Dramatic Addiction～ドラマチック中毒～

KBS 2003年9月～11月　全16話
出演:ピ、コン･ヒョジン、イ･ドンゴン　KBS　公式HP

泣いたな～爆泣して、次の日目が腫れてしまいました。
でも、なんていうのかな、悲しいだけの泣きじゃないっていうのか、人の想いになくっていうのか。っていうか、書いているうちにも泣けてきてしまう。

ウナンが言っていたけど、誰も悪くないんだって。
たぶん、そのときは、自分にとって、相手にとって、一番いいことだとおもってしたことなんだけど、それが、全然反対の方向に行って、ひどいことになっちゃって。

サンドゥは、どうしても見過ごせないから、いろんないらないものを拾っちゃって、頼りになるから背おちゃって。人の痛みがわかるから、痛めつけられちゃって。
損な性格なんだけど、たぶん、そうしないと、自分が許せないやつなんだとおもう。

ピ、よかったな～。泣くんだよね、後半特に。
男が泣いてばかりのドラマは、また泣くのかよ～と引いちゃう冷たい私ですが、一緒に泣いちゃうんだよね。サンドゥは、泣いてもいいんだ。
あるインタビューの連想クイズかなんかで、ピは、"サンドゥ"といわれて"自分"って答えていたのを読んだんだけど、それくらい、サンドゥを作り上げたのだとおもう。
なき方もカンボックと違うんだよね。

ドンゴンのミンソクもほんとまっすぐ育ったいいやつでした。

思い出していると、取り止めも無く出てきて、まとまりがないけど、サンドゥ症候群をうんだ、かくれたいいドラマですんで、見てない方はぜひ見てください。



感想<ネタバレ>

最後、しんじゃうドラマなんて、卑怯だとおもっていて、
人間、つらくてもやっぱり生きていかなきゃならないんだっておもっている。
やっぱり、しんじゃうとドラマチックで、ある意味簡単に泣かせちゃうって言うところがあるから、ドラマとしては、卑怯だとおもっている。だから、難病ものは見るが嫌だし、(絶対泣かせるしね）しんじゃうって、わかっていると、ちょっと、見たくなくなる。(あ、でも、ロスタイムライフはみてます^^)それに、初恋至上主義見たいのも、好きじゃない。どれだけの人が、最初の恋で生涯の伴侶をみつけられるのか。

だから、初めて、最後を見たとき、え～しんじゃうの～という感じだった。

ずーっと、つづけてみて、ちょっと、たって考えて、
やっぱり、この世では、どうしても結ばれないっていうことが、あるのかもしれないっておもうようになった。

サンドゥが、ウナンをおもい続けていたというのもわかる。それは、初恋至上主義というより、それが、サンドゥにとって、生きる糧だったんだって。その思い出があるから、ウナンにもう一度会いたいという想いがあったから、いきてこられたんだって。

ウナンより、ポリをえらんだ、サンドゥは、ばかかな。でも、私でも、育てた子供を選ぶかもしれない。捨てられない。
サンドゥは、ポリのために、体も心も売って、暮らしてきたけど、
サンドゥがいった"ポリを届けてくれてありがとう"っていうのは、本心だとおもうんだ。

幸せだっていうのも、ウナンを安心させるためだけじゃないとおもう。

愛して、愛された思い出と、みんなに愛されているという思いは、幸せなんだとおもう。
そして、1年前、10年前と同じように、サンドゥのそばには、心には、ウナンがいる。

ウナンの気持ちもわかる。疲れちゃったって、いう思いもよくわかる。
すべてがうまくいかない愛に、自分のことを愛しているのに、何で、と、叩いても、受け入れてもらえないもどかしさに。希望がことごとく、壊される辛さに。

サンドゥを悪の道に誘ったんだけど、おじさんも悪い人じゃないんだよね。"ポリがいなかったときのことを本当に思い出せないんだ"って、泣くんだよ。ここでも、一緒に泣いてしまったToT
文句言いながらも、ポリのそばで寝泊りしていたりしていたし。悪いことしたっておもっているし、(だけど、抜けられない弱い人間）サンドゥのために、何かしてあげたいっておもっている。

でも、何で、サンドゥは、去ろうとしたんだろう。自分に価値が無いとおもったんだろうか。サンドゥ。みんな、あなたを待っていたのに。

サンドゥが自分から死なないって言うのもわかっている。

脚本家のインタビューで、
本当は、サンドゥだけ死ぬはずだったんだけど、コン･ヒョジンから、"サンドゥを死なせないで、どうしても、死なせるなら、ウナンも一緒に死なせて。サンドゥなしでは、ウナンも生きられない"と、しつこく言われたそうです。
脚本家はもう脚本が出来上がっていて、変える気もなかったんだけど、
二人の演技するシーンをみて、二人を離すことはできないと考えをかえた。って。。
主演の二人がどれほど、役に入り込んでいたかってことだな。

最後は二人の幸せそうな笑顔で終わるんだよね。それが、私の気持ちにも、悲しいだけじゃなくて、暖かいものを残してくれたんだとおもう。