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夢先生の玉手箱-annex

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カテゴリ:英語教育-1
感染症が流行中
昨日は、年少、小1のクラスで、
手足口病、溶連菌感染症、プール熱で欠席者が続出した。
時節柄、さまざまな感染症が抵抗力のない年齢で流行しているようだ。
感染症を防ぐには、「病原体が体内に進入する感染経路を断ち切る」ことと、
「体内に進入しても病気を起こすまでに増殖させない」ことだと
保健所は指摘している。
手洗いの慣行と、抵抗力を落とさない食事、ですね。

金曜日は、私が担当している年少さんクラスで始まる。
お母さんが、お兄ちゃんの送迎でいなくなることが嫌でたまらず
号泣していたNちゃん。
昨日は、笑顔で「はろ~」と教室のドアを開けて、
すぐにお母さんが教室を出ていっても
「バイバイ」と手を振り、教室に入っていく。
ところが、その横でEちゃんが、ぐずってなかなか教室に入ろうとしない。
「お母さんがいないと嫌」と言う。
「どうして、泣くの?ちゃんと理由を言いなさい。」
私は、ここで教室に入ってしまったので、
お母さんとEちゃんのやり取りは聞いていないのだが、
歌とTPRが終わって、外国人講師だけのアクティビティが始まり、
教室を出ようとドアのところに行くと、
Eちゃんが、入りたそうにドアのところに立っていたので、
「Let's go!」と言って手を引いて生徒の輪の中に座らせる。
ときどき振り返ってドアのところにいるお母さんを見るが、
アクティビティに夢中になり、次第に振り返る回数が減った。

「NちゃんとKちゃんは、英語で答えられるのに
 Eは、できないから嫌だ。って言う理由なんです。」
Eちゃんは、保育園でも、「よくできる子」で通っているらしく、
同じ歳のNちゃんとKちゃんができて、
自分ができないことが、ショックだったらしい。
Nちゃんがクラスでちゃんとやることができるようになり、
彼女は、自分だけできない状況が嫌だったのだろう。
Nちゃんのお母さんは、英語育児を取り入れているし
Kちゃんは、小1のお姉ちゃんが私の教室に入る以前に
大手の英語教室で習っている時に一緒に教室に入っていたり
お姉ちゃんがしまじろうをやっているのを隣で一緒に聞いていたり、と
英語環境が整っていた。
ところが、Eちゃんは、お兄ちゃんが私の教室に通っているのだが、
お兄ちゃんがやっている英語の宿題を一緒に聞くことはなく、
彼女にとって英語環境は無いに等しかった、という差が
すでに年少でありながら、「よくできる」と他の子と比べられきたEちゃんは、
自分でも、自分を他の子と比べるようになっていた彼女には
「できない」が受け入れられなかったということだ。

歌、TPR、手遊び、読み聞かせを、クラフトなどのアクティビティを
講師→生徒というインプット主体で行うか、
フラッシュカードを多用するレッスンであればこのような問題は起こらないが、
生徒からアウトプットを引き出すような、インタラクティブな形で行うと
インプット量の違いから答えられる子、られないことで、
このような問題が生徒の性格によっては生じやすい。
インプットの主体を家庭に置いている私の教室では、
生徒をできない気持ちにさせないように、家庭での取り組みによって生じる
インプット量によるレベル差に対して、レベル別クラス編成で対応しており、
今回のことは、年少ということでサブ教材もメイン教材も始まっておらず、
起こってしまったという理由もある。
サブ教材やメイン教材の暗唱が始まれば、
それをベースに対話形式でアウトプットさせていくので、
答えられない質問が減り、できない気持ちにさせにくくなる。
年少だから大丈夫だろう、と考えた私が甘かったということだ。
さっそく年中から使用しているサブテキストの配布を
月末から行うことにする。

習得レベル差の問題は、英語育児などで、
家庭での英語の取り組みが浸透するに従って低年齢化し、
その差は、大きくなっていく。
親子英語に熱心に取り組むことで、
いざ、グループで同年代の子と交流を持たせる為に
英語教室に通わせようとすると
レベル合うクラスがなくてプライベートを勧められるというケースは
どんどん増えていくだろう。
実際、習得レベルを重視するということを考えると
グループレッスンという選択肢がある教室は限られてしまう。

レッスンが終わって、教室の外に出てきたNちゃん、
私の顔を見つけると、飛んで来て
「先生、お母さん、一人で泣かないでできたって褒めてくれるかな?」
「もちろん。先生もお母さんに、Nはちゃんとできたって言うよ。」
嬉しそうに笑いながら私の手を握るNちゃん。
すると、Eちゃんが、私のそばに寄ってきて
「先生、次は、泣かないでがんばります。」と
恥ずかしそうに小さな声で私に言うと、Nちゃんが、
「いっしょにねっ」とEちゃんに笑顔で声をかけた。
そのNちゃんの笑顔にEちゃんも「うん」と笑顔で答えた。
この二人の様子を見ていて、複雑になる一方の幼児の英語習得度に
どのように対応して受け入れの門戸を開き、学習環境を与えてあげられるのか、
又、その一方で1月に開講した親子クラスの持ち上がりの年少が定員になった為に
急遽6月に開講したこの年少クラスでさえ、
開講1ヶ月で同年代の英語学習経験のない子は受け入れることができない
という二極分化の現実への対応に頭を抱えてしまった。






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最終更新日  2008年07月06日 00時41分34秒



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