|
カテゴリ:英語教育-1
教師(数学)を目指している高校2年生のD君が
帰り際に突然 「先生、ウチの親ってモンスターぽいですよね?」 と言い出し D君のお母さんは、小学校のPTA副会長を務めるなど 熱心なお母さんではあるが決してモンスターではなく D君のこの発言は、モンスターペアレントの実態は知らなくても その存在が教師を目指す生徒達の 大きな不安材料となっていることを窺わせる。 首都圏の教員採用試験の倍率はここ数年下がり続け 中学で2.5倍、小学校ではとうとう2倍を割り込んだところもあるという。 一般企業では7倍以上の倍率がないとよい人材は集まらないと 言われている中、この倍率はかなり厳しい数字だと言える。 平等という言葉を振りかざして 我が子を舞台の中心(主役)にと要求する親 主役の衣装でなければ練習したくないとゴネる我が子を 我慢しろと叱るのではなく、園になんとかしろとねじ込む親など、 我が子可愛さに社会性に欠けた理不尽な要求をするのが モンスターペアレントである。 主役より脇役に回ることの方が多いのが現実である。 脇役を認めない一方で主役ではないポジションにいる親を 子どもは尊敬できるのだろうか。 そして、主役ではない自分を好きになれるのだろうか。 モンスターが蝕んでいるのは、 学校だけではないような気がしてならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月23日 13時44分04秒
|