 親子３人で日本食レストランに出掛けた。 しかし、生ものがあまり好きではない筈なのに、 旦那は生牡蠣やら大トロやらをバシバシ注文するではないか。 “ちょ、ちょっと本当に食べられるの？？” と不安になった私が訊ねると、 “最近好きになったから大丈夫！”　との事。 最近って・・・・私とは全然食べに行ってないじゃない？ いつどこで食べたのよ・・・・ますます怪しい。 しかし美味しそうにバクバク食べている。 しかし、生牡蠣高いんだよなぁ、払うの私なのに。 でも、まあいいか、たまにの事だし。 息子も嬉しそうに天ぷらや茶碗蒸しを食べている。 家族で楽しく食事できるって事が一番大切か。 しかし、ふと考えてみる。 母の日に旦那は私に何かしてくれたっけ？？ 覚えていない、って事は何もしてくれなかったって事だ。 ちょっと不公平だよなぁ、誕生日も飛ばされたし。 “キミがいなきゃ生きていけない。”　なーんて言ってたのは 結婚前までだ。　あーあ。 実家の父にも電話を入れる。 プレゼント代わりの商品券を母に頼んで前もって渡して あったので、今日は電話だけ。 父は、“オレも歳取ったって事だよなぁ。”　としみじみ 言っていたが、父の日は昔から毎年祝ってるじゃない？ どうやら誕生日と間違えているらしい。 大丈夫だろうか？？ 父は私のあげた商品券でメガネを新調したらしい。 “あのヨン様と同じメガネにしたよ。 オレは若さが取り得だからさー。”　と嬉しそうだった。 店員に勧められたらしい。 若いって言ったって、レンズはしっかり老眼鏡。 “・・それは良かったね・・・”　としかコメント出来なかった。 義父には何もしなかった。 旦那も何も言わないし、あえて私から何かしようと提案 するのも嫌だし。 やっぱりどんな人間関係でも根底に愛がないと、 何かしてあげようっていう気持ちにならないものだ。 うーん、人間は感情の動物。 そんなこんなで今年の父の日は終わった。

  2005/06/19

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• 断水・・・

  ３日間家を空けて、今日の午後帰って来た。 しかし・・・・・帰って来てみると何と断水していて 水が全く出ない！！！！何て事！！ 溜まった大量の洗濯物はどうするの？？！！ 今夜のシャワーは？？？？ （幸いトイレは全て別タンクから水を取っているので 支障はない。） 何で断水？？？いつから？？いつまで？？ 疲れが１０倍増に感じられる、と同時に 胸の奥から怒りがふつふつと湧き上がる。 こういう時私の被害に遭うのは旦那と決まっている。 マレーシア人代表は旦那しかいないからだ。 “ねえ、おかしいと思わない？！ 水はさぁ、命のパイプラインな訳よ。 悪いけどマレーシアは２０２０年までに先進国に なろうたって到底無理だよ。 だって！！（ここで一気にボルテージが上がる） 水、電気、生活に必要最低限のものがすぐ簡単に 止まるような国がどうして先進国になれる訳？？！！ 笑っちゃうよね！！！” 分かっている。 完全に見当違いの八つ当たりだと分かっている。 でも怒りの捌け口はどこにもないので旦那に行ってしまう。 ここで旦那が無言でいてくれたら今回も良かった。 （いつもはこういう時無言なのだ） しかし、 “シャワーが出来なくて嫌なの？　じゃ、両親の家に行って シャワーしよう。”　とのたまったのだ。 は？？何？？？両親の家？？ 因みに旦那の両親の家はニライにある。 家から車で片道４５分はかかる。 セランゴール州ですらない、ネグリスンビラン州だ。 往復１時間半掛けて誰が行くか？！ しかも疲れている身で。 更に好きではない義両親の家へ。 全然使えないアイデアに更に私はキレた。 結局断水はまだ直らない。 私は溜めておいた水ではシャワーしたくないので、 （何となく気分が悪いのだ、何となく。） 買い置きのミネラルウォーター（ペットボトルの）で しようと思う。 旦那はもったいない、と言いたげな顔をしたが、 これ以上私の逆鱗に触れたくないらしく無言だった。 ったく嫌になる。 怒りを誰かに愚痴りたくて姉に国際電話を掛けた。 ひととおり私の愚痴を聞いた姉は、 “でもさー、断水なんて今時日本では貴重な経験だよ。 今日のテーマソングは　「東京砂漠」　って感じじゃない？ 前川清だっけ？あなたがいればぁぁぁ、辛くはないのぉぉぉ っていうやつ。” と訳の分からないコメントをくれた。 本当に訳が分からない。 もうじき３歳になる甥に代わったら、私達の会話を聞いていたらしく、 “みみおばちゃん、とうきょうちゃばく？ あついの？ちゃばく？んー・・・ちゃばく、だいじょぶ？？” と心配してくれた。 情けないけど私の怒りはこれでだいぶトーンダウンした。 姉と甥っこよ、ありがとう。 みみおばちゃんはちゃばくで元気に生きて行くよ。 しかし、あなたがいても辛いものは辛いのよ、断水は。 日はまた昇る、あぁ東京砂漠って言っても、 明日になって日が昇ってもまだ断水だったら、 更にもっと困るのよ。 現実は甘くない。

  2005/06/18

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• スクールバスの思い出

  我家の前はやたらと沢山スクールバスが通る。 近くに幾つか学校がある為だ。 “ＳＥＫＯＬＡＨ”　と書かれた黄色いバスを見る度、 私は胸が疼く。 一般バスと間違えて乗り込もうとした、ものすごく 恥ずかしい経験を思い出すのだ。 かれこれ10年近く前の話になる。 旦那とまだ遠距離恋愛していた頃、 1年に２回学校の休みの度にマレーシアに来ていた。 昼間何もしないで旦那の家にいるのももったいないと 思ってその間英語の学校に通っていた。 毎日誰かに見送ってもらうのも悪い気がして、 バスを使って通っていたのだ。 当時はピンクバスが結構主流で、 インタラコタの方が本数が少なかった。 しかしよく見ると黄色のバスも多く走っているではないか！ “ＳＥＫＯＬＡＨ”　って書いてある。 しかもＫＬ市内を問わずどこでもよく見かけるし、 バスの大きさも微妙に違う。たまにバン位の大きさのもある。 “ＳＥＫＯＬＡＨってきっと路線バスの他に、手広く乗り合いタクシー とかもやってるんだ。きっと大手のバス会社なのね。” と私は思い込んでしまった。 思い込みが激しいっていうのは本当に恐ろしい。 よく考えたらあの黄色のデザイン、 更に“ＳＥＫＯＬＡＨ”　の名前からして　 “ＳＣＨＯＯＬ”　を連想出来ない方がヤバい。 しかも乗っているのが制服を着ている学生達だと気が付かない のもかなりヤバい。 暑さに慣れてない脳ミソが完全にやられてしまっていたとしか 思えないが、その時の私は路線バスだと信じて疑いもしなかった。 ある朝、いつもどおりにバス停でバスを待っていたが、 その日に限ってバスはなかなか来ない。 “授業遅れちゃうよ・・・”　とちょっと焦っていた時に、 “ＳＥＫＯＬＡＨ”　の黄色いバスが来てバス停に止まったのだ。 ラッキーとばかりに乗ろうとしたが、ドアが開いていない。 “ちょっとーーー、ドア開けてよ！！”　と半ば怒り顔で、 運転手に向かってぶんぶん手を振った。 運転手は一瞬驚いた顔をしてドアを開けてくれた。 （きっと外国人が道でも聞こうとしてるんだと思ったのだろう） しかしドアが開いたと同時に勢いよく乗り込んだ私を見て、 心底びっくりした様子で、たっぷり３秒程私の顔を見つめ、 “ＯＨ！！Ｔｈｉｓ　ｂｕｓ　ｆｏｒ　ｓｔｕｄｅｎｔｓ！Ｙｏｕ　ｃａｎ　ｎｏｔ ！！” と叫んだのだ。 英語があまり話せないマレー系のおっさんだった。 驚いたのは私の方だ。 何？？何言ってるの？この人は？ 学生達って？？？乗車拒否？？！！外国人だから？？ この状況で被害妄想もここまでくると見事だ。 立ち尽くす私に、彼はもう一度ゆっくり、 “Ｓｔｕｄｅｎｔｓ　ｏｎｌｙ，Ｓｏｒｒｙ　Ｙａｈ　”　と言った。 その時初めて私は周囲をよく見た、 乗っているのは同じ制服姿の学生ばかり・・・・・ って事はこのバスはもしや・・・・・ もしや、これはスクールバス？？？！！！！ その時の私はまさに空からドラム缶が落ちてきた様な ショックだった。 本当に頭がフラフラした、冗談ではなく本当に。 その後の恥ずかしさと言ったら・・・・ 今でも思い出すとかなり凹む。 しかし、乗っていたのはとてもいい子供達だった。 笑いながらも、皆私に手を振ってくれたのだ。 （それもやたらと恥ずかしいのだが） ああ、あれはどこの学校のバスだったのだろう。 ショックを引きずったまま学校に行き、 “さっきスクールバスに乗り込んじゃってさぁ。”　と クラスメートのシリア人の女の子に話すと、 “信じられない！！”　と絶叫してバンバン机を叩いて 笑った。 隣で聞いてた韓国人の男の子も、 “マジで？？本当にマジで？？”　と驚愕顔。 皆も同じ経験があると思ったのに。 私だけ？？ 国籍を問わずかなりヤバい次元の事をしたのか、 と更に凹んだ。 そんないきさつがあってその日以来、 今でもスクールバスを見ると胸が疼くのである。

