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テーマ:小学生ママの日記(28706)
カテゴリ:英語教育-1
連日、台風の影響でぐずついた肌寒い天気に
体調を崩しがちです。 皆さんもご自愛下さいね。 さて、昨日の続き…。 レッスン前に、他の生徒にSちゃんのお兄ちゃんであるH君が 今日は、参加するので、席をいつもと変えると告げ 兄H君と妹Sちゃんの席を離し、 レギュラー組が、家庭学習で暗誦してきた内容を ホワイトボードに書かれた文を参考に 英語で書き出している作業をしている間に H君をロビーのカウンターに呼び出し、話しをした。 「このクラスは、今いるクラスと違って 宿題も多いし、やっていることも難しいけど、大丈夫?」 「う~ん。やってみて難しかったら、元のクラスに戻る。」 と、くねくねしながら答える。 「やる前から、難しかったら元のクラスに戻る、って決めているなら このクラスでやっていくことを理解するのは難しいし 途中から入ってくるあなたを教える為に使う時間は 他の人が学ぶ時間でもあるの。 最初からできなかったら、と考えている人に 他の人が学ぶ大切な時間を使うわけにはいかないから 今のクラスのままでいいと思う。」 「えっ?」 「あなたに、もっと英語がわかるようになりたい、 上手になりたい、という気持ちがないのであれば このクラスにいても、わかるようにはなれないから。 教えてくれれば、できるようになるんじゃない。 できるようになりたいから、できるようになる。 先生は、できるようになる方法を教えるだけで できるようになるかどうかは、あなた次第だから」 しばらく俯いて考えていたH君だが、顔をあげて 「わかるまで、やってみる。」と、 小さい声ながらが、しっかりと答えた。 昨日、指導してみてわかったことだが、 お母さんが英検に合格させたいと 英検対策の問題集を使って中学生が学ぶように文法事項を 中途半端に入れてしまった為に 文法理解を言語産出能力を促すレベルで使うことが 難しくなってしまったなどの問題が判明。 指導する側としてのクリアしなければならない課題は多い。 しかし、本人が妹に負けたくない、という理由だったにせよ わかるまで、やってみる、という 気持ちが出てきたことは、彼にとっては伸びるチャンスでもある。 このクラスでチャレンジさせることに。 ただ、外国人講師の時間は、 フィリピン人のお母さんを持つ生徒やら おしゃべりな女の子がいるので、 なかなか自分から話すことができない彼には、 厳しい時間だったようだ。 外国人講師の時間だけ、元のクラスで受ける、という 選択肢も用意しておくことに。 迎えにいらしたお母さんと話しをしていたら、 レッスンを終えたH君が近寄ってきて 「本当に大丈夫なの?」とお母さんに尋ねられると、 幼児や低学年の子どものようにお母さんの背後にくっつき、 隠れながら甘える仕草を見せた。 お母さんが、慌てて手をひっぱって、前に向けて 「大丈夫なの?」と再び問い正すと 「うん」と下を向いて答える。 「弟」と見られても仕方のない彼の仕草に また新たな不安を感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月30日 14時22分41秒
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