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カテゴリ:英語教育-1
昨日生徒のお母さんから
サークルと教室はどう違うのですか?という電話があった。 なんでもサークルで英語を習っている友人から 今のサークルを辞めたいが、違うサークルで探すべきか 教室を探すべきなのかで悩んでいて、尋ねられたという。 サークルと教室では、英語を教えるということは同じだが、 サークルは、非営利の同好の士の集まりであるのに対し、 英語教室は、商売であり、顧客の満足度を重要視する。 運営形態が異なるので、運営姿勢も異なるし、費用も異なる。 そもそもサークルと教室を比較することに無理があると思う。 サークルを辞めて私の教室に移ってくるお母さんに理由を尋ねると 会場や参加人数が少ないなど、先生の都合で休みなることが多かったという 理由が一番で、費用が安いので指導内容は2の次という人が多いが、 他の教室から移ってくる場合は、指導内容に満足がいかなかった、 という理由が殆どだ。 今のサークルを会場や先生の都合で休みが多いなど 指導内容以外の理由で変わりたいと考えているなら、 違うサークルに変わっても同じ問題にぶつかるだろうし、 指導内容に満足ができないという理由なら、 私のように大手英語教室で指導していた方が 教室ではなくサークルを開いているケースもあり、 サークルを主催されている方のブログで公開されている レッスン内容を拝見すると、英語教室以上のレッスンを 提供してると思える方もいらっしゃる。 一概に教室の方が、良いレッスンをしているとは言い難い。 金額に見合うレッスンとレッスン環境を提供しているかどうか、 教室とサークル、両方を視野に入れて検討すべきだと思う。 私の教室は、他の教室から移動してくる生徒が多いが、 年中さんなのに、私の教室が4つ目の教室という生徒がいた。 もっといい教室があるのではないかと 教室を転々と変えるタイプの親御さんだった。 私の教室も子供が急に外国人講師を 嫌がるようになったという?の理由で 1年半後に突然辞め、5つ目の教室へと去っていった。 確かに、習得レベルが上がったことで、それまでの環境では合わなくなり 学習環境を変えた方がいい場合もある。 しかし、学習環境を変えるという事は、子供にとって、 一緒に学ぶ仲間、先生、指導法を含む新しい環境に馴染まなければならないという マイナス面もあることを忘れてはならない。 順応性の高い社交的な性格の子どもはいいが、 慎重な、内向的な子どもにとっては、かなりの苦痛を伴う。 先日、このブログを訪問してくださった方のブログに 履歴から訪問させていただいたが、 アルファベット、色、数字と同じことばかりを3ヶ月やっているので、 英語教室を辞めて、1回500円のサークルだけにしようかと考えている と、書かれていた。 通常、同じ語彙を教えるにしても、単語レベルからフレーズ、 リピートから運用まで、週を追う毎に難易度が上がり、 講師の問いかけや、教え方が異なっているはずだ。 それを、同じカードを使用している、新しい語彙を教えていないと言って、 進歩がないレッスンと決めつけるのは、あまりに早計だ。 他へ移ろうと決める前に、まずレッスンをよく観察し、 疑問な点は、講師や教室関係者と話してみる。 それでも納得がいかない、状況が変わらなければ、 移ることを考えて欲しいと思う。 外国人講師のレッスンを受講させたいと考え始めたが、 通っている教室には、外国人講師がいないなど、 条件面で合わなくなったのなら、 迷わずに教室を探し始めるべきだが、 そうでないのなら、子供が楽しく通っている教室を変えるという リスクの高い選択は、最終手段にすべきだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月19日 10時10分34秒
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