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カテゴリ:英語教育-1
例年、新年度の第一週目は、新しいスケジュールに
生徒も親御さんも講師も慣れていないので 緊張するのですが、 今年は、第二教室、新しいスタッフ、新プログラムと 未経験の要素が加わって 嵐のように過ぎていきました。 自立学習を獲得するプログラムでは、 低学年の参加者に一日の行動を表に記入する取り組みを行っていて 起床時間と朝、自分で起きたどうかを記入する。 高学年になっても 「言わないと宿題をしない」 とこぼされる親御さんに 「朝、自分で起きていますか?」と尋ねると 「起こさないと起きないんですよ」 という返事が返ってくることが多い。 このように答える親御さんは、 これではいけない、と思いつつ 子どもを遅刻させないのは親の責任だと考えて 起こしているのではないかと感じる。 子どもの心のコーチング 先日子育てサークルの友人から 「夢と同じことを考えてる人がいるから読んでみて」 と、貰ったこの本に、 この問題について、下記のように書かれていた。 子どもが起きられずに学校を遅刻し 皆が着席している教室の中に1人で入る そして先生に注意されるという居心地の悪さを経験した場合 どうしたら自分で居心地の悪い思いをしないですむかを考え、 行動することによって 自分が行動を変えることで結果が変わることを学ぶ つまり、自分が原因を変えることで その結果さえも変えることができることを学ぶ しかし、親が起こして遅刻した場合は、 「お母さんがもっと早く起こしてくれなかったから」と 居心地の悪い思いをしたのは、お母さんのせいであり 自分は被害者だと考えるので、 原因を自分で変えようという考えには至らない。 「もっと早く起こしてくれなかったから」と言われた親のほうも 「何言っているの。自分で起きなさい」と反発はするものの、 次の日もまた子どもを起こします。 子どもを遅刻させないのは親の仕事だと考えるからです。 こうして子どもは立派な被害者へと育っていきます。 被害者は自分の体験は自分で変えられることを知りません。 とても無力な存在です。 原因を考える努力をするかわりに誰かを責めます。 その責めを引き受けてくれる人がいるかぎり 被害者は自分の人生を自分で変えようとはしないのです。 次回もこの本から菅原裕子氏のアドバイスを紹介したいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月13日 18時43分26秒
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