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カテゴリ:韓国映画
監督 イ・ジョンボム 出演:ウォンビン、キム・セロン 公式HP(主題歌がながれます。) 英語題:'The Man From Nowhere'(アメリカ公開題) 予告を見たときからすごく見たくて、見たくて、やっと見ることができました。 よかった。おもしろかったです。 ウォンビンは、身震いするぐらいかっこよかった。 叫んだりすることなく、余計なことは一切話さないんだけど、悲しみも、怒りも、つたわってきて、この映画は、ぐいぐいひきこまれていくんだよね。泣きながら見終わりました。 基本、私は、ドンパチ(古。)するような映画はあんまり好きじゃないんだけど 特に、韓国ギャング映画はいたくって、誰もが通らなきゃいけない道なのか、またあ?ってかんじで。。。ウォンビンはそれに余りある存在感。 テシクは、顔を覆うように髪をのばし、質屋のお化けとかよばれ、世の中から、自分をシャットアウトしている。 でも、彼には、近所に住むたった一人の友達がいる。 この少女は、8歳にして、寂しさをしっていて、だから、さびしい人の心にすっとはいっていける。その少女がギャングに連れて行かれて、助けるために、テシクが命かけるという映画です。 ある意味、殺し合いなので、エグイ場面もでてきますが(ほら、もともと好きじゃないから) 、何だろう、一機にみれて、ぎゅっと詰まっていて、助け出すというサスペンスも加わっていて、哀愁漂う韓国ノアールのいい映画だとおもいます。見て損なし。 ウォンビンはゆうまでもなく、髪で隠していても、短く刈っても、もう一度言いますが、身震いするぐらいかっこいいです。 どんどん、いい男になっていくな~。 予告編 ネタばれあらすじ感想。 最初、麻薬取引の現場に踏み込むところからはじまるんで、間違った映画をみはじめたかとおもっちゃいました。 この現場で、女の子のお母さんが、薬をぬすんじゃうんだよね。 この盗んだ相手がわるくって、麻薬どころか、臓器売買もやっていて。後でわかるんだけど、子供をつかって、麻薬をつくったり、カード詐欺をさせたり、最後には、その子供の臓器をうるっていう、極悪非道。ほんとにこんな人たちが存在するんだろうか。映画の中でしか知らないでよかったです。 そのお母さんはそいつらにすぐ見つかって、少女も目の前でつれていかれてしまう。 その身体能力に目をつけられて、少女を人質にとられて、彼らのボスを陥れるために、利用されてしまい、警察につかまってしまう。 このままじゃ、ソンミ(女の子)を助けられないとおもったテシクは、警察を逃げ出す。 このとき、前髪に隠れたウォンビンの凄みのある顔は、セクシーで、うつくしい。 テシクになみなみならない興味をいだいた警察の調べで、テシクの過去が明らかになっていく。 特殊部隊で、暗殺等、裏の仕事をしてたテシクは、情報がもれたことによって、初めての子供をみごもった妻を目の前で殺され、自分も銃弾にたおれる。 その大切な人を守れなかったという思いが、テシクを今大切な唯一の友達を助けに行かせるのだとおもう。 ソンミが困ったときにも助けてやれなかった。”それでも、嫌いにならない。そしたら、好きな人が一人もいなくなっちゃって、心が悲しいから”と泣きながら、かえっていたソンミ。 守れるのは、自分しかいないのだ。 そして、自分を外界からさえぎってきた、髪の毛をきりおとす。 さすがの殺人を生業にしてきた、特殊部隊の精鋭なので、殺すことには、躊躇なして、ばさばさきっていく。目的のためなら、体が勝手にうごいちゃうんだろうね~こうなると。 弟を痛めつけられたお兄さんボスは、ソンミの目玉をくりぬくことを命令する。 その目玉をわたされて、テシクは激昂する。悲しみと、沸々と怒りがわいて、怒るといっそう低音になって、凄みがまします。 でも、雇われ殺し屋(雰囲気ある俳優さんだなっておもってたら、タイの俳優さんだそうです)の顔を見たとき、彼が助けるんだろうなっておもった。彼もさびしい男で、ソンミはその心に入り込んでいったんだね。 最後にこの殺し屋とナイフの戦いをするんだけど、持ってた銃をすてるんだよね、この殺し屋。 この3人は似ているのかもしれません。 最後、復讐を果たして、抜け殻のようになった男(また、ウォンビンが死ぬんだろうな~って顔するんだよ)は、自殺しようとするんだけど、”アジョシ。アジョシ”ということばにはっとする。 ”助けにきてくれたんだね。私を助けに来てくれたんだね”ってうれしそうにする。 少女は心も救われるんだ。誰かが、私を守ってくれたんだって。 後半に向かって、最後テシクしんじゃうのかな、頼むから、死なないでくれっておもってたんだよね。 最後、別れ際にちょっと笑う。”アジョシの笑った顔初めて見たって、うれしそうにするソンミ。”悪いけど、これからは一人で生きて行かなきゃだめだよ”というテシク。 うなずくソンミ。 最後に一度だけ、よかったら、抱っこしてもいいかなときく。 そこで、しっかり抱きしめる。奥さんをおなかの子供ごと抱きしめたように。 テシクには、また家族ができた気がした。希望がある終わり方でした。 長い間、刑務所にいくんだろうな。ソンミまっすぐいきていってくれよ。 たぶん、大丈夫でしょう。命を懸けて守られたっていう思いは、彼女の中にずっとのこるからね。 テーマソング Mad Soul Child - Dear お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月29日 13時59分44秒
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