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カテゴリ:子どもとの係わり方
昨夜、区内の小学校に昨年から勤め始めた卒業生が
ふらりと教室にやってきて 今年は、念願のクラス担任を拝命し 区内でも1、2位を争うほど、平和な小学校ということもあって 毎日がとても楽しいと嬉しい報告をしてくれました。 小学校1年生から10年上見続けた生徒たちが社会人となり 社会という同じ土俵で活動する姿は とても大きな喜びと力を私に与えてくれます。 ありがとう 今日も菅原氏のこちらの本から 子どもの心のコーチング ヘルプは親の自己満足、子どもの人生を横取りする行為と言う菅原氏は、 サポートを親から子への「最高の贈り物」だと述べている。 みなさん、一度は植物を育てたことがあるでしょう。 小学生のころ、朝顔の観察日記をつけました。 種をまき、芽が出て、成長し、花をつけ、 来年のために種をとるまでの観察をしました。 種に土をかけて、日当たりのよいところにおいて、 水を与えるだけで、朝顔は立派に育ちました。 朝顔が必要とするすべての情報は、 種の中に宿っていたからです。 私たちがしなければならなかったのは、 環境を整えることだけでした。 人間の子どもも同じです。 子どもは時間をかけて自分の知っていることを 発見していきます。 自分の力で生きることを学べるように、 親が環境を整えてあげれば、 子どもは自分の中にある知恵を 芽生えさせることができるのです。 サポートは、「ああしなさい」「こうしなさい」と 逐一子どものするべきことを指示することではありません。 子どもが自分で学び、発見できるよう、 親が子どもの邪魔をしないことです。 子ども人生を子どもにまかせていくことです。 「甘やかす」というのは「甘やかし」であり 子どもが自分でしなければならいことを 親がかわってやる「ヘルプ」 子どもの心を育てる「甘えを受け入れる」行為は サポートであり、 親の欲求にもどづく「甘やかし」とは まったく異なる結果をもたらす と、菅原氏は書いている。 十歳くらいになると、子どもは精神的にも肉体的にも 大きく変わり始めます。 思春期の入り口に立って、いろいろな意味で自立を始めます。 このころになってはじめて、 それまでの子育ての成果が見え始めます。 サポートされて育ってきた子は、 自立の準備が充分にできていますから、 引き続き親のサポートがあれば、 健康的に成長していきます。 ヘルプされて育ってきた子どもの問題が表面化するのは、 小学校入学からこのころです。 このころになってはじめて、 親は自分のやり方を見直すことになるのです。 子どもが差し出してきた手を ほんの数秒握ってやることで 子どもは癒され、自信を回復する。 そう考えて、先を急ぎそうになる足を止めるお母さんが 増えることを願ってやまない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月23日 11時51分21秒
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