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夢先生の玉手箱-annex

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カテゴリ:英語教育-1
昨日でこのブログのアクセス数が10万を超えました。

昨年の2月にこのブログを始めた時は
6桁のカウンターに数字が並ぶなど
想像もしていませんでしたので、
こうして数字が並んでいるのを目にすると
改めて多くの方にご覧いただいているのだと
感激しております。

ありがとうございます。

さて、今日もこちらの本から


対話力

30代のサラリーマンを対象とした調査では
職業生活で大切だと思うものの
一位が対話力で、二位が教養という結果だったという。

彼らは学校で、できあがった知識の体系は教えられてきましたが、
知識を獲得する方法は教えられてこなかった。
だから社会にでて、人と会って話しをすると、
いかに自分に教養がないかと
思い知らされるわけです。
しかし、それを獲得する方法は教えられていない。
将来、自分が40代、50代になって、
教養不足が自分の欠陥になるのではないか、
と不安になっているようです。


と久恒教授が言えば、樋口教授は教養と対話力について
このように語っている。

教養についていえば、若い人に知的好奇心がなくなったことも、
対話力低下の原因だと思います。
知的好奇心がないから、教養が身につかない。
物を知らない、知ろうとしないということです。
だから人を説得できないし、対話ができない。
他の価値観との出会いに対して魅力を感じない。
インターネットやゲームに依存して、
閉じこもっているのは、まさにそうです。
異文化、異世代、異業種の人たちと出会わなくなってしまった。
もう1つは、他の価値観に出会う必要がなくなった、
つまり対話力を獲得する必要がなくなった、
ということがあると思います。


先週mixiで書いた子どもたちの言葉の力の低下を問題視するなかで

子どもたちは学習の意味や価値を見いだしておらず、
生涯学習につながる本物の学習意欲が育まれていない


という認知心理学の専門家の言葉を紹介したが、
樋口教授だけではなく、二神氏の考えにも共通していると感じる。

対話力を構成するものとして私が重視している論理力というのは、
基本的には何かを獲得する力です。
うちの子どもの場合でいうと、小学生の頃だったか
「携帯電話を買ってくれ」というわけです。
そのとき私は、「だったら親を説得してみろ。
欲しいのなら、その理由を納得できるように話してみろ」
と言ったのです。
いちおう小論文の先生ですから(笑)
そうしたら、一生懸命話すわけです。
こういうとき、こうだから必要、という具合に。
何かを獲得したいときに、
自分と違う価値観の人を説得する必要が生じて
その結果、自然と論理的に考えるクセが身についてくる。
対話力を磨こうとするわけです。


私も父親に欲しい理由を伝えて、
父親を納得させられなければ
買ってもらうことはできなかったので
何かを獲得したいときに相手の理解を得ようと、
必死になって考え説明するというのは
とてもよく理解できる。(笑)

フィンランドメソッドにミクシ?(どうして?)
という質問攻めにすることで
自分の発言を客観的に見つめさせて
論理力をつける指導法がある。

家庭で我が子の対話力を磨こうと
意気込まなくても
対話力を磨く機会は
生活の中で山のようにあるということだ。

実は今日、6年生の一人の生徒にお説教というか
話しをすることになっている。
ミクシ?とともに樋口教授が
論理的な受け答えの構文としてあげている
「確かに…、しかし…」を使って話してみよう。






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最終更新日  2009年10月05日 14時05分54秒



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