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テーマ:中学生ママの日記(17702)
カテゴリ:中学生
三連休に行われた英検対策の宿泊研修に参加していた
私立と都立の中高一貫校に通う生徒二人が休憩時間に 先生、理系に進むか、文系に進むか決めなくてはいけないけど どちらに進んだらいいでしょうか?と尋ねてきた。 実は、この二人その時にやっていた英検の過去問の解き方に 進むべき道が現れていた。 Aちゃんは、語彙力以上の長文問題を国語力で読みこなすタイプで イメージできやすい内容の問題だと、さーと読み高得点を取るが、 イメージがわかない内容の問題だと、まったく読めない。 習得した文や語彙を会話でも使えるが 英語を論理的に考えることをしておらず、 数学も苦手だし好きではない、典型的な感情的思考タイプ 一方Mちゃんは、こうなって、こうなってと論理的に考えながら 応用力で問題を解いていくタイプで、 問題によって点数の上下はない一方 辞書を使ってわからない語彙をなくしても 長文を読み違えてしまう。 「Mは、数学と国語、どちらが好き?」 「できなくてもいいんですか?」 「できる、できないは関係なく、どちらが勉強していて楽しい?」 「できないんですけど、勉強していて楽しいのは数学です。」 「古文は?」 「大嫌いです。」と苦笑いをしながら即答。 「やっぱりね。そうじゃないかと思った。 今年を卒業して薬大に推薦で進んだ子や 看護大に進んだ子、理系が得意だった生徒たちと 英検の問題の解き方に同じような特徴があったらから、 そうじゃないかなぁ、って思ったの」 「理系で英語ができるというのは、大きな強み。 理系に進んだ先輩達は、みんなそう言ってるよ。 好きなものを勉強する方が楽しいでしょ? それに理数系から文系には簡単に転向できるけど、 文系から理系に転向するのは難しいと思う。」 「学校の先生もそう言ってました。」 「とりあえず、好きなことを楽しく勉強してみたら? やっぱりダメだとなれば、文系に転向すればいいだけだし。」 「はい。理系で出します。」 Aは、他の英語教室、MはDWEとそれぞれ幼児期から英語を始め 二人とも1年生になると同時に私の教室に通い始めた。 中学受験準備で半年ほどMがグループレッスンから プライベートレッスンに変わった以外は、 ずっと二人は同じクラスで同じ指導を受けてきた。 習得レベルは同じなのだが、思考タイプによって 理解の仕方が全く異なるのは本当に興味深い。 この感情的思考と論理的思考は、生まれながらに分かれているのだろうか? それともトレーニングで作られていくのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月22日 11時54分17秒
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