  2005/06/15

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• 教育番組

  先週に引き続き今週も仕事が休みなので、 子供と一緒に毎日ゆっくり教育番組が見れて嬉しい。 ＮＨＫの教育番組、“えいごであそぼ”　から、 “おかあさんといっしょ”　まで約1時間ＴＶの前に 子供と二人釘付けになっている。 子供の日本語教育の為にも見せといた方がいいかな、 と思う。 ナーサリーは英語だし、ここで日本語で接するのは 私しかいないから。 しかし、“にほんごであそぼ”　や　“おじゃる丸”が 見られないのは残念・・・・ワールドプレミアム、 番組変更しないかなぁ。 子供の教育番組を見ていてふと思った。 教育番組って国民性や人種色がすごく色濃く出るものだって。 例えば　“Ｈｉ５”（確かオーストラリアの番組だったかな）という 子供番組はすごく開放的な雰囲気だ。 出演しているお兄さん、お姉さんの服装からして違う。 お姉さんは化粧バッチリ、胸の大きく開いたタンクトップに ミニスカートの時もあるし、アクセサリーもちゃんと付けている。 お兄さんも革ジャンとか来て、ピアスなんかしてたりする。 何だかとってもファッショナブルなのだ。 子供相手だからって、“普段の自分”　を変えたりしない。 やたらトーンの高い子供言葉で話したりもしない。 とっても自然で、子供達も伸び伸びしている。 “私は私。自由でいいじゃない？”　って感じに。 もし、“おかあさんといっしょ”　のしょうこお姉さんが、 胸の大きくあいたタンクトップとかで出てきたら、 日本だったら許されないんだろうな、と思う。 新聞の投書とかで、“子供の教育にふさわしくない。”　とか 書かれて、最近ちょっと世間から風当たりが強いＮＨＫも ボコボコにバッシングされたりして。 日本はまず、“教育上好ましいもの”　が良しとされ、 何でも　“安全、無難、保護者が安心するもの”　っていう 企画で作っているんだよな、多分。 以前友達の家で見た中国本土の教育番組（ＶＣＤだった）も 興味深かった。 番組全体を流れる雰囲気が、すごく“社会主義国家”っぽいのだ。 出演している子供達もやたら統制が取れていて、 奇妙な笑顔を貼り付けた表情で、淡々と踊っていたりする。 （ハンカチのような物を振りながら踊ってたりして。） 女の子は決められたように、濃いピンクか真紅の大きなリボンを 髪に付けてるし。 テーマは“国を愛する大人を目指して”って感じだった。 香港の教育番組は“おかあさんといっしょ”　と　“Ｈｉ５”を 足して２で割ったような印象だった。 英語と広東語のミックスでやっていたが、 出演しているお兄さんが香港映画の若手俳優にありがちな タイプの人で、ちょっとプライド高そうな、 “オレはモード入ってるイケてる若者なんだぜ。”　的な とんがった態度に笑えてしまった。 いかにも香港人って感じだ。 出演している子供達も同じくとんがっている感じがする。 何だか色々あって本当に面白い。 これからも機会があったら沢山の国や人種の番組を 見てみたいと思っている。 教育番組、結構奥が深い。

  2005/06/14

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• 金と翡翠

  持っていて困ってしまう物がある。 人から貰って、使わない物だけれども、 捨てるに捨てられないっていうランクにある物だ。 私の場合は、結婚式の時に旦那の親戚達から 貰った金や翡翠のアクセサリーだ。 何せチャイニーズは金、翡翠が大好きだ。 それは分かる、分かるんだけど、 私が身に付けるのはちょっと・・・・と思ってしまう。 結婚式（ティーセレモニー）の時、花嫁に金（ゴールド） をあげる習慣がある、と聞いたとき、 “私はゴールドは好きじゃないから、もしくれるならプラチナか現金 にして欲しい。”　と旦那を通して親戚一同に宣言したのだが、 （かなりヒンシュクを買ったと後で聞いた・・） あまり効果はなかったのだ。 でもそれはまあいい。 驚いたのは私がゴールドを好きとか嫌い以前の問題で、 貰った物は全てものすごく悪趣味だった。 どうしてそんなデザインを選ぶの？？？と言いたくなる位。 大きな金のひょうたんが付いているブローチ。 西太后が付けていたようなじゃらじゃらに装飾された金のピアス。 古墳から出土したの？と聞きたくなるような、勾玉の形の 大きな翡翠のペンダント。 肩凝り治しの磁気が入っていそうなやたら極太な金のネックレス。 ティーセレモニーでこれらを貰ったとき、緊張の為ではなく、 本気で手が震えてしまった。 こ、これをどんな服で、いつ付ければいい訳？？？ ゴールドが好きな人でもこれはちょっと引いてしまうと思う。 特に日本人では。 同じ金でも翡翠でも物によってはすごく上品に身に付けられる。 まず質が良い事は第一条件だが、細工やデザインも大切だ。 そしてどの服に合わせるのかも考えて、大きさ、太さを選ぶ 必要があると思う。 金も翡翠は付け方で上品、下品がはっきり表れてしまうジュエリーだからだ。 プラチナやパール、ダイヤなどはつける人、付ける物、デザインで そこまで大きな差は出ないと思うのだが、金や翡翠は選び間違えると 恐ろしく下品になってしまう気がする。 勝手な見方になるが、チャイニーズで金や翡翠を上品に付け こなしている人は本当に少ないと思う。 特に私の周りでは皆無だ。 例えば旦那のいとこ２２歳の女の子。 彼女は大きな観音様をあしらった翡翠のペンダント（もちろん チェーンは太いゴールド）をショッキングピンクのぴたぴたＴシャツの 上に付けていた。 ピーコのファッションチェックだったら、コメントなして飛ばされる だろうな・・・・と思った。 さて、私が貰ったこれらのアクセサリー。 持て余してしまっている。 一度私の母に、 “良かったら使ってよ、あげるよ。”　と言ってみたが、 “何だか品のないデザインね・・・悪いけど要らないわ。” とあっさり断られてしまった。 義母にあげればいいのだが、これらをくれたのは 義母の兄弟姉妹達だから、ちょっとまずいだろう。 金はレートがいい時に換金して、（旦那の留守中に） 翡翠は息子の嫁にでもやろうか、と日々考えている。

  2005/06/13

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• 家族の午後

  毎週土曜の午後、夫は飼い犬のシャワー、 洗車、駐車場の床を洗う、この３つを必ずやる。 天気がいい、悪いに関わらず。 これが彼の週課（？）なのだ。 私はもちろん手伝わない。 特に晴れて、熱い炎天下なんて、外に出る事を 考えるだけでも眩暈がしてしまう。 今日もそのつもりで家の中でのんびりしていたら、 息子が外に出たいと泣き出した。 今日に限ってなぜ？？？ パパ、パパと玄関のドアの前で大泣きだ。 早くドアを開けろとばかり私の手を引っ張る。 あーあ・・・・・こりゃ私も外に出ろってか？？ 日焼け止めも塗ってないんだよなぁ。 仕方なく、渋々息子を連れて外に出た。 午後２時の炎天下、暑さと眩しさでくらくらする。 息子は大喜びで夫の元に駆け寄り、 シャワーされてる泡だらけの犬に抱きつくわ、 ホースを引っ張り回して水を振りまくわ、 床を洗うデッキブラシを引きずり回すわ、 ついでに転んで大泣きするわで、もうメチャメチャ。 夫も私と息子が出て来てくれて嬉しそうだ。 私も息子を追い掛け回して、いつの間にかずぶ濡れに。 もう何でもいいや、と思ったら結構楽しくて、 ３人で水遊びまで始めてしまった。 外でこんなにはしゃいで遊んだのは何年振りだろう？ 普段思いっきりインドアの私だが、 たまにはこういうのもいいかも、と思った。 “家族で楽しむこういう時間は貴重だから、これから 毎週やろうか？”　と夫は言ったが、 毎週やるという“決められた義務”　になっちゃったら きっとこういう面白さや新鮮さはないんじゃないかな。 やりたい！と思うタイミングでやるのが１番理想だと私は思う、 何でも。 とにかく今日はいい土曜の午後だった。

