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カテゴリ:英語教育-1
このブログの内容は変わりますが、引っ越しはしません
mixiにつくる教室では、英語の指導法や、取り組みの そしてこのブログでは書けない、この日記に書いた内容の少し踏み込んだ部分を 後記として、週2回程度公開しようと考えています。 このブログでは、指導法や取り組み以外の 教室で起こったことや、生徒について感じたことなど、 私が勉強したことを、今まで通り綴っていく 2本立てでいきますので、よろしくお願いします 英語のストレスで円形脱毛症になった子 - 英語力より適応力が心配 なぜ、この時期に?という感じなのだが、 このところ入会の問い合わせが多く、 今週も水、木と幼稚園児のレベルチェックが続いた。 水曜日は、年中さんで、2歳の時から自宅でDWEで英語を始め、 現在、幼稚園の放課後にやっている英語教室に通っている。 右脳系の幼児教室で、4月から私の教室の生徒と同じクラスになり 私の教室の名前を聞き、英語を使って仕事をしているお父さんが、 私の教室のHPをすみからすみまで読んで、問い合わせをするように言われたという。 木曜日は、プリスクールに通っている年長さん二人 一人は、お母さんが、外国人でインターに入れることを視野に入れて プリスクールに入園したが、公立小学校に進学することにしたと言う。 英語力は、プリでも上位で、phonixも習得し、センテンス読みができ、 レベルチェックを担当した講師によれば、 英語圏で生活していた帰国子女というレベル。 小学校入学後はプリスクールのアフターへは行かないことにし 英語教室を探していたところ、やはり英語ができるお父さんが、 私の教室のHPに当たり、お母さんが直接教室に訪ねてきた。 問題なのは、一緒に来た女の子。 私の教室にも、クラスでできる女の子が通うというので、 とりあえず一緒に来ましたというタカビ~な感じで レベルチェックの時も 「うちの子できませんから」「うちの子できないんです」 と、固まっている我が子を横に連発。 確かに、もう一人の子との力の差は大きく、 phonixも規則性を理解しているとは言えず、 3文字の単語を答えられるのみで、 読めるというより羅列で覚えているといった感じだ。 本人を前にあまりに「できない」を連発する親にたまりかね 講師は、子どもにパズルで遊ぶか、本を読んだらとその場を離れさせ、 お母さんに、この年代で英語ができるとか、できないということは、 たいした問題ではないと、たしなめた。 そしてその言葉に初めてハッとしたお母さんは、 少しづつ疑問や本音を語り出したという。 両親ともに英語ができないので、 英語が話せるようにしてやりたいとプリスクールに入れたが、 入園してすぐに、子どもの頭に500円玉大のハゲができたという。 入園まで全く英語に触れたことのなかった彼女にとって わからない言葉が飛び交う英語だけの生活は 受け入れることができず、大きなストレスとなったのだろう。 他の子がいる前では、殆ど英語を話さず、 個別に話しかけると、小さな声でぼそぼそと答えると言った感じだ。 プリスクールでも同様の様子。 レベルチェック後、レベルチェックをした子どもたちを 受け入れるかどうかを話し合った。 年中さんは、年中さんのクラスに編入させることを前提に 来週のレッスンを体験することにし、 できる方の年長さんんは、小学生になるまで、飛び級システムがないので、 3月までは、来年のクラス枠の為に今年空かしている30分の隙間に プライベートクラスを設定することにした。 問題は、もう一人の年長さんだ。 日本人講師は、子どもが500円ハゲを作ろうと 貝のように縮こまっている姿を見ても 英語を話せるようにすることを最優先に考え 幼稚園や保育園への転園を考えないお母さんが 他のお母さんと上手くやっていくことができないし 私の教室の考え方を理解できないのではと 受け入れに難色を示した。 確かに、日本人講師の言う通り、 考え方が違うお母さんとは、二人三脚の指導はできない。 しかし、私は報告を受けて 子どもの貝のように縮こまってしまっている心が心配だった。 まだ年長さんでありながら、既にコンプレックスに押しつぶされている。 なんとか小学校入園前までに自信をつけさせて 新しい環境への適応力をつけてあげたいと考えた。 子供のSOSのサインに気づかない、このお母さんに 私たちのこの言葉が通じるかどうかわからないが、 とりあえず1ヶ月間、私の教室の同年齢のクラスに通わせて、 レッスン待ちをしている間に、他のお母さんと交流をもつことで、 お母さんの考え方を変えることと 子どもが、プリスクールではできなくても 他の環境で英語を習っている同じ歳の子たちに比べれば 自分はできる、ということを感じさせ自信回復へと導く アプローチを試みることにした。 後は、このお母さんが、こちらの提案を受け入れるかどうか…。 我が子に500円玉ハゲを作ってまで、英語を身につける必要も価値もないことを このお母さんには、理解してもらいたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月07日 11時59分24秒
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