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テーマ:小学生ママの日記(28709)
カテゴリ:英語教育-1
私の生徒のお母さんからも尋ねられることがあるくらい、
学校のテストの点数から よく幼児期から英語を習わせても 中学で学力の差は見られないという話しをよく耳にする。 十把一絡げに幼児から英語を習わせても、と言われても どのくらいの期間学習していたのか、 辞めてしまってから数年たった子どもも含まれいるのか 極めて曖昧だし、 幼児期から英語を習っている子どもたちが、 いかに楽に、よい点数を取っているかという事には触れられていない。 通っている英語教室によっても、 どの程度子どもが熱心に英語学習に取り組んだかによっても 習得内容、習得レベルは異なるが、 週に1回、ほとんど宿題がなく 高学年になっても場面シラバス(昨日のブログに説明あり)で行われいる 文法的整理がなされない会話中心の教室に通っていても 教材を読ませる為に最低限のPhonix指導は行われるので、 英語の音とアルファベットを結びつけることができ、 スペルを覚えるのに費やす時間は、少なくてすむ。 また、英文をまとまりでイメージできるので、 教科書の暗記も短時間で行える。 英語のテストにかける勉強時間短縮された分 他の教科にまわせるというわけだ。 幼児から家庭でもリスニングや暗誦を行い、 さらに高学年から文法シラバスを導入されたカリキュラムで 学んでいる子どもたちは、 教科書を初めて手にした時に、教科書が読めるだけではなく 文法を含めた内容が、すべて運用レベルで理解できる。 従って、私の教室では、中学の教科書は丸暗記させるのではなく 英文を和訳し、その和訳見てを英文で言う、書くという作業を 語彙、スペルなどを確認させる意味でテスト前に行うように指導している。 早い子なら1、2時間の勉強で、満点に近い点数を取る。 そもそも暗記主体の中学校のテストでは 幼児から英語を習っている子どもの英語力と そうでない子どもの英語力を比べることはできない。 並べ替えや英作文など運用力主体のテストであれば、 両者の学力の差は、もっと顕著に出るだろう。 幼児から英語を習っている子どもたちが、 本来持っている運用力を発揮できるのは、 暗記主体から運用力主体の授業になる高校からだ。 昨日のブログでも書いたが、 中学で、暗記主体の学習方法でよい点数を取っていた子どもは、 運用力が育っておらず、運用力を必要とする高校英語についていけない。 偏差値35からの出直し英語などと予備校の宣伝文句に書かれているが、 出直すには、時間がかかる。 幼児から英語学習を始め、中学、高校と きちんと英語学習に取り組んでいれば 受験の時期に解法テクニックを身につけるけで、 中学から英語学習を始めた子より遙かに少ない学習量で 偏差値70は、達成できる。 確かに、多くの英語教育者が言う、 単語を覚えようとしない。 言えるからいいと言って文法に興味を示さないなど 幼児や小学校低学年から英語を学んできたがゆえに 陥りやすいマイナス部分もある。 しかし指導者が、それらのマイナス面に気をつけ、 生徒に高いモチベーションを持たせて学習させていくことで、 解決できる問題だ。 幼児から英語学習を始めても、文法主体の学校での英語には効果がない などという話しを信じて、 子どもの可能性を奪ってしまうことのないように 気をつけていただきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月22日 09時12分01秒
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