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カテゴリ:子どもとの係わり方
夢玉の森で、先週から書いているテーマは個性
人は、特に子どもたちは、 どのように自分の長所と短所を どのように認識していくのだろうか? 心理学者によると 社会学者のクーリーは、 自己というのは、社会的に形成されるものであり 他者の目に写ったものが自己であるとして 鏡映自己という概念を提起し 子どもたちは、生まれつきの自己像を 持っているわけではなく 小学校時代を通して 身近にかかわる他者 親や教師などの大人の言葉で 長所や短所など自己認識を進めていくという。 親から「あなたは、だらしない子ね」と 叱られることが多い子は、 自分は、だらしない性格だと思い 先生や友人から、「あなたはやさしい子ね」 と言われたり、やさしい態度や行動を感謝される経験を 重ねることで、自分は、やさしい性格だと思うようになる。 せめて人並みにと思うあまり 否定的な言葉ばかり 我が子にかけていないだろうか? じっくりと考えて行動する子は、 慎重であり、優柔不断でもある。 このように私たちが持っている素質には もともと良いも悪いもなく 自分のもつ性質を強みとして意識することによって 自分の中に長所が作られていく。 とくに幼児期から児童期においては、 親や教師といった身近な大人の影響力は非常に大きい。 自分のちょっとした言葉かけの影響力の大きさを 自覚しておきたいものである。 この心理学者の指摘は 子どもたちに言葉をかける機会が多い私にとっても とても重いものだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月31日 17時28分50秒
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