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カテゴリ:英語教育-1
この時期は、いろいろな英語学習経験を持つ子どもたちが
お母さんに連れられて実教室にやってくる。 先週も昔お世話になった方の娘さんが5年生のW君を連れて 実教室に体験に訪れた。 お世話になった方が自宅で公文式の教室をやっていらしたので W君にも幼い時から英語も他の教科と同じように 自宅で教材を使ってやらせ、教材では話すことが学べないと 3、4年生の時には近くの外国人講師が指導する英語教室にも通わせたが ゲームばかりで進歩が見られないので辞めたという。 事前のレベルチェックでリーディングの能力に比べると 極端に聞く、話すレベルが低いので 上から4番目のカリキュラムで学ぶクラスなら 編入が可能ではないかということになり、 先週そのクラスを体験し、宿題も持って帰った。 昨夜、高校生を指導する為に再び教室へ お母さんと一緒にロビーで担当講師と話しをしていた。 一週間がんばってCDを聞いたものの、単語しか聞き取ることができず 難しい、やりたくない、とべそをかいている。 担当講師がリスニングの大切さや、完璧にできることが大切なのではなく やり続けることが大切なのだといくら言っても、明るい返事が返ってこない。 「英語を学ぶのは楽しい?」という私の問いに首を横に振る。 「どうして?」と尋ねると即答で 「むずかしいから、わからないから嫌」という返事が返ってきた。 「前に通っていた英語教室も嫌だったの?」 「嫌だった」 この答えにお母さんも驚いていた。 「お母さんに嫌だって言ったことがある?」 首を横に振る。 「どうして?」 「怒られるから」 幼い時から英語も国語や算数と同じように自宅で公文の教材で 学習してきた彼にとって英語も他の教科と同じく勉強であり、 予習復習の習慣はしっかりとついている、と おしゃっていらしたので、 他の教科は、わかるし、できるのに 英語は、外国人講師の言っていることがわからず、 できないし、どうやってやればできるのかがわからない これをやっても、できるようになるとは思えないから やりたくない、というW君の気持ちも理解できる。 早期教育に否定的な教育者が指摘している事実 早期教育を受けてきた子どもたちは、 早くわかる、できることを求め、 ある時期から伸びなくなることが多い。 そのものだからだ。 同じ5年生でも先月からプライベートで初めて英語を習い始め 1年生の弟と同じ宿題を四苦八苦しながらも 聞き取れるようになっていく過程を「できた!」と楽しみ 英語が楽しいと言っているMちゃんとは大きな違いである。 そして1年後どちらの英語力が優れているかはわからない。 早く始めればいいというものではない。 始める時期だけが重要視されているが 指導法や修得させていく過程(継続)も 同じくらい重要であり、始める以上に難しいのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月18日 14時07分16秒
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