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カテゴリ:英語教育-1
今日は、昨日読んだ本について書きたいと思う。
早期英語教育にモノ申す 英語さえ話せればという究極の子どもに対しての将来の選択をし 子どもの未来を狭めてしまっていることに気がつかない 英語コンプレックスの親の増加にも警鐘を鳴らしたい と、あとがきにも書かれているように この本はこのブログと同じ観点で書かれている部分も多いが、 リサーチしたデータを用いて教育ジャーナリスト、母親?として 著者の考えを述べているものであり、 専門的な知識に基づいて書かれているものではない。 リサーチされたデータや、自身の経験、 実際にプリスクールやインターナショナルスクールに子供を 通わせていたお母さんたちの言葉や、 DWE購入者の経験が綴られていて問題点が伝わり易くなっている反面 指導者ではなく、教育ジャーナリスト、 子育てアドバイザーの知識で書かれている為に 臨界期と早期教育の関係や 未就学児に英語を習わせる場合は、 「英語ができる子」ではなくて、 「英語が好きな子」になるように心がけることが必要、 英語が好きな子という前提で考れば、 時期が早いからいい、遅いから手遅れ、ということはない。 英語コンプレックスの両親が早期英語教育をさせたがるもの、 と結論づけているなど、 著者の早期英語教育への理解が十分でないと感じざるを得ない部分も。 早期英語教育=幼い時に英語を話せるようにする、 ということではない。 将来英語が話せる、使えるようになるように 幼いときに優れている能力を使って トレーニングを開始するということだ。 この著者がモノ申す相手は、早期英語教育ではなくて、 早期英語教育ブームであるべきだ。 はっきり言ってタイトルほどの衝撃的な内容ではないし、 最後に著者自身が4月から始めた塾について書かれているなど 考えようによっては、早期英語教育ブームに便乗したとも感じられるが、 用いられているデータは一読の価値がある。 これから親子英語に取り組もうと考えているお母さんや、 インターナショナルスクールやプリスクールに関心のあるお母さんは 機会があれば、本屋さんや図書館で目を通してみてはいかがだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月12日 08時49分31秒
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