|
カテゴリ:オプション
両建てカレンダースプレッドの結果と考察~
建てた枚数によって、全然収支は違ってきますが、8月期の両建てカレンダースプレッドは ミミの投資資金(投下資金ではない)に対して、+14%でした。 実際は、変則カレンダー等を組み、そちらで損失を3%ほど出したので、+11%でした~
で、もし変則を作らず、買い付け金の許す限りポジを立てていたら、この2倍以上のポジを組めたので、+28%以上狙えましたね!
これは完全両建てにしてはすごいんじゃないかなと思います。
ただ、今回相当読みがあたったというのもあるんですよね。
上のチャートを見ても分かるように、MGMとPRUのコール・ペア、そしてJCGのPUTペアーを、FOTMからATMに限りなく近いOTMにもっていけたので、ほぼ最大利益を狙えたと思います。
水曜日の下落の時に、ほぼ剥げ様のない期近いよりも、利の乗っていた期先がすんごいはげてしまい、焦って、木曜日の上昇時にはずしちゃったんですね~
期近の売り0.30ドルから0.05を狙うよりも、期先の買い2.85の利益が1.7に減る方がダメージ大きいでしょ?(期先と期近を同枚数仕掛けているので) もちろん今日あげたら問題なかったんだけど、水曜日のプレミアのはげ方がすごくて、リスクをとりたくなかったんですよね~(要はチキンw)
ところで、PRUのコールは一時期6ドル近く付けたんですよ~
コール側の手仕舞いはITM入りしたとはいえ、急騰した5日前か、もしくはその翌日のITMからOTMに戻った直後が一番利益になっていましたね~。
5日前にてじまっておけば、合計で+16.5%くらい。 SQの引けまで持っていたらもう少し利益が良かったけど、たいして%は変わんなかったかな?
どちらにしても、良い結果だったと思っています。
考察
両建てカレンダースプレッド非常に面白い結果に終わりました。
基本的に下落トレンドばく進中の3銘柄。 チャート的には似たようなものでした。
個人的に反転を予想していたのが、JCG, MGMで底抜ける可能性を考えていたのがPRU。 実際は、JCGは基本横横の緩やかな下落。実際唯一プット・ペアーで利益を出しましたね。
実際に、ミミの相場予想に合わせて、JCGとMGMでコールペアだけ、 PRUでプットペアだけを仕掛けてみると・・・・・・・・ MGMだけが利益になり、 プレミア損益は+1.09 枚数を合わせるために、これを2倍にして +2.18か・・・
実際は3銘柄全部利益になり、+3.57稼げているので、やっぱり両建ての方が成績もいいですし、そして精神的に楽ですね~
今回は、途中で平均値を有利にする為に買い増し等をしていて、
MGMはコールペア対プットペアが 1:2 PRUはコールペア対プットペアが 2:1 JCGはコールペア対プットペアが 1:1
という感じだったんですね。
結果は、PRUはこの枚数が有利に働き、MGMは不利に働いたわけですが、MGMも合計できちんと利益になっているので、
もしデルタニュートラルにせずに相場観をまぜたいのなら、
片張りのカレンダーではなく両建てにして、プットペアーとコールペアーの枚数の差で強弱を付ける方がいいのかな~って思いました。特に相場観がはずれた場合に、1/2でも仕掛けておけば利益になっていましたね、特に今回の場合。 (例)MGMをプットペアーだけ → プレミア損益 -0.422 MGMをプットペアー2:コールペア1 → プレミア損益 +1.042
もちろん、玉を相当建てることになりますが、保証金ゼロなんでガンガン建てられるんですよねw
さらに、両建てレンダーを分解すると、
期先がロングストラングル になるんですよね。
で、それぞれの成績を見ると、ショートストラングルは3銘柄全てプラスで、ロングストラングルは全部マイナスw 期近のショートストラグルを期先のロングストラグルでヘッジしているポジなんですね~
でも、ヘッジであまり利益を削っていないわりに、期近の売りがITM入りした瞬間に期先の買いがすごい跳ね上がってくれるので、そのときの威力はBSも顔負けでしたよ~
実際に、ITM入りしたときが最大利益だった気がしますもんw
なので、何度もいいますが精神的に楽なポジです。
仕掛ける時に考慮する点 1:ベガ&デルタに強くプラスの影響を受けるので、原産物の価格が高く、よく動く銘柄が良し。動く方向は上下どちらでも関係ない! 2:仕掛ける時はIVが低め、原産物のチャートでいえば、ボラの少ない横ばいの日の引けにかけて仕掛けるとよし。
仕掛けてからの流れ
仕掛けた日:大抵手数料分だけマイナスからスタート 1週目:仕掛けるタイミングが悪い為、大抵含み損w 鞘がうんと開いた場合(含み損大)、仕掛け増し(同枚数追加)して、平均値を有利に持っていく 2-3週目:このあたりになると、コールペア、プットペアどちらが利益を生んでいて、どちらがヘッジになっているのか明確になるので、原産物が動いてどちらかがFOTMになっている場合、FOTM側のポジを閉じてもOK 。 ミミは8/8に閉じてるけど、最終的な決か見ると、動かさなくても結果大して変わってませんねwwwwww なので、ここは放置でもOKっと!
SQ週:一度ITM入りしてから、押してOTMに戻ってきた場合などのおいしい局面に出会ったら、もう閉じちゃってもいいとおもいます。 特に買いに利益が相当のっていて、売りのプレミアが6割以上はげていたら、ミミは買いの利益を確保する方優先しちゃいますね。 この辺は実践で体感してみてください!
ミミの独断の両建てカレンダーの優位性
1:原産物の相場の方向性を当てなくてよい。というか、まったく考慮に入れる必要なしw 2:急騰、暴落に強い。IV&ベガを味方に付けているので、荒れた相場ほど利益になる。 3:基本的に放置でOK. 4:損失限定(プレミア買い付け分)、利益は無限(鞘で削られるものの、期先の買いが利益を生んでくれる) 5:最大損失を出すことが難しい。4ポジのうち、少なくとも1ポジは確実に利益になる。最大損失は1ヶ月間ほぼボラがない状態で、原産物価格が膠着した場合かな?
今回JCGが一番利益が少なかったのですが、この銘柄はINした1ヶ月前とOUTの昨日で、ほぼ株価が一緒だったんですよね。 さらにボラも大きいとはいえなかったのですが、きちんと利益が出たことで、安心しました。 ただ、JCGの7-8月よりも、6-7月はボラがない(チャートが平ら)な状態なので、そのような条件下で、この両建てカレンダーが損失を出すのか興味しんしんです。
9月はSQの事情上、ペアーとして 9-10月を組めるものと、9-12月になってしまう銘柄があるんですね。
9-12月の難点は、残存日数が多い分プレミアが高いので、買い付け金がかさむ=思うほど玉を入れられない。 その分期先のプレミアの剥げが緩やかになるので、利益が大きくなるといいんですけれどもね。どうかな?
またまた実験の為に両方で仕掛けてみて様子見ます!
11月はSQないんだよね~ まだ先だけど、10月終わったら、12月に向けて仕掛けるのか~大変そう・・・
と、まあ実験中ですが、かなり気に入っています!
何かお気づきの点がありましたら、遠慮なくコメントください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|