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カテゴリ:英語教育-1
昨日からの3日間は、
都内の私立中学を本命校として受験する生徒たちの正念場 大学受験生たちも試験に臨む。 ここまで来たら十分な睡眠を取り 集中し醒めた頭で問題に取り組み 本来の力を出せることを願うだけだ。 私の教室のトップカリキュラムで学ぶ生徒の 大学受験に対しての修得は 高2終了時で苦手分野の克服を含め 高校での学習範囲は終了し センターレベルのテストで80%以上 模擬試験では偏差値65~70程度。 (このあたりは語彙力と国語力によってばらつきがある) そして残り1年を志望校対策にあてている。 来年、東京外語大を受験したいという高2がいるので 先日、大型書店に出向いた際に 問題傾向と対策が書かれた問題集を購入した。 その名もずばり 東京外大の英語 しかし自宅に向かう電車の中で目を通そうと 表紙を開いて唖然とする。 目に飛び込んできたのは、世界史の問題 間違えて買ってしまったのかと思い 慌てて表紙を見るも、 東京外大の英語、とちゃんと書いてある ?????? 1/3ほど読み進めてようやく英語についての記述が始まり そして今度は!!!!!!となった。 40行程の日本語の文を200語程度の英文にまとめる要約形式の英作文 リスニング問題でも、設問も日本語なら解答も日本語で という問題もある。 英語の長文問題に日本語で何文字で答えよ、 という程度のものは他の大学でも見られるが、 これだけ日本語で答える設問が多く コミュニケーション力の質が問われることに驚いた。 「言葉をとおして」世界の平和的共生に貢献できる 人材を育成することを目指している東京外語大が 受験生に求めている力が問題から見えてくる。 4歳までに子どもが習得する母語の語彙数は5000に達し 言語体系の中の基本的な文型をも獲得、 7歳までに徐々にその使い方を広げていく という言語習得の専門家の指摘もあり、 将来必要とされる力を考えれば 親子の対話でコミュニケーション能力を育てながら 確固たる母語の基盤を築くことが 幼児期に優先すべきことの一つであることは間違いないだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月02日 19時40分19秒
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