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夢先生の玉手箱-annex

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「家にいるとお母さんがうるさい」
「一日中、子どもを怒ってばかりで嫌になります」

夏休み期間中は、幼稚園や学校がないので
お母さん、子ども双方が家庭で煮詰まっている(笑)

親は叱ることと怒ることが違うと頭ではわかっていても
叱っているうちに、結局怒ってしまい
叱る目標が達成できない場合が多いと専門家も指摘している。

私たち指導者には、生徒を「怒る」という行為は許されていない。
なぜなら「怒る」という行為には「怒り」があり
その怒りを使って生徒を自分の言うことをきかせても
教育的効果がないからである。

私たちにとっては「叱る」という行為は
生徒にとって学びの1つの機会「指導」でなければならない
と、私は考えている。

私は、年長から2年生までの間
頭ごなしに悪いと責めるのではなく
自分の行った行為や言動の何故悪いのかを認識させ
どうするべきかの選択肢を提示し
生徒に判断、結論を出させると言う話し合いをする。
そして同じ内容の「話し合い」は二度と行わない。
まず、私が大切に考えている価値観と枠組みを理解させ
枠組みから外れた行為や言動をしたと
自分で気づけるようにすることが目的である。

その結果、3年生以上の生徒たちを「叱る」ことは
ほとんどない。
枠組みから外れたことを、
アイコンタクトで知らせれば
自分で気がつき、行動する。

自分に対して一方的に小言を言ったり、
理由もわからないのにしょっちゅう叱る人の言葉を
聞く気になれないのは、大人も子どもも同じだろう。

もちろん家庭と教室
お母さんと先生という違いはあるが、
専門家が言うように、責めるのではなく
子どもの言動や行動がどのような影響を
周りに及ぼしているかを伝え
○○しなさい、ではなく、
選択肢を与えることで、
子どもに納得したという意識を
持たせることができ、
一方的に「怒られた」という感情を持たせないことは
いざという時に子どもを励ますことができるための
信頼関係を築く為に
必要なことの1つではないだろうか?





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最終更新日  2009年08月24日 14時12分56秒
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