  2005/06/11

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• おばさん？おねえさん？

  最近、周囲から“アンティー”　と呼ばれる事が多くなった。 息子の保育園の先生や子供達から。 近所の子供達から。 旦那の親戚のガキ共から。 （おおっと、私情が入って言葉遣いが悪くなってしまった） 先日友達と話した時、 “おばさん（アンティー）と呼ばれる事に抵抗を感じるか？”　と いう話題になった。 私は以前はものすごく抵抗を感じていた。 何せここの文化では結婚した時点で、もうアンティーと 呼ばれるとの事なのだ。年齢に関係なく。 聞いたときはびっくりしたが、結婚式が終わるや否や、 旦那の従兄弟や親戚の子供達が一斉に私をアンティー と呼び出したのには、まとめて始末してやりたい位 ムカついたのだった。 新婚で子供もいないうちからおばさんとはあんまりだ。 しかし、今では慣れてしまったせいもあり、 あまり気にならなくなった。 私の姉の子供は私を、“みみおばちゃん”　と呼ぶし、 （これは叔母の意味もあるのだが） 子供から見たら、やっぱりおねえちゃんではなく、 おばちゃんと呼ぶほうが自然なのかもしれないと思う。 私が小学４年の時、仲の良かったクラスメートの女の子の お母さんはまだ２０代だった。 （１８で彼女を産んだらしい） 若いママだったが、小学生の私から見たらやっぱりおねえちゃん ではなくおばちゃんだったし。 母親側から見たら自分は若いつもりでも、 子供側から見たらやっぱりおばさんなんだよな、きっと。 ただここで問題になるのは、周囲からおばさんと呼ばれるのは いいとしても、自分の事を自分でおばさん（アンティー）と 言えるかどうかだ。 例えば、友達の子供と遊んでいて、 “それおばちゃんに見せて。”　とか　“おばちゃんに貸して。” と言えるかどうか。 “おばちゃん”　と自分では言いたくないけど、でも “おねえちゃん”　と言うのはちょっと苦しい・・・・・ 難しい所だと思う。 まあ、無難に　“私”　と言えばいいのだが。 私の行き付けだった病院（日本）の受付の女の人は、 ４５歳で独身なのだが、子供と話す時、頑なに自分を “おねえさん”　と呼び続けている。 はたで見てるとそれはちょっと・・・・と痛々しく見えたものだ。 そこまで　“おねえさん”にこだわらなくても・・・・ 生活に潜んでいる何気なくて他愛ないことだが、 ちょっとだけ難しい問題に思える。

  2005/06/10

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• バナナの天ぷら

  今日の夕方、急にバナナの天ぷら（ゴレン・ピサン？） が食べたくなった。 私はこれが大好きで、たまに本当に無性に食べたくなるのだ。 普段は恐ろしく腰の重い私が、バナナの天ぷらの為には、 フットワーク軽く買いに出掛ける。 近所のいつも買う場所に行くが、 （若いマレー人の夫婦が売っている屋台なのだ） 何と今日は店が出ていない。 仕方なくちょっと遠くまで足を延ばすことにする。 こういう時は頭の中は、“とにかく食べたい！”思いで いっぱいなので、面倒臭さは感じない。 しかし・・・・どこに行っても今日はバナナの天ぷらを 売っている屋台が見当たらない。 何で？？スクール・ホリデーだから？？（関係ない？） 木曜はバナナの天ぷら売らない日とか？？ ３０分以上あちこち探し続けたが、結局どこにも見当たらず、 かなりテンション低く家に帰って来た。 帰りにスーパーでバナナを買って、家にある “コツのいらない天ぷら粉”　で 揚げようかとも一瞬思ったが、やっぱりそこまではしたくない。 欲しい時に買えないなんて悲しすぎる。 探しているときは全然見つからなくて、諦めて忘れた頃、 ふいに出てくる失くし物と同じだ・・・・・ 何となく暗い気持ちで夕食を食べていると旦那が帰ってきた。 手には赤いビニール袋を提げている。 “何か急に食べたくなって買っちゃったよ。食べる？” と私に聞く。 何かと思ったら、何とバナナの天ぷらだ！！！ しかも魚のすり身の揚げ物（チリつけて食べるやつ）も一緒だ。 これも私の大好物なのだ。 すごい偶然に驚いた。 同じ事考えるなんて。 やっぱり夫婦、似た者同士って事？ 私のテンションが急に上がったのはもちろん言うまでもない。

  2005/06/09

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• 勝って良かった！

  ワールドカップアジア最終予選、いやー、日本が勝って本当に良かった！これでドイツに行けるのね、万歳！しかしこの試合私はＴＶで観られなかった・・・絶妙なタイミングでアストロがダウン。キックオフ数分前にアストロつけたら、“ただいまサービスが停止しています。詳しくはアストロまでお尋ね下さい。”のメッセージが画面に出て発狂しそうになった。なぜこんな時に？？？！！旦那をどやしつけて電話させると、理由は分からないが復旧まで２、３時間は掛かると言われて愕然とした。２、３時間って・・・確実に試合は終わってしまう。“これだからアンタの国は嫌なのよ！！雨が降ればアストロ見えないわ、すぐこうやってトラブルが起こるわで冗談じゃないわよっ！！”見当違いと分かりつつ、旦那に八つ当たりして、泣く泣くヤフーのニュース速報に見入る。しかし、所詮速報、オンタイムではないので見ていて切ない・・・しかし結果はオーライだ、とにかくドイツに行ける。良かったぁ。もうそろそろアストロは復旧しただろうか。ＮＨＫのニュースでゴールシーン位は見られるかも。そろそろ１０時、見てこようっと。

  2005/06/08

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• 家の私

  今朝起きたら、肌がなんか少しつるつるした気がする。 ここ数日化粧をしていないせいかもしれない。 昼寝も含めて、大量の睡眠を取っているせいもあるかも。 このまったり生活が肌にも体にもいいって事か？ 私は家にいる時、すごい格好だ。 ここの“すごい”　は　“ひどい”　と同義語になる。 私はそこまでひどいとは思わないが、たまに遊びに来る 私の母が私の格好を見て、嘆き悲しむところを見ると、 そんなにヤバいの？？？と不安になる。 着古した大きめのＴシャツ、ちょっとヨレヨレの短パン、 髪は後ろに一つに束ねて、 （束ねてではなくひっつめただけだ、と母は怒る） コンタクトはせずにメガネ。化粧はもちろんしない。 この服装に問題があると母は言う。 家用のちょっとおしゃれなワンピースでも着ろ、 心の乱れは服装の乱れから来るのよ、と一昔前の 風紀委員のような事を言うのだ。 確かにな・・・・と心では思いつつ今日の服装も同じだ。 だって楽なんだもーん。。 日曜の夜などはたいていこのだらけた格好のまま 近所の屋台に夕食に行く。 夜だし、屋台だし、ま、いっか、と思うのだ。 この格好の時に日本人と見破られたことは一度もない。 確かにどこからどう見ても、ローカル・チャイニーズの おばはんだ。 ローカルの人は日本人は皆キレイな格好をしていると 思っているので、 こんな私を絶対に日本人だとは思わないだろう。 その証拠にバリバリ広東語で私に話し掛けてくる。 や、やめてくれ・・・・素性がバレるではないかっ 私は目を背けたまま、そっけなく飲み物を注文する。 よくいる感じの悪いチャイニーズの中年女そのものに 見えるだろうなぁ、と思いつつ。 以前何かの雑誌で読んだ。 松岡修造（元テニスプレーヤーの）は、奥さんには 毎朝起きたらすぐに化粧させ、きちんとした洋服を着させ、 家の中にいても、外と同じような態度で接する事を、 強要しているらしい。 奥さんは二人の子持ちだが、ちょっと太ると注意され、 洋服の趣味が悪いと言って怒られることもあるとか。 彼曰く、“夫婦の間にいつまでも新鮮な空気を持ち続けたい のなら、この位の緊張感は必要だ。 いつまでも男と女でありたい。惰性は嫌いだ。” との事。 うーん、すごいよなぁ。 こういう夫を持ったら、妻も気を張って美しくいられるんだろう。 ウチは夫も私も到底駄目だ。 さっき試しに、 “ねー、もし私が家にいる時でも化粧してきれいな服 着てたらアナタは嬉しい？緊張感があると思う？” と夫に聞いたら、 “何で急に？？何企んでんの？？”　と返された。 “考える”　じゃなくて　“企む”　ときたか・・・・ やっぱりこのままでいいや、と心に決めた。

