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日曜日、久しぶりに、真面目な本?を読みながら
著者には申し訳ないが、笑ってしまった。 日本語力の磨き方 漢字というのは《表意文字》なので、 それを使うことに慣れれば慣れるほど 《表音文字》でできている英語から遠ざかります。 何を根拠に。(著者への不信感アップ) よく学問のない人の方が英会話の習得が早いといいますが、 それは漢字での読み書きをすることへの慣れの差が 大きな原因の一つとなっているのです。 このような話しは聞いたことがないし、 もしこの話しが本当であれば、 私より漢字の読み書きが、遥かに少ない夫の方が 英語がペラペラということになるが 夫は、英語が話せないに等しいレベルで止まっている。 「漢検なんか相手にするな」という作者の主張には 日頃から漢字だけ覚えさせて、使い方を学ばせない、 昨今の漢検重視の国語の指導について疑問を持っているので、共感するが、 著者の本音であろう漢字が日本語をダメにする説には反対。 漢字と英語を結びつけるのには、無理がありすぎ、 この本の「格」を落としてしまっているのは残念。 まず思考するということ自体を母語でしっかりと 鍛えることが最も重要なのです。 初期段階で、表面的に多言語に触れたからといって、 それで思考力を深めることにはなりません。 いわば、精神を耕すことができないのです。 初等教育段階では、とにかく精神を耕して、 あとでどのような種がまかれても育つようにすることが 肝心なのです。 など、頷けることが書いてあるにもかかわらず 初期段階で、表面的にでも多言語に触れておくことは、 伝達手段として習得する為には、とても大切だと私は、思っていますが…。 と、つっこみたくなってしまう箇所が多々。 小説でも、なんでこんな本読んでしまったのだろう、 時間を返して~! と言いたくなる読後感の悪い本はある。 私の頭が悪いのか、読み方が悪いのか、おそらく両方 日本語力の磨き方はさっぱりわからず、 「日本語」の大きな弊害、など、 日本語という言語の力の磨き方を語っている本なのかと首をかしげるばかり。 ひょっとしてこの本って 日本語力ブームに便乗しただけの本????? 今回、この本から学んだことは、 タイトルにある具体的な日本語の磨き方ではなく タイトルや帯に、共感して本を買ってはいけない! だった、 とほほほ… この本を読んだ方がいらしたら、 是非、感想をお聞かせ下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月03日 16時03分10秒
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