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テーマ:小学生ママの日記(28710)
カテゴリ:子どもとの係わり方
昨日で夏期講習が終わり、12時間のクーラー地獄から開放され
南房総の家でのんびりと過ごしています。 mixiの会員制のブログでも書いたのだが、 近年、年齢が上がっても思い通りにならなければ、 イライラして、すぐに泣き出したり 投げ出したりする子が増えてきたのと同様に 一人称の世界観しか持てていない子が増えてきたと感じる。 周りが見えておらず、思考の中に 自分以外の人が存在していないのである。 それゆえ自分の行動や言動が 周りの迷惑になっていることがわからない。 育つ過程で、何が人の迷惑になるか、 何が人の気分を害するかを教えられずに 育った子どもは不幸である。 しかし、親が子どもを叱るときは、 1.子どもが自分や周りを傷つける可能性のあることをやっている時 2.周りの迷惑になる言動や行動がある時 3.親の言うことをきかない だいたいこの3つの状況下であり、 多くの親御さんは叱ることで 何が周りの迷惑になるかは教えているはずである。 ところが、専門家は、1以外の状況ではその場で叱るのではなく 会話によって子どもに冷静に正確に伝えなければならない とし、この冷静さがあるかないかで 子どもの受け取り方は大きく違ったものになるという。 母親に叱られた子どもに対して 「今、何故叱られているの?」と聞いたら 「お母さんはお腹が空いているんじゃないの」と 答えた子がいると専門書に書いてあったが、 実際、私も、周りの他の生徒に対して迷惑な言動をした為 お母さんに叱られていた生徒に授業が終わった後、 何故、お母さんに叱られたかわかる?と尋ねたら、 「わからない」 という答えを聞いたことがある。 お母さんは目の前で怒りながら 何故、いけないかを子どもに向かって 繰り返し言っていたにもかかわらずだ…。 お母さんの言葉は子どもに届いてはいない 流行の言葉で言えば、子どもはお母さんの言葉を スルーしている。 幼いころから、しつけと称して小言を言われて続け 叱られ続けることで、親子のコミュニケーションは断絶する。 と専門家が指摘している通りの状況である。 もちろん、一人称の世界観が形成されるには 幼児期に幼稚園などで社会性の芽が育たなかったなど 他の原因も考えられるが、 親が厳しく叱ってきた裏側で、親の言葉をスルーし続け 悪気はなくても、それが周りの迷惑になることを知らずに成長し 人とうまく折り合いをつけられなくなることは 成長していくごとに大きなマイナスになるだろうと 心配になってしまうのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月22日 22時54分01秒
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