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カテゴリ:英語教育-1
昨日、いつもこのブログをお読みいただいている方のお子さんの先生のブログを訪問して
とても共感できる内容が書かれていて、読んでいて嬉しくなった。 まだリンクの許可を戴いていないないので、 URLを載せられないが、 Adies先生と書けばピンとこられる方も多いと思う。 お恥ずかしいことに、訪問する前は 勝手に外国人の男性と思い込んでいた…すみません。 *リンクの許可を戴きました。 Adies先生のブログへはこちらから 実際にレッスンを拝見したわけではないが、 ブログに書かれている早期英語教育への取り組み方から 主催されているサークルで、生徒への思いがこもった素晴らしいレッスンを 行っていらっしゃると思う。 その講師がいい先生なのか、悪い先生なのかを判断できるのは、生徒しかいない。 生徒が良い先生だと感じるのは、指導法がいい、悪いではなく 自分を伸ばしてくれた、成長させてくれた先生だと思うか、思わないかだと私は思う。 その生徒に合った教え方をしなければ、生徒を伸ばすことはできない。 生徒に合った教え方をする為には、 その生徒をよく観察し、理解することが必要だ。 生徒への思いがこもっていなければ、真の生徒の姿は見えず正しい判断はできない。 と、前置きが長くなってしまったが、 昨日、Adies先生のブログにコメントを書き込ませていただいたら、 返信に英検についてどのように考えているか?、という内容のご質問をいただいた。 今日は、英検について書いてみたいと思う。 実用英語技能検定が英検の正式名称だが、 私は、「実用英語・技能検定」ではなく 「実用・英語技能検定」という認識だ。 英語力を正しくはかれるのかという点においては、はなはだ疑問だが 資格として英検は、実際に役立つからだ。 最近はTOEICもがんばってきて、大学の特別枠入試やAOの資格では 英検の独壇場ではなくなったが、 中学、高校には、まだまだその影響力は大きい。 都立の中高一貫校で(全てではない) 英検2級の取得が特別枠入試の資格になっているし、 英検3級を取得していると、書類選考はパスするなどと 一部の進学塾は言っている。(真偽の程は不明) 私大の付属小学校では中学校への内部進学の基準に 英検4級があったりする。 そして何と言っても、中学校で実施している唯一の英語の資格試験だ。 その高校入試への影響力は大で、 これも真偽の程は定かではないが、生徒や生徒の親御さんの話だと 内申点にプラス1~4が加算されると 塾や私立高校の説明会後の個人面談で語られている。 このような背景から、生徒や親御さんが英検取得に固執し、 英検準2級に合格すれば、内申点が上がって、 推薦してもらえるかもしれないの先生!、と言われれば 指導する側も合格させるしかない、と思ってしまうのである。 英検の策略に填るのは、悔しいが仕方がない。 私の教室では、英検取得を学校で自慢したことがわかったら、 その時点で退会させると生徒に厳しく言っているが、 英語を習っている子の中には、学校で英検取得を自慢する子もいて、 低学年の生徒でも英検の存在を知っているのが現状だ。 そして英検という「ニンジン」を勝手に自分の目の前につるして がんばる生徒がいるのも事実(笑) どんな理由であっても、自分から進んで英語を勉強することは 喜ばしいことではあるし、そのモチベーションを利用しない手はない。 英検対策の講習では、密かに、文法シラバスの導入準備を取り入れたり 語彙力アップのアクティビティをやらせて、 英語力そのものを上げることを取り入れている。 小学校1年生から暗唱のホームワーク(と言っても一日20分程度でたいした量ではないが) を行っている生徒のクラスは、全員がテスト前に対策を行うことで6年生時に英検3級、 同じ内容のホームワークを積極的にやっている生徒のクラスは、準2級に合格する。 もちろん中には、上級生が使用しているデーターベースなどで語彙を増やし もっと早く合格する生徒もいる。 (以前、このブログで書いたように2級は中学入学後まで受験させていない。) 準2級までは、三人称単数などの文法事項を理解させなくても 合格できると判断しているが、2級になるとかなり意識的に語彙を増やす指導が 使用教材を含めて必要だと感じている。 他の多くの資格試験と同じように 対策を講じた勉強をすれば、させれば 英検も必ず合格できるし、させられると考えるのは、 私だけではないと思う。 ちなみにもう一つの検定テストのTOEICだが、 こちらは合否ではなく、スコア方式で、 企業でも使われることがありビジネス色の強い出題が多い。 ただ、高校1年生になって何の準備もしない状況(試験日を忘れていた)にもかかわらず 予備校で強制的に受けさせられた生徒が、 600点台後半をマークしたことがあるし、 リスニングだけ練習したら、700点台を突破した高2もいる。 記述式ではないので、マグレ当たりもあるのかもしれないが、 なかなか面白いと思うようになった。 今年の後半から2級に合格した中学生が、TOEICと TOEICブリッジ(TOEIC 450点以下レベル)にチャレンジするので、 その結果が出たら、今度はTOEICについて書いてみたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月29日 17時51分44秒
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