  2005/06/08

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• 心のゆとり

  今日はまだ火曜日だ。 今週は時間がすごくゆっくり経っているように感じる。 嬉しい事に今週は仕事が休みだ。 学生達が試験の為、授業がないからだ。 とても嬉しい・・・・ １週間の二日だけの仕事でもあるとないでは精神的な ゆとりが全然違う。 特に私はオンとオフの切り替えがあまり上手ではないと 自分で思うのだ。 仕事、家事、育児等幾つかの事を平行して、上手く バランスを取ってやっている人を見ると心から尊敬してしまう。 何も予定がない日、私はインドアな人間なので必要以外は外に出ない。 そう言えば昨日も今日も植木に水をやる以外で外気に触れてない。 家の中でまったり過ごすのが好きなのだ。 本を読んだり、考え事したり、昼寝したり、ＰＣ触ったり、 時間なんてあっという間に過ぎる。 マレーシアに来て、まだ子供もいなくて仕事もしていなかった頃、 旦那の家族や親戚共に、 “ずっと家にいて何が楽しいの？退屈でしょ？”　と会う度に うるさく言われて辟易したものだ。 私は退屈なんかじゃないんだってば。 自分の時間を楽しんでんだから放っておいてよ、という心境だった。 さて今日の私の一日。 たまにはちゃんとした食事を作ろうと思い、（最近手抜きが多かった！） 牛肉と玉ねぎを半日煮込んでビーフシチューを作る。 ボタンが取れている服や、裾がほつれているスカートなどの 修繕をする。 子供の服の整理をする、着られないサイズの物が結構あって驚く。 いつの間にこんなに大きくなってしまったのだろう？ ああ、時は金なり。（ちょっと違うって？？） これだけでもう午前中半日終わってしまった。 午後は子供と遊んで（もちろん家の中でだ）、一緒に２時間昼寝。 何だか心にゆとりがあるせいか一日が楽しかった。 今週は今までサボってきた家事を徹底的にやろうと思う。

  2005/06/07

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• すごいフルムーン

  今、家の外がとても騒がしい。 すぐ近所でパーティーをやっているのだ。 旦那の情報によると、（さっきこっそり見て来たらしい、 さすがこの野次馬根性はマレーシア人だ！） フルムーン（子供の生後１ヶ月を祝う）との事。 しかし、今日は月曜日。普通こういうパーティーって 週末にやるもんじゃないの？？ しかもかなりの困ったさん家族である。 家の前の道路にテントを張り出すのはよくある事だが、 普通は車はちゃんと通れるように、道の半分は 空けておくものだ。（常識として） しかし今この家の前の道路は完全にシャットダウン されている。車が通るスペースはない。 しかもご丁寧に、“進入禁止”の標識まで出している。 “進入禁止”って・・・・そもそも進入も出来ないでしょうが。 いくら向かいが空き地でも、この道通らなきゃ困る人は どうすればいいの？？ 何を考えているんだかよく分からん。 今は大音響でカラオケ大会に突入している模様だ。 オヤジの下手な歌がここまでビンビン聞こえてくる。 オヤジの歌が終わったと思ったら、次はおばはんの テレサ・テンだ。 勘弁して欲しい。 時折、花火や爆竹の音も聞こえる。 どうやらかなりの大掛かりフルムーンらしい。 ここまでやるのはスゴいよなぁ。 驚きを通り越して笑えてしまった。 しかし、隣の家はかなりの迷惑だろう。 もし日本でこんな事したら、間違いなくお巡りさんが 飛んでくるだろうし、翌日から絶対に近所は口も聞いて くれないだろう。 ちょっと昔だったら、村の共同井戸を使わせてもらえないとか、 葬式の手伝いを誰もしてくれないとか、正真正銘村八分に されそうだ。 ここでは皆やるからお互い様、何でもアリで皆大らかと言えば 大らかなのか。 しかし、生後１ヶ月の新生児がいてこの大音響、 絶対に子供の発育に悪い気がする。 大きなお世話だと言われればそれまでだが。 いい子に育つように陰ながら祈ることにしよう。 さっきウチの息子を寝かし付けたのだが、外が騒がしいので 気になるらしく、ベッドに座ったままなかなか横にならない。 しまいには外を指差し、“マーマ？ん？？”　と言って、 頭の横で両手を振る。 これは、“ママ、外がうるさいけど何で？？”　と私に説明を 求めているのだ。 仕方なく、“えっと、近所の赤ちゃんが生まれてうれしいパーティー をやってるの。おうたを歌ったり、花火ドンドンやってるだけだから、 大丈夫よ。何もこわくないから、りゅうはねんねしようね。” 息子なりに納得したのか、すぐに寝入ってくれた。 神経が太い子で良かった、と言うよりこの子は半分マレーシア人だ。 大音響には驚かないＤＮＡが入っているんだよな、きっと。

  2005/06/06

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• 運転事情

  マレーシアで車を運転しているといつも不思議に思う。 車から降りると、皆そこそこ親切で大らかで、時間にルーズで 何でもＮｅｖｅｒ　Ｍｉｎｄ！で済ます人達なのに、 車に乗ってハンドル握ると何であんなに性格悪くなっちゃうんだろう？？？ 何が彼らをああさせてしまうのか知りたくてたまらない。 私が乗っている車はカンチルだ。 価格の安さと、運転し易さ（小回りが効く事）で選んだ。 何せ私は日本で運転した事が一度もない。 ペーパーがいきなりここで運転するのだから、 とにかく自分が運転し易い事が第一だと思ったのだ。 しかし、カンチルの社会的（？）立場はいまいち弱い気がする。 何かすぐに脇に追いやられてしまうのである。 ノロノロ走っている訳ではないのに。 しかも車線変更もなかなか入れてくれなかったりする。 これって被害妄想かなぁ？ 小さいから？ ＢＭＷ様とかベンツ様とかはすぐ後ろに張り付いて、 クラクション鳴らしたり、パッシングしてきたりする。 旦那のホンダを運転している時はほとんどされない、って いう事はやっぱりカンチルだからか？？？ “Ｐ”（初心者マーク）を付けたら、少しは労わってくれたりして、 と期待して貼ってみたが効果は全くなかった。 ついでに、“Ｂａｂｙ　ｏｎ　ｂｏard”　も貼ってみたがこれも効果なし。 “お前らの血は何色だあああぁぁぁぁ！！！！”　 と北斗の拳ばりに叫んでみたくなった事が何度あったことか。 この間は堂々とジャンプ・キューしようとしている車に腹が立った。 何が何でも入れてやりたくなかったので、（私は２０分近くも ちゃんと並んで待っているのにいきなり割り込もうなんて甘い話だ） 割り込みを阻止してたら、なんとそいつ（インド系のじじいだ）は 私に向かって、クラクションとパッシング。 何という性格の悪さ。 私もキレた。 割り込む立場のお前にそんな事される覚えはない！！ 力任せにハンドブレーキを引き、私もクラクションを連打し、 そいつの顔の方に指をさし、よく見えるようにゆっくりと と言ってやった。“Ｇｏ　ｔｏ　ｈｅｌｌ”　と。 物凄い怒りの形相で。 なめてもらっては困る。 主張する時はしっかりさせてもらわないと。 そんなことが多くて運転していると確実に体内の活性酸素が 増えている気がする。 確実に性格も悪くなっている気がする。 内弁慶っていう言葉があるけど、 マレーシア人の場合、“車内弁慶”なのでは？と思う。 車降りるといい人っていうのは何だかなぁ・・・・ そのうち私もバリバリ車内弁慶になってたりして。 気を付けなければ。 モットーは互譲協調（？）と思いやりだ。

  2005/06/05

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• ムカつく親戚

  今日はかなり本気でムカついた。旦那の従兄弟の結婚式で、久々に向こうの一族皆と会ったのだ。私はハッキリ言って旦那方の一族は好きではない。義父母ももちろん含めてだ。ここで身内の愚痴をさらけ出すのは避けたいので、一言でまとめれば、反りが合わないと言う事だ。文化とか人種の違いのせいでは決してなく、人間性を疑うことが多々ある。義父母が遠くに引越したのをいいことに、親戚共とも疎遠にする方向でいたのだが、冠婚葬祭だけは避けられない。うーん、今日は短時間の事だから我慢しよう・・・重い気持ちで結婚式場に到着しテーブルに着く。親戚共は私の顔を見るなり皆一斉に、“次の子供はいつ産むの？もうそろそろ作りなさいよ！”と言い始めた。早速出たよ・・・次の子いつ？攻撃。息子を産んだ後１週間から同じ質問ばかりされる。他に言う事ないのか？？義母の妹がしゃしゃり出てきてまくし立てる。“姉さん（義母）も次の孫の顔を見たがってるのよ。アンタ、早く姉さんを安心させてあげてよ。次は絶対女の子がいいわよね。あのねぇ、子供は３人以上産んで始めて子育ての良さが分かるのよ。一人なんて子供の数に入らないから。沢山育てた人間は人として厚みが出るしね。”などとほざく。義母は妹の後ろでその通りだとばかりにしたり顔で頷いているし。段々腹が立ってきてしまった。短気な私は怒りのボルテージが上がり易いのだ。偉そうな事を言っているが、この妹、２年前に６番目の子供を４６歳で生んでいる。産むかどうか散々迷って産んだのはいいのだが、６人の子供の教育費はキツいとかで、長男以外は義務教育しか出していない。しかも年中親戚からお金を借りまくっている様な人だ。自分の子供も計画的に教育出来ないような人間に偉そうに説教されたくないと言うのが私の本音だ。かなり不機嫌になった私は、“私はちゃんと考えていますから、ご心配なく。”とまだまだ続きそうな“ありがたい子育て論”を遮って冷たく言い放った。私の不穏な空気を読み取ったのか、隣にいた旦那が、“経済的な問題とか色々考えて子供は作るよ。両親を安心させる為だけに子供作れる訳ないだろう？！誰が教育費出して、日々の世話すんだよ。勝手な事ばかり言うなよ。”とフォローに入った。言うときはちゃんと言えるんだ・・とちょっと見直した。私が妊娠中には、“名字を絶やさぬ為にも男の子を産んでもらわなきゃ困る。アナタの両親は可哀想ね、女の子しかいないので。（私は姉と二人姉妹なので）”と言い、息子が生まれれば、“名前は中国名を付けてね。将来日本の国籍は捨てるんでしょう？捨てさせてね。”と言い、今では、“りゅう（息子）が将来福建語を話せなければ一族とは認められないわ。”と言われている。どーなんでしょう？？これって？？人間的に何かが欠落しているとしか思えないけど、これが旦那の一族。最近では全て無視して、あなた方に認められなくても結構ですから、と思っている。私の母が私によく言う言葉がある。“外国で異人種の中で暮らすっていうことは、常に確固たる自分を持っていなきゃ駄目だと思うのよ。何でも人の意見や、考え方に振り回されていたら本当に大切な事が見えなくなってしまうから。風見鶏だけにはなっちゃ駄目。時には要らない物を切り捨てる勇気も必要よ。自分を信じて生きなさい。”難しい事だけど風見鶏にはなるまいと日々頑張っている。

