テーマ:英語のお勉強日記(8007)
カテゴリ:映画
この2本の映画は、非常に重苦しい映画ですが、史実に基づくものです。
ホテル・ルワンダ 「ホテル・ルワンダ」はルワンダで1994年に起こった民族大虐殺を映画化したもの。 ツチ族とフツ族穏健派の80万人が100日の間にフツ族により殺されという史実に基づく映画です。 この映画について、いつもお世話になっていますかわうそ亭さんのブログに 記事があります。 ここで紹介されている、オリバー大佐(ニック・ノルティ)のモデルとなったカナダの退役軍人ロメオ・ダレール中将のインタビューを私も読んでみました。 印刷すると34ページもある長いものです。 背景知識も必要で、人の名前や立場も難しく、長いということもあり私には難しいものでした。 かわうそ亭さんのブログに行くと3回に分けて詳しくいろいろなことが書いてあり、インタビューがどういうものであったのか大体のことがわかります。 ロメオ・ダレール氏は今もこのルワンダでのミッションのトラウマに苦しんでいるようです。 その部分です。 インタビューの最後の部分です。 ここだけでも読んでみてください。 Rwanda will never ever leave me. It's in the pores of my body. My soul is in those hills, my spirit is with the spirits of all those people who were slaughtered and killed that I know of, and many that I didn't know. … Fifty to sixty thousand people walking in the rain and the mud to escape being killed, and seeing a person there beside the road dying. We saw lots of them dying. And lots of those eyes still haunt me, angry eyes or innocent eyes, no laughing eyes. But the worst eyes that haunt me are the eyes of those people who were totally bewildered. They're looking at me with my blue beret and they're saying, "What in the hell happened? We were moving towards peace. You were there as the guarantor" -- their interpretation -- "of the mandate. How come I'm dying here?" (見やすいように私が改行しました。) このミッションは彼の立場から見たら失敗としか思えないものであったことは映画を見るとよくわかるが、どのような形でこのミッションを終えたとしても同じような大きなトラウマに苦しんだに違いないと思う。 この映画で主役となっているホテル「ミル・コリン」のポールは、必ず西側諸国が助けてくれると助けがくるのを待っていた。 もし、国連が軍事介入したらどうなっていたのだろうか。 ブラックホーク・ダウン ルワンダの大虐殺の際、国連が最後まで軍事介入しなかったのは、前年のソマリアの失敗が尾を引いているからということが、上記のインタビューに出ていたので、この映画を見ました。 これは、ルワンダの民族大虐殺の前年、1993年10月3日の米軍によるソマリア侵攻の失敗を描いた戦争映画。 クリントン政権のときです。 生々しい映画で、アメリカの視点から見たモガディシュの戦闘ですが、軍事介入の難しさがわかります。 アメリカの視点から見るとこのミッションは失敗ですが、アメリカのいう「成功」に終わることが良いといえるだろうか? こういうことが今世界で起こっているということを、知らないよりは知って狭くて小さな視点からでも、胸の締め付けられるような思いをすることは意味があるだろうか?心で思うだけではだめかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.12 21:01:53
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