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夢先生の玉手箱-annex

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カテゴリ:英語教育-1
昨日、授業前の時間をやりくりして、
やっとの思いで日記を書きあげ更新したら、
思いもよらない突然のメンテナンスの画面が現れ
イヤ~な予感がしたら、やっぱり更新できておらず
原稿も消えてしまっていた
22時すぎまで授業をやって、自宅に帰りついたのが23時過ぎ
書き直す気力が残っておらず、更新を諦めてしまいました…

「聞き流し、読み流しで終わらせるのは、もったいない - 音読と暗誦」

5月7日の日記にも書いたが、言語産出活動を豊かにする為には、
左脳の働きが活発になり分析されるまでに
右脳に決まり文句的なフレーズや語彙を
たくさん蓄積しておくことが必要だ。

音声教材を使っての聞き流しや、
幼い時に読み方を教え、多読による読み流しに
取り組んでいるお母さんは多いと思う。
聞き流しや多読、読み流しも成果がみられる
有効な習得方法だと思うが、
私には、聞き流して、読み流して終わりというのは、
実にもったいないと感じる。

私の教室のカリキュラムは、到達レベル別にS、A~Eまで6つあり、
SとA~Dは、メイン教材は同じものを使用しているが
進度や家庭学習(宿題)など使用方法が異なっている。
SとAのカリキュラムの家庭学習は、文字なしの状態での暗誦があるが
BとCは音読のみとなっている。
取り組み出して2年後くらいから、暗誦をしている生徒と音読をしている生徒では、
習得に大きな違いがみられるようになる。

先日、このブログでも紹介した斎藤 孝先生の

ちびまる子ちゃんの音読暗誦教室
にもこう書かれている。

音読で脳は活性化するし、その効果もだいぶみんなに知れわたってきた。
でも、実は、「音読」が「暗誦」に至るかどうかが
大きな分かれ道だと思っているんですね、私は。
暗誦できる、つまり記憶しているっていうのは、
名文が一生自分の中に入り込んでること。
「何となく知っている」とか「あ、読んだことあったな」と
「今、ここでいえる!」じゃ、まったく違う。
たとえば、「前にプールでバチャバチャやったことがある」と
「泳げる」は違いますよね。
泳ぎを身体で覚えているっていうのは、
泳ぎが自分の「技」になってること。
これと同じように最高のものを反復練習することによって、
美しいリズムやテンポが自然と身に付き、
最高の技、生涯の宝になる。
それが、暗誦の力なのです。


確かに暗誦は根気のいる作業で、
私の生徒達も低学年までは、家庭でのお母さんの見守りがないと
なかなか一人では、取り組めない。
それだけに、できるようになった時の喜びも大きく、
学習効果も高い。

繰り返し音読して暗唱させていくことと
文字のない状態で絵だけで英文をイメージしながら、
くり返し聞きながら暗唱していくことと
どちらが子どもの年齢に有効な学習方法なのかを考えて欲しいと思う。
まとまった英文を聞き取る力は、
どうがんばっても臨界期を境に落ち始めるのだ。
私が早すぎる文字の導入に賛成できない大きな理由は
ここにある。

最初から物語などを暗誦させるのではなく、
公園などで親子や兄弟で英語の歌を手遊びをしながら歌えるように
幼児の時から暗唱に慣れ親しませていくことから
楽しみながら始めることをお勧めする。







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最終更新日  2008年05月10日 15時10分48秒



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