  2005/06/04

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• 松井のそっくりさん

  さっきヤンキースの松井秀喜のそっくりさんを見た。場所はウチの近くの屋台。旦那と息子と一緒に夕食をしていた時だ。私達の向かいのテーブルに座っている中国系の若者の顔を何気なく見た私は、驚きのあまり口に運んでいた福建ミーごと箸を取り落としそうになった。松井にそっくり！！！！！本当に似ているなんてもんじゃない。瓜二つとはこの事だ。髪型、顔の形、頬の筋肉の形、肌の荒れ具合までも似ている。座っているので体系は分からないが、背は低そうだ。でも、顔だけ見たら間違いなく松井だ。彼は広東語で普通に話しているのだが、声もやっぱり似ている。今にも日本語で、“ん～、マ、今日はチームがいい雰囲気だったのが一番良かったんじゃないですか？その中でボクが打てたのは、う～ん、マ、嬉しいことですけどね、ハイ。”とか言い出しそうだ。そっくりさんの彼はとても平和そうに食事しているが、ここがモントキアラとかバングサとか日本人が多い場所だったらまた周囲の反応が違うんだろうなぁ。彼が日本に行ったら、確実に“松井のそっくりさん”ともてはやされたりして人生変わったりするんだろうなぁ。ＤＮＡってすごいよなぁ、アカの他人をここまでそっくりに作れるか？？すご過ぎ。でもどんなに誰かに似ていても、知名度が低い場所にいたらそれは別に本当に何でもない事なんだなぁ。ものすごく余計なお世話だが色々考えたら止まらなくなってしまった。食事もそっちのけでそっくりさんに見入ってしまった。ちなみに私は松井のファンではない。だが、今日の一件ですごく大きな衝撃を私の心に与えてくれた人物にはなった気がする。でもそれはそっくりさんであって、松井ではないか？とにかく不思議な夕食時間だった。

  2005/06/03

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• 息子の風邪

  息子が昨夜から熱を出してダウンしている。深夜２時頃、いきなり火が付いたように泣き出したのだ。絶叫してオンオン泣いている。“どうしたの？怖い夢見た？”　と訊ねて頭に触ると、ものすごく熱い！！私は一気に目が覚めた。こ、これは絶対に３９度以上、いやもっとかも。案の定、体温計が示した数字は３９度６分。幼児にこの高熱はちょっとヤバい・・・この非常時に旦那は隣で起きもせずに鼾をかいている。蹴り起こしたい衝動に駆られるが、思い留まる。旦那がこの場で特に役に立つとは到底思えない。とにかく熱冷ましを飲ませよう。あと水分補給。冷えぴたシートは両脇と首に貼る。おでこなんて冷やしても意味がないと以前日本の医師に言われたのだ。とにかくリンパ腺がある所を冷やせと。とりあえずこれで朝まで様子を見る事にした。普段は電灯なしの真っ暗で寝ているのに、この日は電気を消すと怯えて泣き出す。仕方ない、電気を付けて寝る事にする。しかも、抱っこしたままじゃないと嫌だと言う。（ベッドに下ろそうとすると抵抗するのだ）息子の体重は約１０キロ。腕が痛い・・・しかも３０分毎に起きて泣くので、私はほとんど一睡も出来なかった。次の日（今日だ）、熱は３７度５分まで下がったが、何しろ息子の機嫌が悪い悪い。しかもほとんど飲まない、食べない。１日中甘えてぐずぐず泣いている。ま、病み上がり（病み途中？？）だから仕方ないよなぁ。仕方なく今日はずっと息子のわがままに付き合ってやった。夕方６時１０分前、“キッコロとモリゾー”（ｂｙ　ＮＨＫ）の時間だ。おお！！ラッキー、よし、これなら少しは息子の機嫌が良くなるぞ。何しろ息子はキッコロとモリゾーが大好きなのだ。どんなに泣き喚いていても、これさえ見せれば泣き止む率１００％！！しかし・・・・今回もこれで乗り切れるだろうと思ったが甘かった。今日は全然笑わないではないかっ！え？？何で？！キッコロとモリゾー様でも駄目なの！？　結局ぐずぐず泣きも止まらない。仕方ない、最後の手だ。“おじいちゃ～ん、りゅうちゃん（息子）泣いてばかりだよ～！”　“う～む、何でじゃのう？キッコロや、りゅうちゃんと遊んでおやり。”　私は思いっきり大声で隣の息子に話しかけた。“ひとりキッコロとモリゾー”でだ。自分で言うのも何だが、かなり似ていると思う。傑作だ。これで息子の笑顔も見られると思いきや、驚きの目で私を凝視するや否やものすごい大泣き。病気の息子には私のひとりキッコロとモリゾーは刺激が強過ぎたらしい。母の愛では駄目なのね、とちょっと凹んだ。今はスヤスヤ寝ている。明日には元気になって欲しい。

  2005/06/02

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• Ａｐｐｌｅ　Ｓｏｕｒｕｓ

  今日も仕事帰りに近所のペトロナスに寄った。ここんとこ毎日ペトロナスに日参している。ガソリンを入れる為ではもちろんない。アイスを買う為だ。最近“ＡＰＰＬＥ　ＳＯＵＲＵＺ”というアイスにはまってしまったのだ。（ネスレが出している）とにかく美味しいの何のって。バニラやチョコのコテコテ甘いやつではなくて、りんごゼリーがもっと酸味のあるりんごアイスでコーティングされている。さっぱりしていて喉も渇かない。あとをひく美味しさなので１回で２本は軽く食べられてしまうのだ。こんなにアイスにはまったのは、子供の時のガリガリ君以来だ。（知ってます？ガリガリ君。私はソーダ味が好きだったんだよなぁ）しかし、私のよく行くスーパーでは売っておらず、唯一近所のペトロナスでしか買えないというのが欠点だ。それで仕方なく買う時は５、６本まとめて買う。いつも、“これなら２、３日はもつだろう。”と思って買うのだが、絶対に次の日にはもうない。よく考えたら私が１日４本は確実に食べている上に、旦那も気に入って食べている。これじゃ駄目だ。全然足りない。今日から１回で１０本買うことにする。ここ２週間位ずっと同じアイスを買い求めている為、ペトロナスの店員に顔を覚えられてしまった。“あなた、このアイスそんなに美味しい？あなたの為に、最近これ多く発注してるのよ。”と言われた時はさすがにちょっと恥ずかしかったが、よく考えてみたら私はいい客ではないか。私も嬉しい、ペトロナスもネスレも嬉しい、こりゃ皆幸せって事だよなぁ。とポジティブに考える事にしてみた。旦那に、“店員に顔覚えられちゃってさぁ。”とちょっと誇らしげ（？）に言ったら、“恥ずかしい！！「アイスの旦那」と呼ばれたくないから、これからは二人でペトロナスには行かない。”とかほざきやがった。ちっ小心者め。“じゃ、アンタもう二度と私が買ってきたの食べないでよ！マジックで番号ふっとくからね！！”何とも低レベルな喧嘩だが、今の私にとっては重要問題なのである。さて、こうやって書いていたら早速食べたくなった。食べてこようっと。次は通し番号３のはずだ。ってことは今日はもう３本食べたってことか？？そんなに食べたっけ？？？　

