気ままな旅

今日は満月の夜で　夜空はとても明るい夜です

そして　猫のケイは今日をとても楽しみにしていました

流れ星がたくさん降って来るという

けいにとっては初めて見る流れ星の日です。

でも、少し不安な事が・・

お月さんが明るくて　流れ星が見えないんじゃないかと少し心配ですが　

ネズミのねね婆さんに聞いたら　大丈夫だと云ってくれたので

夕暮れから　けいの心の中は流れ星のことでいっぱいです。

流れ星を見るために　けいだけが知っている秘密の岡の上に行きました

しばらくすると　とてもたくさんの流れ星が夜空を覆いつくし

まるで昼間のような明るさです。

もう　けいの心の中は張り裂けんばかりの感動で

毛は逆立ち　尻尾はまるで狐のように大きくなってます


『ドスーン！！！』


突然　けいの後ろでとても大きな音がしました

ビックリして振り返ると　そこには光る不思議な物が落ちていました

『これは　なんだろうか？』と色々と考えてみましたが何だか分かりません。

そして気が付くと流れ星は終わっていました。


『あれっ？！　空が真っ暗だ！！』


今日は満月だから空は明るいはず

どうしたんだろうと　お月さんを見ると

『あっ！！　お月さんがなくなっている！！』

けいは思わず大きな声で叫んでしまいました


そうです。さっきの不思議なものはお月さんだったのです。


（つづく）

------------------------------------------------------

２００４年の入院中に絵本にしようと考えた物語です
続きはあるのですが　大雑把なあらすじだけなので
その内に続きを書きますね。

猫のけいは　家で飼ってた三毛猫のけいがモデルなのですが
何故か物語の中では雄猫です（ありえね～）

しかし、スケッチブック整理してたら　面白いの色々出てきましたわい。