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夢先生の玉手箱-annex

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カテゴリ:英語教育-1
今朝から二泊三日で生徒達と南房総の研修所に来ています。

今週の木曜日からスタートしたサークルでの夢玉流親子英語講座で
サークルデビューを果たした。

サークルは自宅を教室として使えない指導者にとっても、
敷金や礼金、または保証金を払って教室を確保することなく
手軽に始めることができる。
しかし、その裏には、教室では考えられない
様々な制約の壁が存在していることを
サークルで教えてみてわかった。

幸い私は生徒集めや会場確保などに煩わされることなく
このブログの読者が中心となって設立したサークルなので
誰でも参加できるという形ではなく、
規約なども作って意識の高い参加者を集めていただくなど
とてもいい条件でやらせていただいているが、
教室と全く同じというわけにはいかない。

まず、公民館を使用しているので
参加費に対して制限がかかる。
許される範囲内で教室と同じ指導をまかなうには、
参加人数を多くしなければならない。
参加者が多くなればなる程、
教室と同じような継続性を持ったレッスンを行っていくことが難しくなる。
今回は、月1度6回の講座ということで、
採算を度外視し、外国人講師と日本人講師、そして私と
3人の講師がレッスンに係わっているが、
日本人講師と私は固定給なので、
パートの外国人講師にかかる費用と交通費が出ればいいとし
参加人数を教室並の6人(体験者はプラス2名まで)にした。
しかし、講師が個人でサークルを運営する場合は、規定内の金額で
時間当たり3500円から5000円はかかる外国人講師(ネイティブ)の費用と
自分の時給を出すことは難しいと思う。

そして、私が採用している指導法、ナチュラルアプローチ法では、
指導環境、すなわち教室そのものが教材であり、
生徒が目にするものすべてを教材として
レッスンを展開していく。
しかし、決まった教室を確保している英語教室とは違い
サークルは公民館、公の会場の部屋を借りてその場だけ教室として使う。
当然、その部屋にはホワイトボードくらいの備品しかなく
教室と同じレッスンを行おうとすると
教室で使用しているものを運び入れるという作業が必要になる。
今回もぬいぐるみ、ハロウィーンの飾り付け、
絵本と段ボール二つ分の荷物とキィーボードを運び込んだ。

車と人手がなければ、カードを多用する指導に変えなければならず
どうしても、インパクトに乏しい、こじんまりとしたレッスンになり、
集中力の乏しい子や運動量の多い子をコントロールする為に
アクティビティの数を増やすという手段を用いることになる。

私が狭い教室を嫌う理由の一つが
最も大切な安全を確保する為に指導方法が限定されてしまうことにある。
実教室で幼児に使っている教室は、30畳以上ある。
創意工夫では補えない物理的な部分があることを
いろいろなサイズの教室で教えていた修業時代に学んだ。

振替受講のシステム、
当日キャンセルされた場合の対応など、
教室とは異なった考え方を要求される。

どうすればいいのかと、うだうだと悩んでいたら、
「夢先生、サークルと教室は別ですから
 教室と同じことはできません。」と
サークルで教えている方に、きっぱりと言われてしまった。

教室と同じことをサークルでやろうとすることが無理ということだ。
でも、教室という枠組みでしか指導をしたことがない私には
どう折り合っていってのかが、さっぱりわからない。
あれこれ考えているうちに、考えることに疲れ
まだ一回目が終わったばかりだと言うのに
早くも、サークルでの指導は6回で終わりにして、
教室にしたいと考え始めた。

「採算取れるんだったら、教室を始めてもいいよ」
と、経理を担当する夫の冷ややかな声。

こうなったらなんとしても教室にしてやる、
と鼻息だけは荒い羊になった。(爆)






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最終更新日  2008年10月11日 19時20分56秒



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