  2005/05/31

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• 本棚写真

  ちょっと遅くなってしまったが、一昨日買った本棚の写真。まだ本を入れ終わってないので、スカスカなのが寂しい。写真より本物の方が絶対いいと思う。下は引き出しが二つ付いている。値段は約３００ＲＭ、安いでしょう？！

  2005/05/30

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• 我家の日曜日

  今日は本当に典型的な（我家にとっての）日曜日だった。朝起きて、旦那は市場に買い物（買出し？）に行く。野菜や肉魚は市場が一番新鮮だと旦那は言い張る。安いのも魅力なのだろう。私と息子は家でお留守番。前は一緒に行っていたが、幼児を連れて行くのは嫌なので最近は旦那だけ行かせる。買い物ついでに、床屋に行ったり、カーウォッシュしたりで旦那の息抜きの時間でもあるのだ。１２時に旦那帰宅。市場で買って来てくれたお昼を食べる。毎週私はプロウン・ミーを頼んでいる。海老が沢山入っていて市場のはとても美味しい。チリを山ほど入れて食べるのが大好き。幸せを感じてしまう。息子はワンタン・ミーと揚げパン。少食なのにこれだけは沢山食べるのだ。私の料理より外の物のほうがいいみたい。寂しいよなぁ・・・・日曜日のおやつは、豆腐花と亀ゼリー。（クァイリンコウ）亀ゼリーは決して美味しいとは思えないが、お肌にいいと聞いて食べるようにしている。最近肌に疲れが出ているのだ。最近日本に帰る度に、“アンタ、その顔どうしたの？！やつれて年取ったわよ！！”と家族に言われてばかりだ。おおっと話が反れてしまった。ええと、日曜の昼ごはんだっけ？お腹いっぱい食べた後は息子と昼寝。今日も２時間以上寝てしまった。今日は寝るつもりはなかったのだが、息子と寝室に入ったら、“ママも寝よう？”　とばかりにベッドの自分の隣をポンポン叩く息子。ここまでされたら寝ない訳にはいかんよなぁ、私は眠くないけど。と自分を正当化して惰眠を貪ること２時間。起きるとだるい。夕食は当然作る気にはなれず、チャーハンと屋台のバーガーを持ち帰りしてもらう。バーガーはスペシャルを注文した。だるいと言いつつ食欲だけはしっかりある。外で食べてもいいのだが、日曜日は化粧しない日と決めているので出掛けたくない。部屋着から着替えるのも億劫なのだ。本当に日曜は恐ろしく怠惰になってしまう。明日の朝は、豆腐の味噌汁と納豆、ダシ巻卵も作ろうっと。ヘビーな食生活の日曜の翌日はやたらと日本食が食べたくなる。こうして私の日曜が終わった。明日からまた頑張ろうっと。

  2005/05/29

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• 本棚購入！

  今日は一日中本棚探しに奔走した。朝１０時に出掛けて、帰って来たのは夕方６時。さすがに疲れた・・・ＩＫＥＡはあまりいいのがなくて駄目だった。気に入ったのが１点あったのだが、いまいち木の質が良くない気がするのだ。前にＩＫＥＡで買った箪笥は底が抜けるわ、ペイントは剥がれるわで駄目だったので、今回はちょっと警戒してしまった。その後家具屋をハシゴしまくって、“今日は駄目かな・・”と諦めかけた最後の店でいいのを発見。木の質も、デザインもとてもいい。値段もまあまあ。試しに旦那に値切ってもらったら更に安くなった。送料も無料だと聞いて、即決してしまった。ああ、世の中って捨てたもんじゃない。届けてくれるのは明日の朝。今から楽しみで仕方がない。

  2005/05/28

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• 嬉しい金曜日

  金曜日の夜は大好き。週末何しようかなー、と考えるだけで楽しい気持ちになってくる。火、水曜しか仕事していないけれどやっぱり金曜日はそれとは別に嬉しい。明日は本棚を見に行こうかなと思っている。今我が家には本棚がなく、本は床に平積み状態。これじゃいかんなぁ、と思っていたがズルズルと今まで本棚購入を先延ばししてきたのだ。ＩＫＥＡ辺りを見てみようっと。あとはバジルを植える鉢が欲しい。この間取れた種を蒔かなきゃ。ウチのバジルを欲しいと言ってくれた方々に、苗でお渡し出来るようにしておきますね。“やっぱ植物っていいわーーーー。世話してると心も和むよね。”と旦那に言ったら、“その位の愛をもってボブ（犬）やりゅう（息子）の世話もしてくれ。”と言われた。な、なんですと？？？？こんなに愛があるオンナが他にいて？？？

  2005/05/27

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• 驚きのシャワータイム

  最近シャワーする時間が大好きになった。体を洗った後、ボディ・スクラブでマッサージ。友達にもらったＢＯＤＹ　ＳＨＯＰのスクラブ、これが使ってみると何とも良くてはまってしまった。ソーヤビーン配合で香りも良く、使った後は本当に肌がつるつるする。古い角質とかも取れてそう。これでバスタブがあったら最高なんだけど。さっき気が付いて驚いた。足の裏の皮膚が異様に硬くなってゴワゴワしている。ゴワゴワなんてもんじゃない、カチカチだ。踵なんてひび割れてるし。まるで象のよう。（象に失礼だ・・）こ、これはもしやいつもサンダル履いていて、家の中ではタイルの床を裸足でペタペタ歩くせい？！この足で踏み付けたらクルミの一つや二つ確実に割れるだろう。踵落としやったら、瓦くらい余裕で割れそうだ。もはや凶器だ。今まで全然気付かなかった、恐ろしい・・・今週末はフットケア・グッズを買いに行こうと決めた。手始めに、角質柔らかくするクリームとやすりだ。これで駄目なら、フットケアサロンに行こう。

  2005/05/26

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• バジュ・クロンとマレー語

  昨日は本当に疲れた・・・学校の新入生の始業式だったのだ。（入学式は一昨日だった）バジュ・クロンを着て、マレー語で自己紹介とちょっとスピーチ・・・私はマレー語がほとんど（全く？）話せない。知っているのは挨拶と、数字の１から１０まで。“英語でこと足りるからいいよなー。”と今までタカをくくってきたツケが来てしまったのだ。切羽詰った私は、前夜夫に泣き付いて、スピーチ文を書いてもらい、必死で暗記した。発音も分からないので、カタカナで書き直し、声調記号まで付けた。全く泣けてくる。バジュ・クロンも今まで持っていなかった。“旦那は中国系だし、着る機会ないよなー。”と思っていたのだが、職場はマレー系。何かセレモニーの際には着なければいけない。“別に日本の正装ならいいですよ。”と言われたが、日本の正装って何だよ？？？と考えたらやっぱりバジュ・クロンを一枚買った方がいいと思い始めて買いに行ったのだ。オーダーメイドは時間がかかるので既製品を買う事にしたが、既製品でも結構お高いのにはびっくり！！どんな物でも２００ＲＭ以上はする。しかも既製品はガラガラした模様、原色が多くて、なかなか自分に合うシンプルな物が見つからない。いいのを探すのに丸一日かかってしまった。しかもマレー人の女の人が着るととてもよく似合うのに、私には何だか似合わない。嘘っぽい感じがするのだ。きっと着物を着た外国人みたいな違和感があるんだろうな。さて本番。着慣れないバジュ・クロンの裾に足を取られながら、ガチガチに緊張してスピーチ。きっとひどいマレー語だったと思うのだが、学生達は頷きながら、微笑んでくれた。ああ、心優しい子達だわ・・・・とちょっと感動。この数分間で確実に老けたと思われる位、体力を消耗した。しかし問題なのが私のマレー語。そろそろ勉強しなきゃいけない時期かも・・・どなたかいい学校、先生がいたら教えて下さい。

  2005/05/26

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• だるい日

  連休明けで体がだるい・・・・今朝は６時に起きて学校へ。遅くても７時には出掛けないと渋滞にはまって大変な事になってしまう。テンション低い私に輪をかけて、学生たちのダラけた態度は笑えてしまった。両肘付いて頬杖つきつつ、授業なんて聞いてやしない。ま、連休明けだし仕方ないか。今夜は夕食要らないと旦那から電話が。おおー、ラッキー！！息子と二人簡単に食べてしまおうっと。“仕事忙しいんでしょ？明日も夕食食べないよね。無理して家で食べなくてもいいからさぁ。”と言ったら、“明日は食べるよ！作りたくないからそんな事言ってるの？”と憮然とした答えが返ってきた。ちぇっ“マレーシアは外食普通の国だから、キミに御飯作ってもらおうなんて考えてない。家事も全て協力するよ。”とか何とかいいような事を言っていたのは結婚するまでだ。釣った魚に餌やらない、じゃなくて、釣った魚を唐揚げにして、あんかけにする（中国料理風）ってやつかもしれない。

