|
カテゴリ:英語教育-1
昨日は、小5の生徒から
「先生、英語で言うのが楽しいの」 という言葉を聞き、とても嬉しい一日になった。 年中から私の教室や他の教室で英語を習い始め、 小1から英文の暗誦をやってきたSとAのカリキュラムで学ぶ4、5年生が 今、ノリノリだ。 ノリノリの理由は、 昨年の秋から文法シラバスを導入し、 規則性を学ぶ合宿を経て、 自分の考えを英語で伝える 言語産出活動が始まったからだ。 もちろんまだ始まったばかりだし 母語でのコミュニケーション能力も高くないので、 英語も稚拙な表現しかできないが、 自分の伝えたいことを英語で伝えられる喜びを知った生徒たちは 一つの表現方法を覚えると、 それを使って、自分の頭に浮かんだイメージを いくつもアウトプットしようとする。 パターンプラクティスなど必要ない。 もともと私は、フラッシュカードやパターンを使っての イメージがない状態でのインプットは好きではない。 レッスンでも、単語カードをゲームに使う程度だ。 いくつ単語を知っている、言えるということは 幼児期には、大切なことだと考えておらず、 イメージを作る、ふくらませていく力をつけることを 心がけて指導しているのだが、 数年後に週に1回のレッスンで、このように伝えようという意志を持った言葉が あふれ出てくる状態になるとは、思っていなかった。 本当に嬉しい。 生徒達にも話したが、暗誦の家庭学習に対しての お母さん方の家庭での励まし、協力がなければ、 今の習得はあり得ないし、将来の到達レベルも違ったものになるだろう。 長年、辛抱強く見守っていただいた、親御さん方には感謝するばかりだ。 小学生の生徒への文法シラバスの導入は、長年行っているが、 導入時期、指導方法は、導入時の生徒の習得度によって大きく異なる為に、 導入後数年が経った生徒たちの習得度を見ながら 常にもっといい時期、指導法があるのではないかと 毎年マイナーチェンジを繰り返している大きな課題だ。 中学生に文法を導入するように、知識として 公式形式でインプットする方法を用いていないので、 習得度が測りづらかったのだが、 このクラスの生徒達が、導入から半年で、 今までの同時期の生徒達と比べて 遙かに活発な言語産出活動を始めたことは、 今後取り組みを進めていく上で大きな座標となった。 「英語が楽しい」から「英語で言うのが楽しい」と言い始めた このクラスの生徒達は、間違いなく数年後 私に新しいカリキュラムを書かせることになるだろう。 どのようなカリキュラムを私に書かせてくれるのか 今から、とても楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月13日 19時34分34秒
|