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いちご*いちえ

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2007年09月17日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

「あらすじで楽しむ世界名作劇場」 (日本テレビ系列 19時~)を見ました。
途中から見たのですが、あまりの面白さに最後まで釘付けになってしまいました。

この番組は、有名人に世界の名作を手渡し、最後まで読ませて
その名作の登場人物を演じさせ、作品を紹介するというもの。

紹介された作品は

「ジキルとハイド」 (ロバート・ルイス・スティーヴンソン)
「人間失格」 (太宰 治)
「アンナ・カレーニナ」 (トルストイ)
「蹴りたい背中」 (綿矢 りさ)
「地獄変」 (芥川 龍之介)

残念ながら、私はどの作品も読んだことはないのですが、
あらすじだけではなく、作品にまつわる背景なども興味深く、
全て読んでみたいと思いました。

中でも太宰治の「人間失格」は、夏目漱石の「こころ」と並んで、
日本文学の最高傑作なんだとか・・。
作者の自伝的要素が強く、
この作品を書き上げた直後に自ら命を絶った遺作なのだそう・・。

幼少の頃から、人間観察に鋭く、そのうち人間不信に陥った主人公は、
同級生の前でも真実の自分の姿を見せることなく、
見せ掛けの自分を演じていた。
やがて成人になっても、酒におぼれる日々。
そんな中で知り合った心を許せる女性。
ところが彼女には獄中に夫があり、「死にたい・・。」と漏らす。
「いっしょに死のう。」と入水自殺を図るも、主人公だけが生き残ってしまった。
その後も薬物にたよる生活が続き、
やがて鉄格子のはめ込まれた病院へ強制収容され。。。もはや・・人間失格。。

その昔、「読みたい本が多すぎて、残された人生では読みきれない。」と
話していた知人がいましたが、「そのうちに・・」と思っているうちに
貴重な日々は過ぎ去っていきますものね。

秋の夜長、早速読んでみるとしましょう。

         「人間失格」(新潮文庫).jpg
                  (新潮文庫)

 

 






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最終更新日  2007年09月17日 23時02分02秒
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