  2005/05/24

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• 旦那とスターウォーズ

  今日はメガモールに買い物に行った。映画館の前はすごい人だかり！！！先週から上映が始まったスターウォーズのせいらしい。それにしてもすごい混み様で、“スターウォーズってどこがそんなにいい訳？”とつい旦那に尋ねたら奴の形相が変わった。しまった・・・旦那はスターウォーズの大ファンなのだ。それから延々と、“スターウォーズ講義”を聞くハメになった。どれほどスターウォーズが世界中から愛されているか、監督のジョージ・ルーカスがどれ程素晴らしいか、今までの作品の批評、キャストのあれこれ、等等。家に帰る車の中でも喋り倒しだ。普段こんなにものごとを熱く語る男ではない。一体何が彼をそこまで駆り立てるのだろう・・分からない・・・私はスターウォーズは好きでも嫌いでもない映画。１作目しか観ていないけど。（しかも映画館で観たのではなく、土曜洋画劇場かなんかでやっていたテレビ版、確か１０年位前。）ストーリーもうろ覚えで、猿の惑星となんかダブっているなぁ。旦那にとってはこういう人間は許せない存在らしい。ふいに、“来週１日休暇取ってスターウォーズ観に行くから。”と旦那が言うではないか。え？もしかして久々の映画館デート？？しかも平日に？わー、なんか恋人同士みたいねー、映画の前に食事とかするんでしょ？りゅう（息子）は映画館無理だからナーサリーかぁ。ウキウキしてそこまで考えた私に、“カイホウと行くから。”と事も無げに言うではないか！！（ちなみにカイホウさんは旦那の親友である）え？？？？私と行くんじゃないの？！旦那いわく、スターウォーズに詳しい興味がある人と行きたいらしい。そりゃ熱く語れる者同士で行った方が楽しいけどさあ・・でもでもでも・・・・この一件で私は何となく今も機嫌が悪い。旦那は今、“来週までに今までの作品をおさらいしておかないと。”とか言って、１作目からＤＶＤを観ている。ちょっと前だったら、“一緒に観る？分からない所があったら、教えてあげるから。”とか言っていたのに、今じゃ無視だ。何だかなぁ・・・・・さっさと寝ようっと。

  2005/05/21

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• 蝶の襲撃

  今から３０分程前、私は張り切って出掛けようとしていた。（とは言ってもスーパーに買い物に行くだけの事だが）玄関を出て、車を出そうとしたところ、庭の隅に何か紙のような物が落ちているのが目に入った。“ったくまた広告を投げ入れたんだな。”（クーラーの清掃とか、塾とかのチラシの類）と思い拾おうと近付くと・・・・それはバカでかい蝶だった。べたっと床に張り付く止まり方はもしかしたら蛾かも。私は全身の血が凍った。何しろ大きいのだ、私の顔位のサイズ。色は黒と白のまだら、所々に黄色。蝶愛好家なら狂喜乱舞しそうな位のしろものだ。私は蝶が苦手だ。見るだけで寒気が襲ってくる位嫌なのだ。なぜだか分からないが、物心ついた頃から駄目だった。多分、あのひらひら飛ぶ姿が駄目なんだと思う。小学生の時、クラスでモンシロチョウを飼うことになったが、飼育当番をことごとくサボり、学級会で非難の的になった。男の子が虫取り網で蝶を嬉しそうに追い掛け回している姿は、悪魔の遣いに見えたし、遠足で昆虫館に行った時は半泣きだった。そんな私の前に今巨大な蝶がいる・・・とにかくこの場から離れることだ、蝶を刺激して飛ばれたら困る。静かに車のドアに手を伸ばした。車に入ってしまえばこっちのものだ。その時・・・いきなり蝶が私に向かって羽ばたき出すではないか！！ばさばさと音がして、燐粉が舞い落ちる。恐怖で理性がとんだ。“ひ、ひゃぁぁぁああああ！！＠％＄＃＆＊～～！！！”何を叫んだか覚えていないが、とにかく絶叫だったと思う。持っていたバッグをブンブン振り回した。蝶もさぞかし驚いたんだろう、私を襲撃するかのように周りを飛び回る。そりゃそうだ、いきなり発狂したごとく暴れ回る人間がいるんだから、蝶だって怖いだろう。玄関のドアを蹴り倒すようにして、私は家の中に逃げ込んだ。息はゼイゼイしてるし、手はワナワナ震えてるし、目からは涙、ついでに鼻水まで出ている。こんな経験そうあるもんじゃない。いつの間にか私の手を離れたバッグは車の上に載っている。あ、ああ私のバッグが・・・と思った瞬間、蝶はバッグの上に悠々と止まった。しかも、“しばらくここでくつろぐぜ。”的な態度。何たる事！！！！オーマイガッ！！！！そんな訳で今私は外に出られなくなった。時々玄関の隙間からおそるおそる覗く私の姿は、巨人の星、星飛雄馬の姉みたいだ。全くもって情けない・・・さっさと飛び立って欲しいのに動く気配はまるでなし。このまま夜までいたりして。冷蔵庫の中は空っぽなので夕食が作れない・・・最悪の場合はマギーミーだ。“ワタシは蝶が怖い”っていうじゃな～い。でも、本当にコワイのは、いい年してマジで蝶を怖がるアンタですからーーー！！！！残念！！週末なのにマギーミーの夕食。みじめな女、斬り！！！！！”波田陽区なら、確実にこう斬るであろう。

  2005/05/20

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• 保育園にて。

  毎朝８時半に息子をナーサリーに送って行く。私達が到着すると、今朝もサンサンちゃんが走り寄って来た。サンサンちゃんは中国系の目のぱっちりした可愛い女の子だ。年はもうすぐ４歳。息子をとても可愛がってくれて、いつも彼の影のように寄り添っている。彼女は世話好きらしく、“おばちゃま、今日はりゅう（息子）に本を読んであげるの。”だの、“りゅうのシャワーを手伝ってあげたの。”とか毎日私に報告してくれる。彼女は私を普通にアンティーと呼ぶのだが、私の頭の中で彼女の言葉を反芻すると、どうしてもちょっとすましたスノッブな感じの　“おばちゃま”と日本語で聞こえる。とにかく４歳とは思えないほど、口も達者でおしゃまな子なのだ。今朝の彼女はすごかった・・“おばちゃま、りゅうはマンダリンが分からないみたいだから、私が教えてあげるわ。私はりゅうが大好きだから、りゅうのお世話をしてあげるの。りゅうも私を好きだし。りゅうと一緒にいたいの。”と得意気に私に言うではないか。おお、そう来たか！びっくりしてちょっと怯んでしまった私は、“あ、ああ・・それはいいわね。ありがとう。”と弱々しく微笑んだ。サンサンちゃんの力強い笑顔。威厳さえ感じる。息子のマンダリンの心配までしてくれて・・・日本人母、撃沈。確かに息子も彼女の事をとても好きらしい。サンサンが（いきなり呼び捨てになったが、嫉妬の為ではもちろんない。）しょっちゅう抱き締めたり、キスしたりするのを嫌がる様子もなくニコニコしているし。私がしつこく構うと嫌そうに逃げる時とは偉い違いだ。うーん、やっぱり母より好きな女の子なんだなー、としみじみ思う。これがよく言われる、年頃の息子が母（自分）には、ぶっきら棒に“金、メシ、うるせえ”しか言わないのに、彼女にはやたら甘ったるい声でベラベラ話していて、後ろからスリッパではたいてやりたくなったというやつの典型かもしれない。しかし、息子がタイプなのは、世話好きで気の強い女の子ということか。うーん・・・遠い将来、私が老人になってどうしても息子の世話にならなきゃならなくなった時、“お義母さま、やっぱり最期は日本で過ごした方がいいんじゃありません？介護保険っていうのもあるそうじゃないですか。”とか言って気の強い嫁に追い出されたりして。あり得るよなぁ。やっぱり自分の面倒は最後まで自分でみなきゃ。今から財テクは必須だ。今日は何だか将来を考えさせてくれる一日の始まりだった。

  2005/05/19

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• バジル

  日本から種を持ってきて、大切に育てていたバジルがよく育ち花が咲き、ついに種まで出来た。嬉しい！！新しいプランターを買ってきてまた種を蒔こう。いやー、ここまで育てるのは大変だった・・・芽が出た早々に、野良猫に踏みにじられ食べられた時は、エアーガンで野良猫を撃っているちょっとヤバめの中高生の気持ちが分かる位悔しかったし。バジルの香りは本当にいい。魚の香草焼きとか、チキンをガーリックとバジルでマリネして焼いたりとか、とにかく美味しいのだ。明日のお昼は久し振りにバジルのパスタを作ってみよう。小さい事だけど何か幸せ・・・・

