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ミミの気ままなオプション考察

ミミの気ままなオプション考察

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2008年09月06日
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カテゴリ:オプション

星下のエントリーに結構がんばった考察が書いてあるので、ぜひそちらからご覧ください!

 

さて、下でシミュレーションとおりにいかないのがFOTMのBSだと書いたのですが、それについて昨日の暴落で気がついたことを書いてみますね。


まず、ものすごく簡単に例として

 

メイン戦略からの期待できるリターン を 10000ドル(100万)

保険の掛け金を8000ドル (80万)

 

にします。

 

 

保険のかけすぎじゃんと思われるかもしれませんが、下に書いた戦略だとこんな感じの比率になりやすいです。

 

 

さて、この時に普通のBS(バックスプレッド:メイン戦略と同じ月限)とCBS(メイン戦略より期先のバック)の大きな違い考えて見ましょう。

 

まず単純にBSはSQ日にOUTの場合は掛け金全て失います。

(屑の値段で買い戻せば1/10くらいは利益が残るかも。)

 

CBSは状況にもよりますが、INの場合でも1/5くらいはかえってくることが多いです。

 

さらに利が乗っているポジション側についてはそこからクレジットスプレッドを仕掛けるなど保険を搾り取ることが可能です。

(ミミは利がのっているのは基本的にてじまう方が好きかもです。)

 

中規模程度の暴落の時

BSはSQが近いため意外と噴きません

特にファー(FOTM)になればなるほどその傾向が強いです。

 

CBSは期先になる為に噴きやすいです

 

 

と、以上のことから基本的に CBSの方が保険としては優秀だと思います。

 

 

さて次はFOTMとOTMの違いです。

 

簡単に保険を5000ドル分仕掛けるとしましょう。

 

FOTMで0.05ドル(5セント)との値段がついているプレミアと、もう少し近めのOTMで0.50(50セント)の値段がついているプレミアがあるとしましょう。

 

5000ドルでは

FOTMは1000枚(株10万株分)

OTMでは100枚(株1万株分)

 

かえますね。

 

まずこの段階でOTMの方が有利なことがあります。

 

ずばりスリッページと流動性です。

50セント価格というのは大抵売値買値が45-55セントあたりなので、最悪でも55セントでかえます。(予定購入価格の1.1倍)

また50セント価格くらいのだとのだと、参加者が多いので売買が楽です。

ミミは基本的に指し値で指して、3分以内に約定しなければぶつけて買っちゃいます。なずけてウルトラマン売買ですw

 

ところが10セントの方だと、大抵5-15セントあたりなんですが、15セントで買ってしまうこということは、予定購入価格の1.5倍の値段で買わされていることになるんですよね。

 

さて、中規模の暴落が起きました。(昨日くらいのレベル)

 

その時FOTMの0.05ドルは0.1-0.25程度で取引されています。

仮に0.20で売れたとして、5000ドルが15000ドルでかえってきます。

 

その時OTMの0.50ドルは1.7-2.0くらいで取引されているとしましょう。

仮に1.8で売れるとすると、13000ドル返ってきます。

 

とみるとFOTMの方がいいかもしれません。

 

とくに暴落の規模が多きければ大きいほどFOTMの爆発威力は強くなります

だから、カリスマOPトレーダーののACさんが去年の8月の大暴落で1億円の資金に対し4000万くらいはじき出せたんですよねぇ~

 

ところが大きな落とし穴が!!

 

FOTMは徹底的に中規模暴落に弱い(噴かない)んですよね~

 

まして、期近のFOTMだと無反応ということすらありえます。

 

その点、中規模暴落に強いのはOTMです。それも期先のが断然有利。

 

利点は中規模暴落にも強く、大規模暴落にも当然強いということです。

 

保険が動き出す(噴く状態)ということは当然メイン戦略で損失を出している状態なので、保険が噴かないということは大きな問題です!


さて、上記のことを目で検証できたのが昨日なんですね。

何度も書くようにIVが跳ねたので、それなりにFOTMが跳ねると思いきや、跳ねていないというのを目の当たりにし、

それでは跳ねている価格帯はどこだろうと探していったわけです。

 

昨日は明け方までカチカチカチカチカチカチカチカチとシミュレーションしっぱなしでしたw

 

勉強になる暴落だったと思います。

 

以上考察終わり!!

 

 

 






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最終更新日  2008年09月08日 06時07分35秒
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