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カテゴリ:英語教育-1
Aides先生がブログでかけ流しについて書かれていた。
"かけ流しについて" かけ流しについては、以前私もこのブログで取り上げたが 今回Aides先生が、かけ流しについて書かれたこと 早期英語講師という同じ立場で 私も同じ思いでいる。 かけ流しが英語習得に有効かどうかというより、 ○○○時間かけ流せば、英語が話せるようになる とする根拠はどこにあるのか。 私は、薬事法が適用される分野であれば、 明らかに違法と判断される表現だと、考えている。 英語を指導することを生業としていれば 家庭で我が子に教えている方の数十倍の事例にぶつかり その方達が抱えている悩みを知ることになる。 このブログを通して私のもとに親子英語、 英語育児をする親御さんからメールやメッセージで寄せられた お子さんの英語に対する質問や悩みをたくさんいただき、 家庭での取り組みを教えていただくが、 それは多くの方が0歳児の時から、 同じ教材を一日5時間から8時間かけ流し ○○○時間以上、かけ流しをしているのに 話せるようにならない、と 自分の取り組み方が足りないのか、悪いのかという 悩みを抱えていた。 Aides先生は、極端な例を敢えて書いた、と書かれていたが 希なケースというわけではない。 ○○○時間という数字がある為に 起きている時間の殆ど、 そのCDが流れるという状況を作ってしまう もしその数字に全く根拠がないものだとしたら その数字を出すことで親を煽りたて 子どもがその犠牲になっているのなら… Aides先生は、早期英語教育に携わる者として 危惧し、今回ブログで警鐘を鳴らされたのではないだろうか。 hear: to know that a sound is being made, using your ears listen: to pay attention to what someone is saying or to sound that you can hear (ロングマン現代アメリカ英語辞典より) 一口にかけ流しといっても、聞き手の状況によって hearなのかlistenなのか異なる。 言語習得の基盤となる聞く力、 listenを円滑に行う為のトレーニングがhearの状況を作ってやること つまりAides先生がブログで書かれている『かけ流し』であれば、 言語習得には有効な手段だし、 母語である日本語をお母さんの語りかけで習得していくように 0歳児である我が子に英語のCDをかけ流す。 とてもよくわかる。 しかし、よく考えて欲しい。 早く母語を習得させたいと、乳幼児に 1日何時間も日本語で語りかけたり、 CDをかけ流したり、DVDを見せたりするだろうか? これは聞かせる目的listen状態でのかけ流しでも同じ。 『仏作って魂いれず』 mixiの夢玉教室でも書いたが、 0歳から6歳までがよい時期なのは 日本語や英語などの言語習得だけではないことを 頭に入れておいていただきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月08日 16時23分21秒
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