  2005/05/18

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• 河童息子

  さっき息子の髪を切った。ついでに自分の指までハサミで切って、今かなりブルーだ。最近痛いとこばっかで嫌になる。息子は髪を触られるのが大嫌い。前回は美容院で切ってもらったのだが、泣き叫び、大暴れして大変だった。結局美容院でも上手く切ってもらえず、（帰って来て良く見たら、左右対称じゃないし）８リンギはドブに捨てたようなものだった。更に夫が手を加えたら、河童みたいな髪型になって大喧嘩。“冗談じゃないわよ！！何でカッパみたいになってんの？！アンタどこ見て切ってんのよ！！普通に切ればこんなになる訳ないでしょう？！”と私が罵ったら夫もキレたのだ。そんないきさつがあって、今回は私が切るハメに。夫の、“前回あれだけオレを罵ったんだから、さぞかし上手く切れるんだろう？”とでも言いたげな視線が憎い。大丈夫。ハサミを縦に入れれば、上手く切れるって聞いたし、髪は小分けにしてちょっとずつね。人差し指と中指で髪を挟んで持って・・・ちょっと私って上手くない？美容師っぽい？？余裕余裕。なーんて甘く見ていた矢先だった。ジョキンと音がして、中指の内側から血が溢れ出したのだ！！うっぎゃー！！切ってしまったぁぁぁああああああ！！！結構深く切ったらしく、ボタボタと血が床に落ちる。手は髪まみれ、血まみれ。せっかくおとなしくおもちゃで遊んでいてくれた息子が床の血に気が付き、びびって大泣きし始める。ついでに床に大量に落ちている自分の髪の毛も怖いみたいだ。もう最悪のシチュエーションだ・・・・結局悔しいが夫にヘルプを頼む事になった。結局よく見たら、前回夫が切った河童ヘアとそう変わらない髪になっていた。ああ、河童息子、ママを許して。絶句している私に、“手、大丈夫？ハサミよく切れたでしょう？さっき切る前にコインで研いでおいてあげたんだから。”と夫が無邪気に言った。まさかコイツは私が指を切る事を想定して、ハサミを研いでいたりして。いけない、いけない、発想までネガティブになっている。とりあえず、もう寝よう。

  2005/05/16

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• 親知らず

  せっかくの週末だっていうのに、昨日から急に親知らずが痛み出した。私の親知らずは上下４本とも生えては来ないで、歯茎の中に潜伏している。１本は３年前に抜いてしまったから、現在痛みがあるのは残った３本のうちの１本。しかも下の歯なので物を噛むとひどく痛む。鏡を見たら歯茎は化膿してるっぽいが、生えてくる様子はなさそうだ。あーあ、嫌な予感・・・３年前に抜いたやつも、歯茎の中で歯が斜めになってしまい、神経に触ってしまったとかで死ぬほど苦しんで抜いたのだ。実家の近所の歯医者じゃお手上げで、都内の大学病院を紹介されてちょっとした手術みたいだった。抜いた後の顔の腫れようはこれまたスゴかったし。（明らかに顔の形が変形しているのが遠目でも分かる位だった！）抜いて１週間は会う人皆に、“もしかして整形したの？”とか、“男に殴られた？”とか聞かれたのにはさすがに参った。まさか今回もそうなるんだろうか。マレーシアに来て歯医者にはまだかかったことがない。一応近所にあるのだが、“牙院”とか書かれている古ぼけた看板を見ると怖くなってしまう。ハじゃなくてキバだもんなぁ、漢字からして何か怖い。私の母が、“親知らずを甘くみちゃいけない。首の頚動脈に近い歯なんだから、抜き方を間違えると命にかかわるのよ。昔はそれで死んだ人もいたんだから。”とか言っていた言葉を思い出すと更に怖い。歯医者に行かなくても済むように、痛みと腫れが引いてくれる事を祈ろう。誰かいい歯医者さん知っている人はいませんか？

  2005/05/14

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• 近所の噂

  さっき旦那が帰って来るなり、“今隣の旦那に会ったら、最近は奥さんよく出掛けてるみたいだね。元気になって良かったねって言われた。”　と言うではないか。私は内心思いっきり舌打ちした・・・　あれ程弁解しておいたのに　“私の病弱、入院説”はまだ近所で消えてないらしい。ここに住み始めて３年だが、来てしばらくは環境の変化に馴染めず、ちょっと引きこもりがちになっていたのだ。何だか外に出るのも怖い気がしてしまって。その当時は仕事もしておらず、車も運転出来なかったので、買い物はひたすら旦那頼み。近くに電車もバスも通ってないし、タクシー呼ぶ勇気もない、っていう悲哀漂う生活だった。そして間もなく妊娠、出産となったので、益々外には出なくなってしまった。妊娠中は毎日近所でも散歩すれば良かったのだろうが、暑さとだるさと顔のシミが出来たのにショックでほとんど外には出ず。（１回散歩したら日に焼けてシミが出来たのだ・・すっぴんで炎天下を歩いたせいに違いない）産後は４ヶ月間日本に帰ってしまい、考えてみれば近所で私の顔を見た人はものすごく少ないという状態になっていた。そこで近所に浮上したのが、“レイさんちの奥さんは病弱で入退院を繰り返している説”　らしい。誰が流したのか、素晴らしくよくできた噂で、ちょくちょく日本に帰るのは日本で検査を受ける為だ、とか、まぁ呆れる位詳細なのには笑えてしまう。その都度旦那が弁解するのだが、いまだに効果は出ていない。そう言えば、息子を産んで間もなくの頃、３軒隣のマレー人家族が開いたオープン・ハウスに呼ばれたのだが、私が息子を抱っこしていたら、居合わせた近所の奥様方が、驚きの眼差しで、“いつ子供なんて産んだの？！あなたの体は大丈夫？！”　と聞いてきて、びびってしまった事があった。これもあの噂のせいなのだろう。余談だが、近所の人達いわく、私の息子は完全にパパ似らしく（私はそうは思わないが・・）私には全く似ていないらしい。ひょっとして私達夫婦の知らないところで、“レイさんちは旦那さんの愛人の子供を引き取って育てている説”が流れているのではないかと今真剣に疑っている。恐るべし、ご近所の底力。（こんな題名の番組がNHKになかったっけ？？）

  2005/05/11

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• 高速道路での出来事

  車を運転し始めて早半年。今日は本当に怖い思いをした、というより本当にあとちょっとでヤバかった・・・私の５０メートル位前を走っていたバイクがいきなり止まったのだ。しかも高速道路のど真ん中。車の時速は８０キロ。とっさに斜線変更をしようとしたが両側のレーンも車あり。このままじゃ大惨事になってしまう！！と焦ってとにかく思いっきりブレーキを踏んだ。とにかく止まってくれる事だけを願って。幸運な事に車はバイクの８０センチ位前で止まってくれた。（細かいようだが絶対に１メートルはなかった！）バイクに乗っていたのは５０歳位のチャイニーズおやじ。しかし、そいつは何とそこで何事もなかったように悠長に地図を広げ出したのだ。急ブレーキを踏んで顔面蒼白になっている私と車なんか気が付かないような素振りで振り向きもせず！私は恐怖が猛烈な怒りに変わって、気が付くとクラクションを連打し、ウィンドウを開けて、“てめー！！馬鹿野郎！！死にたいのかーー！！！”と怒鳴っていた。こういう時は絶対に英語なんか出てこない。バリバリに血肉に染み込んでいる日本語だった。ああ、母国語って素晴らしい。そのおやじは何を言っているのかは分からないが、外国人に怒鳴られた事だけは把握出来たらしく、“道に迷ちゃって、地図を見たくてさぁ・・・Sorry yah ”　だけを言い残して走り去った。走り行くおやじの後ろ姿を呆然と見送りながら、こんな奴の為に、もう少しで人殺しになるとこだった・・・私が交通刑務所（マレーシアにもあるのか？）行きになったら、１歳半の幼子はどうなってしまうのか？などと考えたら不覚にも泣けてきてしまった。家に帰り、夫に話すとなぐさめてくれるどころか“もっと車間を取って走っていればそんな危ない目に遭わなかった。”と苦い顔で逆に私の運転を責められた。本当に今日はツイてない日だった・・・

  2005/05/10

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• 初ブログ！！

  始めてブログに挑戦！何だかちょっとドキドキしている。何せ日記とか作文書くの苦手だしなぁ、と早くも弱気に。あれは確か小学１年の夏休み、日記を書く宿題をさぼりまくり、気が付いたら８月３１日。焦った私は、７月２４日（最初の数日間は頑張って書いていた）から８月３１日までの日記全てを、“プールに行った。スイカを食べた。昼寝した。”で乗り切ろうとした。さすが６歳児。少しひねりを入れようとか、先生が喜びそうな事を書いてやろうとかそういう事は思い付きもしなかった。私のふざけた傑作（？）日記を見た先生の、“あなたの家はスイカ農家なの？”という質問をした悲しい目を今でも覚えている。とても優しい先生だっただけに心が痛む・・・話がそれてしまった、ええと、そう初ブログ。登録完了したけどちゃんと見られるかなぁ。書くのが楽しい！って思えるようになるのが楽しみ。

  2005/05/08

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